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2017-03-19 05:11:57

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診療マル秘裏話 Vol.593 平成27年4月23日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)富士フィルムは米社を買収し、創薬支援分野に参入
2)岡山大病院が脳死・生体肺ハイブリッド移植に成功

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 富士フィルムは米社を買収し、創薬支援分野に参入

 
 
 
 
 
富士フイルムは3月30日、iPS
細胞の開発・製造を手がける米
Cellular Dynamics
International(CDI)を約3億700
万ドル(約360 億円)で買収する
と発表しました。今回、CDI を
買収したことでiPS 細胞を使っ
た創薬支援分野に参入すること
になります。
CDIは2004年に設立され、2013
年7 月にNASDAQに上場したバイ
オベンチャー企業で,良質なiPS
細胞を大量に安定生産する技術
に強みを持ち、大手製薬企業や
先端研究機関と供給契約を締結
しています。現在は創薬支援や
細胞治療、幹細胞バンク向けの
iPS 細胞の開発・製造を行って
おり、創薬支援向けに、心筋や
神経など12種類のiPS 細胞を
安定的に供給しています。
富士フイルムは、写真フィル
ムの研究開発・製造で培ってき
たノウハウを活用して細胞増殖
のための「足場」として生体適
合性に優れ、さまざまな形状に
加工できるリコンビナントペプ
チドを開発した他、2014年12月
には日本で再生医療製品を提供
しているジャパン・ティッシュ
・エンジニアリング(J-TEC)を
連結子会社化するなど再生医療
分野への取り組みを強化してき
ました。
今後、CDIのiPS細胞関連技術
・ノウハウと富士フイルムの高
機能素材技術・エンジニアリン
グ技術やJ-TECの品質マネージ
メントシステムとのシナジーを
発揮させ、再生医療製品の開発
加速、再生医療の事業領域の
拡大を図るとともに、再生医療
の産業化に貢献していくことを
目指すとしています。

iPS細胞を用いた創薬研究につい

て解説している動画です。



 
 
 
霊異記の領域。笑

 
 
 
 
 
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2】 岡山大病院が脳死・生体肺ハイブリッド移植に成功

 
 
 
 
 
岡山大病院(岡山市北区鹿田
町)は4日、特発性間質性肺炎
を患う男性(59)=北海道在
住=への両肺移植で、左肺に、
脳死した人からの肺、右肺に生
きている人からの肺を同時に
移植する手術に成功したと発表
しました。脳死・生体肺同時の
「ハイブリッド移植」は世界初
ということです。
執刀した大藤剛宏・臓器移植
医療センター教授によると、
脳死ドナーからの提供肺は医学
的に状態が悪く移植直後の呼吸
機能が十分でないため、もう片
方の肺に男性の息子(成人)の
右肺下部の「下葉」という部分
を移植して機能を補いました。
日本では原則55歳以上60歳
未満の患者さんは脳死ドナー
からは片肺しか移植を受ける事
はできません。
さらに、男性は体が大きく、
生体肺の一部の移植では、呼吸
機能の安定性に欠けることから、
脳死肺と生体肺を組み合わせる
手術を選択しました。大藤教授
は「機能の優れた生体肺も使う
ことで、一つの命を救うことが
できた」と説明しました。
手術は午前8時39分から始
まり、10時間後の午後6時38
分に終了しました。男性は移植
された肺で呼吸し、容体は安定
しているということです。3カ
月ほどで退院の見込みだそうで
す。
男性は肺胞壁に炎症を起こし、
十分に呼吸ができなくなったた
め、3月27日に日本臓器移植
ネットワークに登録しました。
男性は「もうだめかと思って
いたが、移植を受けられ、うれ
しい。ドナーやご家族、息子に
感謝の気持ちでいっぱい」とコ
メントしました。
同ネットワークによると、
ドナーは神奈川県内の病院に低
酸素脳症で入院していた、成人
男性だそうです。岡山大病院の
脳死肺移植は64例目、生体と
合わせて141例目です。

特発性間質性肺炎について解説

している動画です。



 
異色の移植。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
富士フイルムは,米CDIを買収
しiPS 細胞を扱う創薬支援分野
に参入したということは、再生
医療をターゲットにした、ビジ
ネスを本格化して、収益の多角
化を図るということでしょう。
先日、富士フィルムが化粧品の
アスタリフトを開発する過程の
映像がテレビで放映されてまし
たが、本当にご自身のフィルム
で培った技術の応用を巧みに進
めるくだりは圧巻でした。医療
分野でも、レントゲンの、デジ
タル化などで実績があります。
やがて、コンツェルンのような
大企業になる予感が致します。
特発性間質性肺炎を患う男性
(59)=北海道在住=への両
肺移植で、左肺に、脳死した人
からの肺、右肺に生きている人
からの肺を同時に移植する手術
に成功したという事実は、素晴
らしいと思います。しかし将来
は、こうした手術を受けなくて
も、RNA干渉の力で線維化を
防ぐ、薬が開発されて、治療が
容易になると推測しています。

RNA干渉の薬で特発性間質
性肺炎に完勝した。笑

 
 
 
 
 
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