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2020-02-07 22:00:16

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診療マル秘裏話  号外Vol.1455 平成31年4月6日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)1日11時間以上働く中年男性AMIの発症リスク1.6倍
2)肺炎球菌ゲノム情報から重要病原因子選出に成功

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 1日11時間以上働く中年男性AMIの発症リスク1.6倍

 
 
 
 
 
 
 
1日11時間以上働く中年男性
は7~9時間の標準的な勤務時間
の人に比べて、急性心筋梗塞を
発症するリスクが1.6 倍になる
とする大規模調査結果を、国立
ガン研究センターや大阪大のチ
ームが3月14日、発表しました。
特に会社員や50歳以上の人が長
時間労働の影響が出やすいとし
ています。

長時間労働と急性心筋梗塞の
関係を指摘した日本での本格的
な調査は初めてです。疲労回復
が不十分になったり、精神的ス
トレスが増加したりすることが
原因とみられています。

大阪大の磯博康教授(公衆衛
生学)は「長時間労働が健康に
影響することが裏付けられた」
と話しています。

心筋梗塞の6つの前兆について

解説している動画です。

 
 


 
 
 
造花が増加する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 肺炎球菌ゲノム情報から重要病原因子選出に成功

 
 
 
 
 
 
 
大阪大学は3月11日、肺炎球
菌のゲノム情報から、進化の選
択圧を解析することで、重要な
病原因子を選出することに世界
で初めて成功したと発表しまし
た。この研究は、同大大学院歯
学研究科の山口雅也助教、川端
重忠教授らの研究グループによ
るものです。研究成果は、英国
科学誌「Communications Biolo
gy」に掲載されています。

現在、薬剤耐性菌による感染症
が世界的な問題となっています。
感染症に対する治療薬を開発す
るには、ワクチンや抗菌薬など
の薬剤の標的候補として、病気
を引き起こす原因となる病原因
子を決定する必要があります。
しかし、病原因子を探索する従
来の手法では解析に必要な時間
とコストが高いと言う問題点が
あり、試験管内で得られた結果
が動物感染モデルや臨床試験で
得られないこともありました。
そこで、今回、研究グループは
細菌の進化と病原性に着目し、
病原細菌のゲノム情報を活用し
た、薬剤標的の新たな探索手法
を確立することとしました。あ
る遺伝子に対する変異が細菌の
繁殖に不都合な影響を及ぼす場
合、世代が進むにつれてそのよ
うな変異は細菌集団の中で消え
ていきます(負の選択または負
の淘汰)。逆に、菌の繁殖に有
利な影響を及ぼす場合、変異は
細菌集団の中で広まっていきま
す(正の選択または正の淘汰)。
このように、自然環境中におけ
る生存率の差から一定の方向に
進化させる力を「選択圧」とい
います。研究グループは、進化
の選択圧により変異が許容され
ていない分子は菌の生存に重要
な役割を果たしていると考え、
実際のヒトに感染した結果生じ
た遺伝子変異から、細菌が発現
する蛋白質の進化的な保存性を
評価しました。

まず、菌体の表面に局在する蛋
白質群について分子進化解析を
実施しました。菌の表面にある
蛋白質は、外部の環境の影響を
受けやすい部位に存在します。
分子進化解析の結果、肺炎球菌
の主要な病原因子の1つとして
知られている自己融解酵素LytA
と、詳しい機能が明らかにされ
ていない蛋白質であるCbpJの2
つが、特に進化上変異が制約さ
れている割合が高いことが分か
りました。そこでCbpJについて、
細胞や動物を用いた感染モデル
での実験を行いました。 その
結果、これまで病原性に及ぼす
影響が明らかとなっていなかっ
た蛋白質CbpJが、肺炎球菌の肺
感染時の病原因子として働くこ
とが明らかになりました。

今回得られた手法は、他の細菌
にも適用可能です。ゲノム情報
から進化の過程で変異が許容さ
れなかった分子を選出すること
から、薬剤標的とした場合に、
変異による病原菌の耐性化が生
じにくいことが期待され、研究
成果は、創薬の時間とコストを
短縮し、耐性化の問題に対応す
る治療法につながると研究グル
ープは述べています。

肺炎球菌感染症について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 
進化の過程で、家庭に仮定の
変化が起こる。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
1日11時間以上働く中年男性
は7~9時間の標準的な勤務時間
の人に比べて、急性心筋梗塞を
発症するリスクが1.6 倍になる
とする大規模調査結果を、国立
ガン研究センターや大阪大のチ
ームが3月14日、発表したのは、
偉大な業績です。 私も11時間
以上働く人間ですので、これら
の大規模調査結果を重く受け止
め、勤務時間を短縮するように
努めたいと思いました。ただし、
ただ勤務時間だけを比較するの
は、ちょっと問題だと思います。
仕事でも、やりがいのある仕事
とやりがいのなく、やらされる
仕事では、達成感などが、全く
違った結果になるからです。も
ちろん私は、患者さんの命を守
るという、やりがいのある仕事
をさせて頂いているので、達成
感バリバリです。
肺炎球菌のゲノム情報から、
進化の選択圧を解析することで、
重要な病原因子を選出すること
に世界で初めて成功したと発表
したのは、素晴らしい業績です。
現在、薬剤耐性菌による感染症
が世界的な問題となっています。
感染症に対する治療薬を開発す
るには、ワクチンや抗菌薬など
の薬剤の標的候補として、病気
を引き起こす原因となる病原因
子を決定する必要があるという
ものの、病原因子を探索する従
来の手法では解析に必要な時間
とコストが高いと言う問題点が
あり、試験管内で得られた結果
が動物感染モデルや臨床試験で
得られないこともあったという
ことで、病原細菌のゲノム情報
を活用した、薬剤標的の新たな
探索手法を確立することとした
のは、正に慧眼と言えましょう。

最近の病原細菌は大勢が耐性
菌となっている。笑

 
 
 
 
 
 
 
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