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2015-04-09 11:33:00

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診療マル秘裏話 号外Vol.87 平成26年12月3日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1) 医学知識の指数関数的増加で医学教育が変貌
2)「2型糖尿病治療とライフスタイル意識調査」

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】医学知識の指数関数的増加で医学教育が変貌

 
 
 
医学教育は変わり目にあります。
外的要因の一つに、医学知識の
指数関数的増加があります。1950
年の医学知識の倍加時間(2倍にな
る時間)は50年だったと推定され
ています。これが、1980年には7
年、2010年には3.5年になり、
2020年には0.2年、わずか73日に
なると予測されています。米国で
2010年秋に入学する医学生は、
医師として働くまでの7年の間に、
医学知識は8倍になります。医学
部の最初の3年間で学ぶことは、
2020年には既知の知識のわずか6
%となります。医学知識の増大分
は、先端医療に関するものと考え
られます。先端医療はいくら勉強
してもまだまだ新しい知識が湧い
て出てきます。そんな環境の中、
医学生の関心の的は、やはり先端
医療(特に遺伝子、再生医療に関
するもの)でしょう。しかし、
伝統医学が見直されている部分も
あります。見直されているとは、
言っても、本気で医食同源に割っ
て入る医師は、ごく僅かでしょう。
特に栄養学とも関連する自然医学
についての部分には、たくさんの
勉強すべきことがあるにも拘らず、
実際の栄養指導は、栄養士あるい
は、管理栄養士に丸投げされてい
ます。残念なことと言わざるを得
ません。私は、この状況を変える
べく、昨年、3月から、勉強して
沢山の知識を得ました。得られた
知識を皆様に還元するよう、努力
して行きたいと考えております。

医食同源に取り組んでいる仙台

国分町の動画です。



 
 
 
 
 
 
異色の医食同源。笑

 
 
 
 
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2】「2型糖尿病治療とライフスタイル意識調査」

 
 
 
2型糖尿病患者の4人に3人は、
糖尿病治療薬について、決められ
た服用/使用回数を守れておらず、
治療と生活の両立の難しさが要因
にあると考えられています。そし
て、その悩みを医師に相談できて
いないことが分かりました。これ
は、日本イーライリリー株式会社
が2型糖尿病患者と医師に対して
行った「2型糖尿病治療とライフ
スタイル意識調査」によるもの
です。

2型糖尿病患者さんに対し、決
められた服用/使用回数を守れな
いことがどのくらいあるかを聞い
たところ「まったくない」と回答
した患者さんは全体のわずか24.5
%でした。実に4人に3人が服薬コ
ンプライアンス(服薬遵守)が
不良であることが分かりました。
その理由として最も多かったの
が、「外出するときに薬剤を持っ
ていくのを忘れる」でした。また、
治療と生活の両立の難しさについ
て、医師に要望・不満を伝える
ことができている患者さんは25.8
%である一方、医師は53.1%が
「要望を確認できている」と回答
しました。患者さんと医師の間に
認識の差があることが明らかにな
りました。

今回の調査結果について、同社
の広報・CSR部の白井未佳氏は、
11月21日に東京・丸の内で開催さ
れたメディアセミナーで、「2型
糖尿病患者さんは忙しい毎日を送
っており、生活に支障なく自分の
ライフスタイルにあった治療を求
めています。個々のニーズに合っ
た治療を受けるために医師に積極
的に生活上の課題について相談を
することが望まれます」とコメン
トしました。

さらに、同セミナーで講演した
奈良県立医科大学糖尿病学講座の
石井均教授は、糖尿病治療におい
て、患者のさんQOLを高めることの
意義を強調しました。

「日本では糖尿病患者の心理状態
の評価実施率が低い現状がありま
す。その背景には、医師の多くが
患者とコミュニケーションをとる
ことに対する価値を見いだせてい
ないことがあると思います。患者
さん一人ひとりの事情や背景など
に合わせた治療とコミュニケーシ
ョンをとることで、QOLを高める
ことは治療実行度が上がるだけで
なく、患者さんの未来のQOLを高
めることにもつながります。同じ
お薬を処方しても、コミュニケー
ションの取り方で、アドヒアラン
ス(服薬遵守率)や患者さんの
QOLが変化するということを体験
する医師が増えていけば、この
現状は変わるかもしれません」と
語りました。私は、コミュニケー
ションの取り方を変えたとしても
現状は、変わらないと考えていま
す。それは、糖尿病という病気の
症状の乏しさによって患者さんが
病気を舐めてかかることによる、
現象であると考えているからです。
恐ろしい合併症について話しても
特に今現在、症状が無ければ、
「自分に起こるのは、遠い未来の
話」というように勘違いして病気
を侮ってしまうのは致し方ないの
かもしれません。

糖尿病の合併症を分かりやすく

簡潔に解説した動画です。



 
 
 
 
 
 
糖尿病患者さんの心理を審理す
る。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

医学教育における医学知識は、
指数関数的に増えています。どれ
を学んで、どれを捨てるかが重要
になってきます。医学の根幹に関
わる栄養学を踏み台にした、自然
医学が選択されることを希望した
いと思います。この自然医学に関
する講義は、私の母校である慶応
義塾大学医学部では、昨年から行
われるようになったそうです。糖
尿病の患者さんの意識を変えない
限り服薬コンプライアンスの向上
は、認められないと考えています。
たとえば、糖尿病の教育入院で、
既に合併症の出てしまった、患者
さんの治療を患者さんの同意の元
教えるなどと言うことができれば、
患者さんの意識が変わり、服薬
順守率の向上が認められるのでは
ないでしょうか?

栄養は、ええよー。笑

 
 
 
 
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