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2015-04-20 18:49:52

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診療マル秘裏話 号外Vol.91 平成26年12月8日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)歯、皮膚、毛などの細胞の増殖や分化に同じ遺伝子が関与
2)腎臓の複雑な立体構造を再現することに世界で初めて成功

 
 
 
 
 
 
 
 
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り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】歯、皮膚、毛などの細胞の増殖や分化に同じ遺伝子が関与

 
 
 
 
東北大大学院歯学研究科の中村
卓史准教授(再生医療)、福本敏
教授(小児歯科)らの研究グルー
プは、歯、皮膚、毛など「上皮系
器官」の細胞の増殖や分化に同じ
遺伝子が関わっていることを突き
止めました。形や大きさの制御が
難しかった歯や皮膚の再生医療に
道を開くとともに、ガンの診断や
治療への応用が期待されるという
ことです。
研究グループは、歯などの形成
に関わる遺伝子「エピプロフィン」
を欠損させたマウスやヒトの細胞
を用い、上皮系器官ができる過程
を調べました。
歯や皮膚の元となる組織幹細胞
は分裂して前駆細胞になり、増殖、
各器官への分化、増殖停止へと
段階が進みます。
これまで増殖、分化、増殖停止
は別々の現象と考えられていまし
たが、いずれの段階でもエピプロ
フィンが、作用する分子を変えな
がら働いていることが分かりまし
た。
組織幹細胞はあらゆる細胞を作
りだす万能性を持っており、再生
医療への応用が注目されています。
エピプロフィンが分化を制御して
いることが明らかになったことで、
正常な歯や皮膚の再生が可能にな
ります。
異常な細胞が増え続けるガンの
悪性度診断や、遺伝子治療にも
応用できるとみられています。
中村准教授は「一つの遺伝子が
オーケストラを指揮するように、
細胞の運命を決定付け、増殖、
分化、増殖停止の全ての機能を有
していた。腎臓や肺の再生にも、
応用できる技術だ」と話していま
す。

遺伝子のしくみを使う上で重要な

知識がまとめられた動画です。



 
 
 
 
 
 
家庭の変遷過程。笑

 
 
 
 
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2】腎臓の複雑な立体構造を再現することに世界で初めて成功

 
 
 
岡山大学は、ラットの腎臓から
採った1個の細胞から腎臓の複雑
な立体構造を再現することに世界
で初めて成功しました。ヒト細胞
でもできれば、腎不全の再生医療
につながる可能性があるという事
です。11月24日、米専門誌ステム
セルズに掲載されました。

腎臓は、構造が最も複雑な臓器
の一つです。岡山大医学部の喜多
村真治講師(腎臓内科)らは、ラ
ットの腎臓から、腎幹細胞を分離
しました。ゲル状の特殊な、立体
培地に埋め、細胞が縦横に成長で
きるようにしました。

すると3週間後には腎臓の基本
単位であるネフロンに酷似した、
構造体になりました。 尿を作る
機能も一部確認できたということ
です。ネフロンは細かい管が複雑
なループ状につながっています。
構造再現は極めて難しいと見られ
ていました。

喜多村講師は「まず腎臓を使う
動物実験の代替として使えるでし
ょう。ヒト細胞で製法が確立でき
れば、iPS技術と組み合わせて、
再生医療に応用できる可能性があ
る」と話しています。

iPS細胞から腎臓の組織を作った

ことを伝えるニュース動画です。



 
 
 
 
 
 
 
 
西方の製法が正法となった。笑

 
 
 
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編集後記

今回の発見によって形や大きさ
の制御が難しかった、歯や皮膚の
再生医療に道を開くとともにガン
の診断や、治療への応用について
期待が持てるそうなので、今後の
研究の発展に期待したいと思いま
す。ラットの腎臓から採った1個
の細胞から腎臓の複雑な立体構造
を再現することに、世界で初めて
成功したというのは、再生医療に
おいて画期的な進歩であると考え
ます。早く人でも再生医療に使え
る腎臓を作ることに成功して欲し
いと思います。透析の患者さんは
増える一方です。iPS細胞から
自分の腎臓を作ることができたら
今の他人からの腎臓移植を行わな
くても良くなるかもしれません。
透析にかかる医療費を節約できる
時代が来るかもしれません。

透析に投石する時代となるかも
知れません。笑

 
 
 
 
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2015-04-20 00:04:48

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診療マル秘裏話 Vol.493 平成25年5月16日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次
1)肩の骨折リスクは、骨粗鬆症のスクリーニングと治療により減少
2)生物学的応答調節剤で肝酵素が上昇して急性肝障害を誘発

 
 
 
 
 
 
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1】肩の骨折リスクは、骨粗鬆症のスクリーニングと治療により減少

 
 
 
 
米国整形外科学会(AAOS)
は、肩の骨折リスクは骨粗
鬆症のスクリーニングと
治療によって減少するとい
う新たな研究結果を紹介し
ました。この研究結果は、
米国肩肘外科学会会議
(ASES)2013で発表されま
した。

骨粗鬆症性の近位上腕骨
骨折は、全老人性骨折の約
10%を占めています。研究
では2002-2008年の間,近位
上腕骨骨折リスクのあった
60歳以上52万4612人を同定
し、骨粗鬆症のスクリーニ
ングと治療が、近位上腕骨
骨折に及ぼす影響を検討し
ました。約3分の1がスクリ
ーニングまたは治療を受け
ていました。新規近位上腕
骨骨折は全体的には1%
(5111人)に認められ、
女性と白人、そして80歳以
上の高齢者に最も多いとい
う結果がでました。

スクリーニングの有無、
治療の有無との関係で近位
上腕骨骨折を見ると、調査
から約3.25年の時点では、
治療群に骨折が多かった
(1.5% )のですが、それ
以前では未治療群(1.1%)
より少くなりました。スク
リーニング+治療群は、約
3.5 年後以降に骨折が多く
見られ始めた(1.0%)が、
調査期間の始めのうちは
スクリーニング+未治療群
(0.7 %)と同程度でした。
未スクリーニング+治療群
は調査期間を通して一番多
いという結果でした(2.9
%)。スクリーニングを行
った場合、骨折のハザード
比が0.17に低下し、治療を
行った場合、ハザード比
(ある治療を行った群で
事象が起こる危険性を100
なり1 なりとして、もう一
方の治療で、どのくらいの
危険性になるかを数字で見
たもの)が0.55に低下しま
した。

近位上腕骨骨折を視野に
入れて骨粗鬆症の治療やス
クリーニングを行うことに
より、治療必要数(NNT )
が減り、骨粗鬆症管理プロ
グラムの費用節約に大きな
影響を与える可能性があり
ます。

骨粗鬆症の疫学についての

動画です。



 
 
 
 
 
近医で近位上腕骨骨折を
見てもらう。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
2】生物学的応答調節剤により肝酵素が上昇して急性肝障害が誘発

 
 
米国消化器学会(AGA )
は4 月29日、米国消化器学
会会誌において、新たに
実施した胃腸病学および肝
臓病学的試験の結果、一般
使用されている、生物学的
応答調節剤により肝酵素が
上昇して急性肝障害が誘発
される場合があることが
確認されたことを発表しま
した。

研究グループは、米国
薬剤性肝障害ネットワーク
のデータベースから特徴の
明瞭な薬剤誘発性肝障害
(DILI)患者6 人を選択し
てTNF-α拮抗薬療法を設定
し、さらにPubMedから28人
を選択して検討しました。
その結果、全症例に急性肝
障害が認められ、そのほと
んどは、自己免疫性肝細胞
障害でしたが、一部非自己
免疫性の混在や胆汁うっ滞
の発生も認められました。

副腎皮質ホルモンを使用
した患者さんが若干いらっ
しゃいますが、肝障害は
通常、投薬を中止すると
消失することが判明しまし
た。その後、代替的TNF-α
を実施した場合に耐性を示
し、再発は見られないよう
でした。

承認時期が早く普及して
いるTNF-α拮抗薬である
インフリキシマブのほか、
エタネルセプトやアダリム
マブに関連する肝障害につ
いては報告されているもの
の、ナタリズマブ、ゴリム
マブ、セルトリズマブと
関連付けされた報告はなさ
れていません。

「TNF-α拮抗薬は、腸管、
関節、および皮膚に関わる
様々な炎症性疾患に対する
治療法に使用できるが、
胃腸科、内科、リウマチ科、
皮膚科の専門医がこの潜在
的合併症に注意し、その
診断法を理解する必要があ
る。適切な治療方針を決定
する上で、診断の早い段階
で自己免疫検査を実施すべ
きである」と、AGA フェロ
ーであるとともに上記試験
の論文著者であるカリフォ
ルニア大学サンフランシス
コ校の臨床医学准教授であ
るMaurizio Bonacini 氏
(MD)は述べました。

自己免疫性肝炎に関する

動画です。



 
 
 
 
 
桜桃に応答する。笑

 
 
 
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編集後記

骨粗鬆症は、スクリーニ
ング検診で早期に発見して
早期に治療が原則である事
が、再認識されました。
生物学的応答調節剤の副作
用は、今にはじまったこと
ではありませんが、厳重に
気をつけるべきだと私は、
思います。非常に高価であ
っても、患者さんは、すが
る思いで治療を受けている
ので、それを真摯に受け止
めるべきだと思いました。

神使の紳士が真摯なふる
まいをする。笑

 
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