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2018-02-09 00:01:20

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診療マル秘裏話    号外Vol.831 平成29年4月8日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)ひとりで着脱が可能な手術用ガウンを共同開発
2)心筋梗塞発症のリスクがDNA配列の違いで約三倍に

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 ひとりで着脱が可能な手術用ガウンを共同開発

 
 
 
 
 
 
大阪大学は3月13日、手術室
や救命センター、外来処置室等
でニーズの高い「ひとりで着脱
が可能な手術用ガウン」を共同
開発し「セルフガウン」として
実用化したと発表しました。こ
の研究は、同大 大学国際医工
情報センター次世代内視鏡治療
学共同研究部門の中島清一特任
教授(常勤)らと大衛株式会社、
トクセン工業株式会社の研究グ
ループによるものです。同ガウ
ンは4月10日に商品化予定です。

先進諸国の医療現場では診断・
手術・治療の高度化・複雑化・
細分化に伴って、サポートスタ
ッフの労働負荷を軽減し、人的
資源を最大限に活用する取り組
みが検討されています。 特に、
大規模災害時における医療体制
の整備やエボラ出血熱など、さ
まざまな感染症に対する、危機
管理が喫緊の課題です。 医療
現場の専門性や特殊性を考慮す
れば、患者さんの安全性を最優
先するための職員配置はもちろ
んですが、医療機器だけでなく
非医療機器についても一層の高
機能化、周辺環境の整備を進め
る必要があります。このような
医療現場のニーズを受け、研究
グループはサポートなしで医療
従事者が自身で着脱できる手術
用ガウンの研究に着手したとい
うことです。

従来のガウンは、首ヒモ・内
ヒモ・腰ヒモを結ぶ際にサポー
トスタッフの介助が、なければ
清潔に着脱できない設計でした
が、今回開発されたセルフガウ
ンは、首ヒモの代わりに首周り
にバネ性のある特殊リングを編
み込み、背中の引き合わせ構造
を立体設計することで内ヒモを
廃止しました。さらに、腰ヒモ
に特殊なミシン目加工を施し、
粘着テープによる仮止め機能を
付加して、一切の介助なしで、
着脱できる画期的な方式を実現
したということです。セルフガ
ウンの特徴は感染性物質の飛沫
を防止できるよう、グローブを
内側に巻き込みながら一緒に脱
げる点です。従来のガウンは、
先に、グローブを脱いでから、
背面のヒモをほどいて脱ぐため、
グローブに付着した感染性物質
が飛沫し周囲を汚染するリスク
がありましたが、脱衣に伴うこ
のリスクをセルフガウンは事実
上ゼロにできるということです。

西アフリカで猛威を振るった
エボラ出血熱の感染患者治療で
は、多くの医療スタッフが現地
に入って奮闘しましたが、感染
防止のために着用していた防護
服を脱ぐ際に、付着していた、
感染性物質に触れ一部の関係者
が感染する医療事故も報告され
ています。安全・迅速に脱げる
手術用ガウンはこのような現場
で効果を発揮できる非医療機器
となるもので大規模災害や救急
の現場、感染症アウトブレイク
の現場などでも、医療従事者の
迅速な対応が可能になります。

今後、3者は感染症対策専門
家の意見も参考に、同着脱方式
の、さらなる改良を進めていく
方針です。また、この着脱方式
を介護衣類に応用できれば、超
高齢社会を迎えた日本において、
今回の研究の意義がますます広
がっていくと、研究グループは
述べています。

セルフガウンと従来品のガウン

の着脱についての動画です。

 
 

研究の意義に異議を申し立て
る。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 心筋梗塞発症のリスクがDNA配列の違いで約三倍に

 
 
 
 
 
 
 
三重大学(津市)は3月15日、
生活習慣病である、心筋梗塞の
発症するリスクが、DNA配列
の違いで約三倍に高まると発表
しました。 今後、ほかの生活
習慣病に関する遺伝子の研究を
進め、DNA配列から病気のリ
スクを予測するシステムの実用
化を目指すということです。

三重大先端科学研究支援セン
ターなど四研究機関と八病院の
共同研究で判明しました。約一
万一千人分のDNAを解析した
結果、免疫細胞をコントロール
する遺伝子が正しい塩基配列に
なっていない人は、通常の人の
二・九四倍心筋梗塞を起こしや
すいことが分かりました。

同センターの山田 芳司教授
(60)は「塩基配列が変わること
で免疫細胞をコントロールする
遺伝子の力が弱くなり、過剰反
応した免疫細胞が血管を炎症さ
せてしまう。その結果、血栓が
形成され、心筋梗塞が発症しや
すくなるのではないか」と推測
しました。

同センターによると心筋梗塞
のリスクが高いDNA配列を持
つ人は、全体の1・52%で人口
十万人に対して千五百人です。
国内で心筋梗塞の発症率は人口
十万人に対して八十人である事
から山田教授は「1・52%とい
う数字は決して低くはない」と
しました。

山田教授は「心筋梗塞が発症
する要因の40―50%は遺伝子が
関与している」と説明しました。
「病院での臨床だけでは発症す
る要因の半分しか分からない。
残りの半分である遺伝子を解析
することで、リスクを診断し、
最適な予防法を患者に伝える事
ができる」と語りました。

今回の研究成果は、米国医学
誌の電子版で掲載される予定で
す。同センター等は、心筋梗塞
以外の十二種類の生活習慣病に
関する遺伝子についても研究を
進めています。3月6日には、
遺伝子を利用したリスク検出方
法の特許を出願しており、実用
化を目指しています。

高血圧関連遺伝子と心筋梗塞の

関係についての動画です。

 
 


 
 
拘束した囚人が高速で、心筋
梗塞を起こす。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
手術室や救命センター、外来
処置室等でニーズの高い「ひと
りで着脱が可能な手術用ガウン」
を共同開発し「セルフガウン」
として実用化したと発表したの
は画期的な業績です。医療現場
の専門性や特殊性を考慮すれば、
患者さんの安全性を最優先する
ための職員配置はもちろんです
が、医療機器だけでなく非医療
機器についても一層の高機能化、
周辺環境の整備を進める必要が
あることを看破しつつ、そのよ
うな医療現場のニーズを考えて、
研究グループはサポートなしで
医療従事者が自身で着脱できる
手術用ガウンの研究に着手した
という哲学は、素晴らしいと思
います。
生活習慣病である心筋梗塞の
発症するリスクが、DNA配列
の違いで約三倍に高まると発表
したのは、素晴らしい業績です。
今後、ほかの生活習慣病に関す
る遺伝子の研究を進め、DNA
配列から病気のリスクを予測す
るシステムの実用化を目指すと
いう目標設定も非常にユニーク
なものと考えられます。 心筋
梗塞のリスクが高いDNA配列
を持つ人は、全体の1・52%で
人口十万人に対して千五百人と
いうことですから、遺伝子解析
の検査が普及すれば、リスクが
高い人を見つけて、予防措置を
とることが可能となるのではな
いかと考えています。

そちは、予防措置を取る気が
あるのかと殿様に聞かれた。笑

 
 
 
 
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