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診療マル秘裏話  号外Vol.1468 平成31年4月21日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)最大で約8割の人が生涯に一度は経験する頭痛
2)陣痛促進剤の不適切量使用で、胎児の脳性まひ

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 最大で約8割の人が生涯に一度は経験する頭痛

 
 
 
 
 
 
 
頭痛にはさまざまな種類があ
りますが、最も多いのが緊張型
頭痛です。最大で約8割の人が
生涯に一度は経験するとされ、
痛みが続くと日常生活に支障が
出ることもあります。適切な対
処法について、東京大学医学部
付属病院(東京都文京区)心療
内科の吉内一浩科長に聞きまし
た。緊張型頭痛は、くも膜下出
血や外傷などの原因がない頭痛
(一次性頭痛)で、約13~78%
が生涯に一度はかかると報告さ
れています。また、男性よりも
女性に多いとされています。

緊張型頭痛の発症の原因は、
はっきりしていません。 同じ
一次性頭痛の片頭痛と比べると
症状が軽い場合が多いため、研
究対象としてあまり注目されな
かったからではないか、と吉内
科長はみています。「緊張型頭
痛はありふれた疾患ですが、一
方で最も研究が遅れている疾患
でもあります」

緊張型頭痛では、片頭痛に特
徴的なズキンズキンとする拍動
性の痛みではなく、頭の両側を
ギューッと締め付けられるよう
な圧迫感のある痛みを感じます。
また、片頭痛のように階段の昇
り降りといった日常的な動作で
痛みが強くなったり、吐き気を
感じたりすることはありません。
緊張型頭痛は、起こる頻度が1
カ月に平均で1日未満の「稀発
反復性」と、1日以上15日未満
の「頻発反復性」、15日以上の
「慢性」の3種に分類されます。
発症の正確なメカニズムは不明
ですが、ストレスの関与も指摘
されています。また稀発反復性
と頻発反復性では、筋肉の緊張
や血管の収縮による血流の悪化
が、主な要因と考えられていま
す。一方、慢性のものには、こ
うした末梢(まっしょう)性の
要因に加え、痛みを感じやすく
なるという中枢性の要因も関与
しているということです。

頭痛に悩まされると、市販の
頭痛薬を服用する人は多いよう
です。吉内科長は「仕事や学業、
家事など日常生活に支障が出る
ような頭痛には、市販の頭痛薬
を飲むのも選択肢の一つです」
としながらも、薬を手放せない
日が続く場合には「早めに医療
機関を受診してほしい」と呼び
掛けています。何らかの疾患が
頭痛の原因となっている可能性
があるだけでなく、頭痛薬の飲
み過ぎが原因で起こる「薬物乱
用頭痛」のリスクもあるからで
す。

薬以外の治療法にはリラクセ
ーション法、認知行動療法など
があり、ストレスが強く関与す
る緊張型頭痛に有効であるとい
うことです。また、2分程度で
できる「頭痛体操」も、頭痛の
予防や痛みの軽減に一定の効果
があるとされています。正面を
向き、頭は動かさずに腕を左右
交互に振ります。吉内科長は「
ぜひ試してみてください」と話
しています。

筋緊張性頭痛と片頭痛の見分け

方について解説している動画で

す。

 
 


 
 
認知行動療法の講演を講堂で
行う。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 陣痛促進剤の不適切量使用で、胎児の脳性まひ

 
 
 
 
 
 
 
2013年までの5年間にお産の
事故で脳性まひになった赤ちゃ
んのうち、約3割に陣痛促進剤
(子宮収縮薬)が使われ、最も
よく使われる薬剤だと、半数以
上のケースで、学会指針が強く
勧める適切な使用量が守られて
いませんでした。日本医療機能
評価機構が3月29日、発表しま
した。

自然に陣痛が始まらなかった
り陣痛が弱かったりした場合、
点滴やのみ薬の陣痛促進剤が使
われます。効き具合の個人差が
大きく、まれに子宮の筋肉の一
部が裂ける子宮破裂などが起こ
り、母子が危険な状態になるこ
とがあります。日本産科婦人科
学会などのガイドラインは胎児
の心拍数や陣痛の強さを連続的
に調べながら、基準量の範囲内
で促進剤を使うことを強く勧め
ています。医療機能評価機構も、
医療者向けの文書でガイドライ
ンなどを守るよう呼びかけてき
ました。

陣痛促進剤投与後、母親が急死

した事件のその後の動画です。

 
 


 
 
至急、子宮破裂の可能性を考
える。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
頭痛にはさまざまな種類があ
りますが、最も多いのが緊張型
頭痛であり、最大で約8割の人
が生涯に一度は経験するとされ、
痛みが続くと日常生活に支障が
出ることもあると言われていま
す。私が医学生時代に習ったの
は、筋緊張性頭痛とは、首の後
ろの筋肉が緊張することで起こ
る頭痛とされていました。実際、
入浴することで、筋肉の緊張が
和らぐと頭痛も軽減すると言わ
れています。また、男性よりも
女性に多い理由は、女性の方が
首回りの筋肉量が少なく頭を支
える筋肉が硬直しやするからだ
とされてきました。
2013年までの5年間にお産の
事故で脳性まひになった赤ちゃ
んのうち、約3割に陣痛促進剤
(子宮収縮薬)が使われ、最も
よく使われる薬剤だと、半数以
上のケースで、学会指針が強く
勧める適切な使用量が守られて
いなかったというのは由々しき
事態であると思います。 特に
産科領域で薬剤の量が守られな
いと母子ともに危険になる可能
性が高くなるからです。自然に
陣痛が始まらなかったり陣痛が
弱かったりした場合、点滴やの
み薬の陣痛促進剤が使われ、効
き具合の個人差が大きく、まれ
に、子宮の筋肉の一部が裂ける
子宮破裂などが起こり、母子が
危険な状態になるそうですから、
学会指針が強く勧める、適切な
使用量を厳守して頂きたいと思
います。

私信の中で、私心と指針を明
かす。笑

 
 
 
 
 
 
 
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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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2020-02-22 00:07:45

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診療マル秘裏話  号外Vol.1467 平成31年4月20日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)中高年でひきこもりの人が全国に推計約61万人
2)慢性腎臓病早期診断に,D-セリンが有用な事を発見

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
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吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
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1】 中高年でひきこもりの人が全国に推計約61万人

 
 
 
 
 
 
 
40~64歳の中高年でひきこも
りの人が、全国に推計約61万30
00人いることが、内閣府の初の
調査で分かりました。 過去の
調査は40歳未満が対象で、内閣
府の担当者は「40歳未満も加え
ると、概数で100 万人以上はい
るだろう」としています。

調査は昨年12月に無作為抽出
した全国の40~64歳の5000人(
有効回答率65%)と家族らを対
象に実施しました。半年以上に
わたり「家からは出ない」「近
所のコンビニなどには出かける」
などに該当する人をひきこもり
とみなしました。該当者は有効
回答の1.45%で、2018年の40~
64歳人口が4235万人だったこと
から61万3000人と推計しました。

調査で該当した人は47人で、
約8割が男性でした。ひきこも
り期間は「5年未満」が約半数
の23人、「5~10年」は7人、
「10年以上」は17人でした。

内閣府は、ひきこもりを不登
校の延長などによる若者の問題
として捉え、これまで15~39歳
を対象に調査してきました。20
15年の調査では約54万人と推計
しました。

愛知教育大の川北稔准教授は
「就職氷河期の影響で、非正規
雇用など不安定な働き方をした
人、適職を得られずひきこもっ
た人が40歳以上になっている。
同じ悩みを話せる居場所や、多
様な人が参加できる機会を地域
に用意することが求められる」
と指摘しています。

中高年の引きこもりの実態と

支援活動についてのニュース

動画です。

 
 


 
 
荒川水系の貯水量を推計する。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 慢性腎臓病早期診断に,D-セリンが有用な事を発見

 
 
 
 
 
 
 
医薬基盤・健康・栄養研究所
(NIBIOHN)は3月26日、慢性腎
臓病の早期診断に、D-アミノ酸
のひとつであるD-セリンが有用
であることを発見したと発表し
ました。この研究は、同研究所
KAGAMIプロジェクトのプロジェ
クトリーダー、兼、難治性疾患
研究開発・支援センター長の木
村友則氏と、大阪大学腎臓内科
の猪阪善隆教授、部坂篤医師、
株式会社資生堂らとの共同研究
によるものです。研究成果は、
英国科学雑誌「Scientific Rep
orts」オンライン版で公開され
ています。

慢性腎臓病患者は世界で8.5 億
人いると推定されており、日本
では人口の1割がこの病気であ
ると言われています。国内で毎
年3万人以上の慢性腎臓病患者
さんに透析療法が導入されてお
り、30万人を超える透析患者さ
んがいるため、患者のQOL 低下
と医療費の切迫が大きな問題と
なっています。

しかし、現在までに慢性腎臓病
の早期診断に十分に良い方法は
見つかっていません。また、腎
臓の機能として、糸球体ろ過量
が通常は使用されますが、これ
を正確に測定するには多くの労
力が必要なため、実際の臨床で
はほとんど測定されていません。
その代替として、血中のクレア
チニン値等が腎機能推定に利用
されていますが、クレアチニン
は筋肉量などの影響を受けるた
めに不正確で、また、クレアチ
ニンを用いた糸球体ろ過量の推
定自体も正確性が疑問視されて
います。アミノ酸にはL体とD体
のキラルアミノ酸(鏡像異性体
のアミノ酸)が存在しますが、
これまで体内にはL 体しか存在
しないと考えられていました。
しかし、同研究グループは、体
内にごく少量のD-アミノ酸が存
在し、腎臓病の予後と関連する
ことを発見していました。

この発見を受けて同研究グルー
プは今回、D-アミノ酸と腎臓病
の関係に着目しました。慢性腎
臓病患者と健康な人の血中と尿
中のD-アミノ酸を、非常に正確
に、かつ感度よく測定できる2
次元HPLCシステムを用いて、D-
アミノ酸によって腎臓病をより
早期に発見できないか検討しま
した。その結果、これまで効果
的な診断方法が十分でなかった
慢性腎臓病の早期診断に、体中
に微量しか存在しないD-アミノ
酸であるD-セリンが有効である
ことを発見しました。 今回の
研究で特定したD-セリンを測定
する事で、腎臓病を早期に診断
に有効であることも分かったと
いうことです。

また、腎臓病は、糖尿病や高血
圧をはじめとする生活習慣病、
心不全や心筋梗塞などの循環器
疾患などの患者さんに多く合併
しますが、これらの疾患領域に
おいてもD-セリンを用いること
で、腎臓病合併を早期に診断す
ることができ、予後を改善させ
る可能性が高いということです。

研究グループは「本技術を応用
することにより慢性腎臓病を早
期発見し、早期に治療すること
で、進展を抑制できれば、透析
患者数を減少させ、さらに早期
治療に集中するという、医療の
最適化を達成することが期待で
きる。さらには、D-セリンを用
いて患者に合わせた精密医療(
プレシジョンメディスン)を提
供すること、新規治療薬の開発、
腎臓病の新たなメカニズムに迫
ることも可能」と述べています。

慢性腎臓病について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
気体の実験に期待する。笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
 
40~64歳の中高年でひきこも
りの人が、全国に推計約61万30
00人いることが、内閣府の初の
調査で分かったということは、
残念なことです。昔の日本人は、
この年代の人たちは、大和魂を
発揮して、世界に雄飛して高度
経済成長を支えました。 高度
経済成長だけではなく、町工場
の先端技術も社長や会長の立場
でて育てていたと推測されます。
そうした努力があったからこそ
日本が経済大国、技術大国でい
られるのではないでしょうか?
日本は、新天皇即位を控えて、
国難、動乱の大変な時期を迎え
ています。ひきこもりしている
場合じゃないと奮起して頂く事
を期待したいと思います。病気
が原因でのひきこもりでしたら、
在宅診療の先生方にぜひ頑張っ
て頂き、ひきこもりの状況から
脱する様にして頂きたいと思い
ます。
医薬基盤・健康・栄養研究所
(NIBIOHN)が3月26日、慢性腎
臓病の早期診断に、D-アミノ酸
のひとつであるD-セリンが有用
であることを発見したと発表し
たのは素晴らしい業績です。今
や慢性腎臓病は、日本では人口
の1割がそうだと言われていて、
国内で毎年3万人以上の慢性腎
臓病患者さんに透析療法が導入
されており、30万人を超える透
析患者さんがいるため患者さん
のQOL 低下と医療費の切迫が大
きな問題となっているので早期
の診断が重要と言えるでしょう。
現在までに、慢性腎臓病の早期
診断に十分に良い方法は見つか
っておらず、腎臓の機能として、
糸球体ろ過量が通常は使用され
ますが、これを正確に測定する
には多くの労力が必要なため、
実際の臨床ではほとんど測定さ
れておらず、血中のクレアチニ
ン値等が腎機能推定に利用され
ていますが、D-セリンに較べて
有用ではないことは明らかです。
D-セリンを測定する事は、腎臓
病の早期に診断に有効であり、
生活習慣病領域においても腎臓
病合併を早期に診断することが
でき、予後を改善させる可能性
が高いというのは、素晴らしい
ことだと考えます。

水底の深さを推定する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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