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2018-02-12 00:15:21

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診療マル秘裏話    号外Vol.833 平成29年4月10日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)非アルコール 性脂肪肝炎の治療に間質性肺炎の薬剤
2)本人に自覚がないことが多い高齢者のてんかん

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 非アルコール 性脂肪肝炎の治療に間質性肺炎の薬剤

 
 
 
 
 
 
大量に飲酒していないのに、
アルコール性肝炎と同じような
症状になり、肝硬変や肝ガンに
進むことがある非アルコール性
脂肪肝炎(NASH)という病
気があります。その治療に、肺
の病気で使われている薬(抗線
維化剤)が効く可能性を東京医
科歯科大の小川佳宏教授らのグ
ループが見つけました。これま
でなかった有効な治療法につな
がると期待されます。3月17日、
英科学誌サイエンティフィック
リポーツ電子版に発表しました。

グループは、NASHの特徴
である炎症と、組織が硬くなる
繊維化という症状が、「特発性
肺線維症」という、進行すると
呼吸困難になる肺の病気でも起
こることに注目しました。この
病気の進行を抑える治療薬ピル
フェニドンをNASHに使う事
を考えました。

NASHとそっくりな症状の
マウスに、同じ薬を8週間与え
る実験の結果、これらの症状を
抑えられることが分かりました。
薬を与えなかったマウスの肝臓
は炎症と繊維化が起こりました。

「すでに安全性が確認されて
病気の治療に使われている薬な
ので、さらに長期間投与した時
の影響などを調べ、臨床応用に
つなげる方法を探りたい。」と
小川教授は話しています。

NASHについて解説している

動画です。

 
 


 
 
新興国で改革が進行する。笑

 
 
 
 
 
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2】 本人に自覚がないことが多い高齢者のてんかん

 
 
 
 
 
けいれんや意識を失うといっ
た、発作を繰り返す脳の病気「
てんかん」。50歳以上で新た
に発症することもあり、病気だ
と気付かないまま交通事故を起
こしたり、記憶力の低下で認知
症と間違われたりするケースが
あります。3月26日はてんかん
を啓発する「パープルデー」で
す。主催団体は、誰もが発症し
うることを強調し病気への理解
を求めています。

「高齢者のてんかんは、本人
に自覚がなく、家族が“おかし
い”と感じて医療機関に連れて
くることが多い」と愛知医科大
病院精神神経科の兼本浩祐教授
は話しています。

てんかんは、脳の神経細胞が
さまざまな理由から、一時的に
異常に興奮することで、けいれ
んなどを引き起こします。日本
では約100万人(人口の1%
程度)の患者さんがいるとされ
ています。乳幼児期の発症が最
も多く、成人になると発症率が
低くなるものの、50歳を超え
ると脳血管障害などで再び発症
率が高くなっていきます。

高齢者に多いのは記憶や聴覚
などにかかわる働きをする側頭
葉が原因の部分てんかんという
ことです。全身のけいれんは起
こらず、日常生活の中で突然、
十数秒から数分間、意識が消失
してしまう。生返事をしたり、
目を見開いて口を動かしたりし
ます。

発作の間のことは覚えていな
いため、病気に気付かない人も
います。 放置しているうちに
記憶力が低下するなどし、認知
症やうつ病と診断されてしまう
ケースもあるということです。

「脳波や脳の画像診断といっ
た検査でも異常が見られないこ
とがあります。診断は難しく、
見落とされる人もいる」と兼本
教授は指摘しています。症状に
心当たりがある場合は、日本て
んかん学会がホームページで、
公表している専門医を受診して
頂きたいと思います。

こうした症状は、抗てんかん
薬で治まることが多く、発作を
抑えれば元通りの生活を送る事
ができます。記憶力が低下して
いた人でも、治療を始めるとあ
る程度は、回復するということ
です。

怖いのは気付かないまま自動
車に乗り、運転中に発作を起こ
ことです。 兼本教授は「脳の
老化現象の一つで、誰でも発症
する可能性がある。 疑わしい
症状があれば一刻も早く受診し、
治療することが大切です」と呼
び掛けています。

高齢者のてんかんについての

公演動画です。

 
 


 
 
癲癇の発作が転換点となった。


 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
非アルコール性脂肪肝炎(N
ASH)という病気の治療に肺
の病気で使われている薬(抗線
維化剤)が効く可能性を発見し
たのは、偉大な業績です。既存
の薬(一般名:ピルフェニドン、
商品名:ピレスパ)ですので、
まったくの新薬よりは、格段に
使いやすいと言えます。ただし
添付文書に警告が書かれていて
「特発性肺線維症の治療に精通
している医師のもとで行うこと」
となっていますので、専門外の
先生がNASHに用いることは適応
が認められるまでは、止めた方
が良さそうです。
高齢者のてんかんは、本人に
自覚がなく、家族が“おかしい”
と感じて医療機関に連れてくる
ことが多いそうですからご家族
に高齢者の方がおられる方は、
注意を怠らないようにした方が
良さそうです。全身のけいれん
は起こらず日常生活の中で突然、
十数秒から数分間、意識が消失
してしまう。生返事をしたり、
目を見開いて口を動かしたり、
することがあれば、要注意です。
神経内科に、できるだけ早く連
れて行ってあげて下さい。治療
が開始されれば、症状は治まる
ことが多く、発作を抑えれば元
通りの生活を送る事ができる様
です。記憶力が低下していた人
でも、治療を始めるとある程度
は、回復するそうですので一刻
も早く受診をお願いしたいと存
じます。

中尉の行動に要注意。笑

 
 
 
 
 
 
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