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2017-03-14 01:25:40

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診療マル秘裏話  号外Vol.545 平成28年5月11日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)DNAメチル 化情報を日本人100人規模で高精度解析
2)iPS細胞とロボットスーツHALを併用し脊髄損傷を治療

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 DNAメチル 化情報を日本人100人規模で高精度解析

 
 
 
 
 
 
 
東北大学と、岩手医科大学の
研究グループは、エピゲノム(
遺伝子修飾情報)の一つである
DNAメチル化情報を日本人100人
規模で高精度に解析しました。
DNA メチル化は細胞分化の中心
的役割を担い、喫煙、飲酒、ス
トレスなどの環境要因によって
異常が起こり生活習慣病、ガン、
うつ病などの疾患を誘因すると
されています。解析結果の一部
をゲノム(遺伝子情報)、トラ
ンスクリプトーム(遺伝子転写
情報)と合わせた3層オミック
ス(網羅的生体分子情報)参照
パネルとして公開し、これらの
情報を活用した共同研究も募集
します。

エピゲノムは、ゲノムの塩基
配列を変えずに周囲(エピ)を
修飾することで遺伝子の発現を
制御する仕組みの事です。DNA
メチル化はシトシン(C)塩基
にメチル基が結合する状態で、
同じ遺伝子でもDNA メチル化の
箇所の違いによって分化の方向
性が変わります。

研究グループは、協力者から
血液の提供を受け、98%以上
の純度で分離した単球とヘルパ
ーT細胞(CD4陽性Tリンパ
球)を対象に、解析しました。
この結果、2400万カ所のDNA メ
チル化部位を同定、個人や細胞
ごとの違いを明らかにしました。
今後、公開した参照パネルデー
タを基準に疾病に起因したエピ
ゲノム異常を特定したり、環境
要因との因果関係解明につなが
ることが期待されます。

日本人を対象にDNAメチル
化の状態を個人ごと、細胞ごと
の差異を大規模、網羅的に調査
したのは今回が初めてという事
です。 これは東日本大震災の
復興支援事業である東北メディ
カル・メガバンク計画の一環で、
地域医療への貢献や個別化医療
などの次世代医療を目指し、日
本医療研究開発機構(AMED)
の支援で岩手県の被災地を中心
とした大規模健康調査を実施し
ました。

メチレーションの基礎知識に関

して解説している動画です。



 
計画の一環としては、一貫し
て賛成を貫く。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 iPS細胞とロボットスーツHALを併用し脊髄損傷を治療

 
 
 
 
慶応大とサイバーダイン社(
茨城県つくば市)は18日、i
PS細胞とロボットスーツHA
Lを併用して脊髄(せきずい)
損傷を治療するための共同研究
を始めると発表しました。今春
から脊髄損傷の患者をHALで
治療する臨床研究を始め、それ
でも、十分に機能が回復しない
患者さんにはiPS細胞を使っ
た治療を検討していくという事
です。

計画では、共同研究は2段階
です。まず、脊髄損傷になって
半年以上たった患者さんに、1
~3カ月間、HALを装着して
歩行訓練を実施します。 歩行
能力が改善したかなどを評価し
ます。次に、それでも機能回復
が不十分な患者に、iPS細胞
を使った新しい治療法をHAL
での訓練と組み合わせます。

慶応大はiPS細胞からつく
った神経幹細胞を移植して脊髄
損傷を治療する研究を進めてお
り、今回の共同研究とは別に、
来年にも、臨床研究を申請する
予定にしています。 慶応大の
岡野栄之教授は「マウスやサル
の実験では、神経幹細胞の移植
とリハビリの併用で脊髄損傷の
治療に効果があることを確認し
ています。近い将来、人でもi
PS細胞とHALの相乗効果を
ねらいたい」と話しています。

HALは体に取り付けて歩行
能力を高める装着型のロボット
で、サイバーダイン社が開発し
ました。筋ジストロフィーなど
八つの難病を対象に医療機器と
して昨年、承認されています。

このニュースの会見の模様につ

いて、描いている動画です。



 
早着して装着したHAL を脱い
だ。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
エピゲノム(遺伝子修飾情報)
の一つであるDNA メチル化情報
を日本人100 人規模で高精度に
解析したのは、偉大な業績です。
DNA メチル化は細胞分化の中心
的役割を担い、喫煙、飲酒、ス
トレスなどの環境要因によって
異常が起こり生活習慣病、ガン、
うつ病などの疾患を誘因する事
が分かっているようなのでメチ
ル化を解析することで生活習慣
病、ガン、うつ病などの疾患の
診断や治療に有益な情報が得ら
れる可能性があります。 是非、
その有益な情報を追究して欲し
いものです。
iPS細胞とロボットスーツ
HALを併用して、脊髄損傷を
治療するための共同研究を始め
るというのは、脊髄損傷の治療
に輝かしい第一歩を記すという
ことであると認識しています。
何事もやってみないと分かりま
せん。それが今までやられた事
のない事柄であれば、ある程道
は厳しいと考えた方が良いでし
ょう。しかし第一歩を踏み出さ
なければ永遠に脊髄損傷の患者
さんは、救われません。 試行
錯誤はあったとしても、着実に
一歩を踏み出し完全に治す治療
が施される様になるまでじっと
我慢の子となる他ないようです。

至高の方法を嗜好品を立ちな
がら、試行錯誤しながら進める。


 
 
 
 
 
 
 
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