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2018-02-21 02:27:27

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診療マル秘裏話    号外Vol.841 平成29年4月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)脊髄小脳変性症の症状があるマーモセット作製に成功
2)末梢血幹細胞のドナー男性が採取後に不整脈悪化

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 脊髄小脳変性症の症状があるマーモセット作製に成功

 
 
 
 
 
 
 
遺伝子の改変によって、神経
難病である、脊髄小脳変性症の
症状があるマーモセット(小型
のサル)ができたと、国立精神・
神経医療研究センター(東京都
小平市)のチームが3月27日、
米科学誌に発表しました。霊長
類の遺伝子改変で神経の病気の
進行を再現したのは初という事
です。

同センターは「治療法開発に
つなげたい。アルツハイマー病
やパーキンソン病など、ほかの
神経変性疾患の病態解明にもつ
ながるのではないか」と話して
います。

脊髄小脳変性症は小脳や脊髄
の神経細胞が損傷し、運動機能
が少しずつ失われる病気の総称
です。今回の対象は、そのうち
マシャド・ジョセフ病と呼ばれ
る病気で、国内の患者数は約3
千人です。

脊髄小脳変性症の実話本の動画

です。

 
 


 
 
改名の謎を解明する。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 末梢血幹細胞のドナー男性が採取後に不整脈悪化

 
 
 
 
 
 
 
日本骨髄バンクは3月28日、
末梢血幹細胞を提供した30代の
男性が、細胞採取後に不整脈が
悪化し、治療が必要になる事例
があったと発表しました。採取
との因果関係は不明としていま
すが、提供者の同意を得る際に
リスクの一つとして伝えてから
採取するよう医療機関に伝えま
した。

末梢血幹細胞は血液中に含ま
れ、点滴で移植し、白血病など
の治療に使われます。男性は今
年1月に医療機関で細胞を提供
しました。2月下旬に「不整脈
が多くなった」と申し出て検査
を受けたました。提供前から軽
い不整脈はありましたが、入院
し、治療を受ける必要があると
診断されたということです。

日本骨髄バンクによると、非
血縁者間の提供は6年間で28
2例ですが、健康悪化の報告は
初めてということです。

骨髄提供者(ドナー)の動画

です。

 
 


 
 
天敵の医師の点滴療法を受け
る。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
遺伝子の改変によって、神経
難病である、脊髄小脳変性症の
症状があるマーモセット(小型
のサル)ができたと発表したの
は、偉大な業績です。 ただし、
脊髄小脳変性症全体ではなく、
その一亜系のマシャド・ジョセ
フ病と呼ばれる病気で、国内の
患者数は約3千人ということで
す。治療法開発につなげると共
に、アルツハイマー病やパーキ
ンソン病など、ほかの神経変性
疾患の病態解明にもつなげて頂
きたいものです。
末梢血幹細胞を提供した30代
の男性が細胞採取後に不整脈が
悪化し、治療が必要になる事例
があったと発表したのは残念な
ことです。末梢血幹細胞を必要
としているレシピエントは沢山
いるのに、ドナーが不足してい
るからです。不整脈は、誰にも
起こり得ると言われていますが、
普段の生活習慣の内、食生活と
睡眠のとり方に気を付ければ、
最悪の場合でも悪化は避けられ
ると私は考えています。

普段の不断の努力。笑

 
 
 
 
 
 
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