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2015-04-23 10:33:07

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診療マル秘裏話 号外Vol.93 平成26年12月10日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)喫煙で慢性的な背中の痛みのリスクが3倍にも高まる
2)本態性血小板血症治療薬 「アグリリン」の発売開始

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】喫煙で慢性的な背中の痛みのリスクが3倍にも高まる

 
 
 
 
タバコを吸っていることで、
慢性的な背中の痛みのリスクが
3倍にも高まることが、最近の
研究で明らかになりました。
研究に携わったノースウエスタ
ン大学の専門家によると、これ
はタバコが脳に与える影響の一
つであると説明しています。

タバコを吸っていると脳の背
部痛を感じる部分の活動レベル
が変化し、背中の痛みを感じや
すくなるそうです。タバコと背
部痛の関係を、脳の働きから解
き明かした研究は、これが初め
てものとなります。

この研究では、背部痛を訴え
て初診に訪れた160人を1年間に
わたり観察しました。その内容
は、状況を変えて5回の脳のMRI
を撮影やアンケート調査など
です。これにより喫煙と背部痛
との関係を分析しました。また、
比較を行うため、無症状で健康
な35人と、慢性の背部痛を抱え
る32人を同様に観察しました。

特に念入りに観察したのは、
側坐核と前頭前皮質内側部とい
うふたつの部分です。脳のこれ
らの部分では、行動や積極的な
学習などをつかさどっています。
この脳の部分を結ぶ回路は、
慢性の痛みを感じるうえで重要
な働きを負っているのです。

喫煙者の脳では、この回路が
活発に動いています。ところが、
この活動は、タバコを止めると
すぐに、タバコを吸わない人と
同じレベルに近づくことが分か
りました。つまり禁煙するだけ
で、慢性の痛みの素早い緩和が
期待できるのです。

愛煙家にとっては、痛みがあ
るときに、一服できないことは、
一見きついように思えるかもし
れません。けれども、試してみ
る価値があることは、明らか
です。

腰痛や背部痛と喫煙の関係を

簡潔に解説した動画です。



 
 
 
 
 
 
 
 
緩和医療の話が、閑話や官話
に聞こえるそうです。笑

 
 
 
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2】本態性血小板血症治療薬 「アグリリン」の発売開始

 
 
 
シャイアー・ジャパンは25
日、本態性血小板血症治療薬
「アグリリン カプセル0・5
ミリグラム」(一般名・アナグ
レリド塩酸塩水和物カプセル)
を発売したと発表しました。

本態性血小板血症は、体内の
造血幹細胞の異常により、必要
以上に血小板を作り出してしま
う疾患です。国内の患者数は3
万人程度と推定されています。

同剤は、血小板の前駆細胞で
ある巨核球に選択的に作用する
ことで血小板産生を抑制、長期
間にわたる血小板減少効果が、
期待できるということです。

血小板の役割に関する動画です。



 
 
 
 
 
 
 
血小板減少の効果で、本態性
血小板血症は、治癒の現象を見
た。笑

 
 
 
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編集後記

タバコを吸っていることで、
慢性的な背中の痛みのリスクが
3倍にも高まることが分かった
訳ですが、背中の痛みのリスク
を下げるためにも禁煙を目指し
ましょう。副流煙でもこの背中
の痛みは、生じるのでしょうか
? 私が研修医だった頃にこの
本態性血小板血症の先輩がいま
した。彼は、血小板の機能と数
を減少させるために、バッファ
リンを内服していました。その
バッファリンをアスピリン喘息
の見知らぬ女性にあげてしまい、
その女性は、救急車で慶応病院
に運ばれました。当時の呼吸器
内科の教授が、患者さんに頭を
下げて、一旦は許されました。
しかし、後で医療訴訟となり、
大変なことになってしまった様
です。 皆さんも知らない人に
自分の薬をみだりにあげたりし
ないようお気を付け下さい。

一旦は許されても、一反木綿
は、許さなかった。笑

 
 
 
 
 
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