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診療マル秘裏話 Vol.262 平成20年12月4日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1)  ダニを媒介とする新興感染症
2) インスリン分泌が活性化するタンパク質

 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
1】 ダニを媒介とする新興感染症

ダニを媒介とする新興感染症、
ヒト顆粒球エーリキア症(HGA)
の感染者が中国で初めて確認され
ました。中国の研究者が米国医療
協会誌(JAMA)最新号に報告
しました。

中国の研究者によると、中国で
このほどダニにかまれたとみられ
る50歳の女性が12日後に発熱
し、鼻と口から大量に出血して5
日後に死亡しました。さらにその
2週間後、女性を看護していた
医療関係者4人と身の回りの世話
をしていた家族5人の計9人が
発症し、HGA感染と診断されま
した。

9人ともダニにはかまれていませ
んでしたが、女性が死亡して12
時間以内に手袋をせずに女性の体
や患者の血液に接触しました。
さらにその中の7人は患者の気道
からの分泌物にも接触したという
ことです。このため感染者は傷口
から体内に細菌が侵入した可能性
があると推測されています。

HGAは寄生性の細菌「エーリキ
ア」に感染することで発熱性の
疾患を引き起こす感染症で、19
90年に米国で初めて感染が確認
され、1997年には欧州でも
患者が見つかっています。

3年前の新唐人テレビのニュース動画

です。これがエーリキア症によるものか

は不明です。



 
 
 
 
ダニ以外の感染経路は意外だに。


 
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2】 インスリン分泌が活性化するタンパク質

肝臓で特定のタンパク質を活性化
させ、血糖値を抑えるインスリン
を作る膵臓(すいぞう)の細胞を
増殖させる仕組みを、東北大の
片桐秀樹(かたぎり・ひでき)教授
(代謝学)らのグループがマウス
実験で発見しました。糖尿病の新
しい治療法につながる成果で、11
月21日付の米科学誌サイエンスに
発表しました。

グループは肥満になると(1)
肝臓にあるタンパク質「ERK」
が刺激を受け活性化(2)インス
リンを分泌する膵臓のβ細胞が
増殖-することに着目しました。

ERKの活性化がβ細胞増殖の
引き金ではないかと考え、ERK
が活性化しやすくなるように
マウスの肝臓に遺伝子を導入しま
した。その結果、β細胞が増え
血糖値が下がることが確認されま
した。多くのβ細胞が死んだ糖尿
病のモデルマウスでは同じ方法で
β細胞が再生しました。

この現象は肝臓や膵臓と脳を
つなぐ特定の神経回路を閉ざすと
生じず、β細胞の増殖を導く神経
ネットワークの存在を示していま
す。ERKの活性化はガンを招く
恐れがありますが、神経ネットワ
ークのどこかを刺激することで
ERKと同じ効果が期待できると
いうことです。

片桐教授は「体が元来備えてい
る仕組みを用いて、β細胞を再生
できることを示せた。新たな再生
医療の確立に結び付けたい」と話
しています。

糖尿病の食事療法についての動画

です。乳製品については、私個人的

には、牛乳一日一本(200ml)は多い

と考えています。色々な病気のリスク

から乳製品は、必ずしも摂取する

必要はないと考えております。



 
 
 
 
 
 
β細胞の再生の研究は、最盛期
を迎えた。笑

 
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編集後記

ライム病やツツガムシ病や日本
紅斑熱以外のダニ咬傷で伝播する
細菌が原因の感染症の中国での
発生は、意外でした。治療は同じ
ですが、治療が遅れると死に至る
という点では重大な病気と言えま
す。糖尿病の新たな再生医療が
早く実現することを祈っています。

十大ニュースは重大ニュース。笑

 
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