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診療マル秘裏話 Vol.110 平成18年1月12日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次
1) ナタデココでDNA検査が高精度に進化
2) インシュリンの分泌量を調整する酵素

 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
1】ナタデココでDNA検査が高精度に進化
ココナツミルクなどが発酵して
できるナタデココに特有のごく細
い繊維を使いDNAを高精度に
解析できるプラスチック製装置
(チップ)を、田渕真理(たぶち・
まり)徳島大特任講師(ナノテク
ノロジー)らが12月24日までに
開発しました。

従来検査可能だったDNAの10
分の1の長さでも判別でき、試料
は6分の1あれば検査できるという
ことだそうです。検査は短時間で
済み、費用は安いといい、食中毒
の病原体検出や、ガン遺伝子の
検査などに応用できるといわれて
います。

DNAは、ゲルというゼリー状
物資に入れて電圧をかけると少し
ずつ動きます。分子量により移動
速度が違い、これを利用してDNA
の同定ができます。

田渕さんらは、ナタデココに1
%含まれるごく細い繊維に着目し
ました。太さは毛髪の1000分の1
の数十ナノメートル(ナノは10億
分の1)程度で、この繊維をゲル
に入れたテレホンカード大のチッ
プを作りました。繊維は編み目の
細かいザルのような役目を果たし、
長さが短いDNAを選別すること
ができました。

チップの検査では、DNAに
発光物質を付けて見分けますが、
チップに反射板を組み込むことで
光が増幅し、少量の試料でも検査
が可能になりました。

田渕さんは「血液によるガンの
遺伝子検査も、その日のうちに
結果が出るので有効だと思う」と
話しているということです。

遺伝子検査のチップは、ここまで進化

したという驚きを隠せない動画です。

www.youtube.com/watch?v=6kW6oqjb8KE

 
 
 
 
 
 






















その日のうちに結果がでるのは、
患者さんにとっては大きな福音と
なるでしょう。ガンはガンこな
病気ですが検査が遅いのが、かな
り治療法の開発の「ガン」になっ
ていました。笑

 
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2】インシュリンの分泌量を調整する酵素

血糖値を下げるインスリンの
分泌量を調節する酵素を富沢一仁
(とみざわ・かずひと)岡山大助
教授(細胞生理学)らが12月26日
までに見つけました。

血糖値が高くないときにインシ
ュリンが効きすぎると、低血糖と
なり意識障害を起こす場合があり
ますが、この酵素の働きを抑制す
ると血糖値が高いときだけインス
リンの分泌が促進されるという
ことが分かっています。糖尿病の
新たな治療薬開発につながる可能
性があるということです。

富沢助教授らは、脳の神経細胞
にある酵素「Cdk5」が、イン
シュリンを分泌する膵臓
(すいぞう)のベータ細胞にもあ
り、インシュリン分泌量を制御し
ていることを突き止めました。

マウスにこの酵素の働きを抑え
る薬剤を注射したところ、食後に
相当する高血糖状態では、インシ
ュリン分泌が促進され、空腹時で
はほとんど出ないということが分
かりました。

もともと酵素が効かないよう
遺伝子操作したマウスでは、通常
は普通のマウスとインシュリンの
分泌量は変わりませんでしたが、
高血糖状態では普通のマウスの
場合の2倍のインスリンが分泌さ
れました。

富沢助教授らはベータ細胞の
酵素だけを抑える薬剤を開発して
おり「実用化には、薬剤が脳に
影響しないことを確かめるなどの
課題がある」と話しているという
ことです。研究結果は、米科学誌
ネイチャーメディシンに発表され
ました。

糖尿病は、どんな病気ということを

分かりやすく解説した動画です。

www.youtube.com/watch?v=NpYOwzmOipo
 
 
 
 
 
 
 
 




























低血糖を起こさずにインシュリン
の分泌が調節できるなら、素晴ら
しいことだと思います。薬剤が脳
に影響するとノーと言われるかも
しれませんが、ぜひ実用化に向け
て努力してほしいものです。笑

 
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編集後記

DNA検査が身近にあるナタデココ
により、以外な進化を遂げること
が分かり、驚いています。私も、
DNAを用いた実験をやったことが
あるので、これがスピードアップ
することで、研究は飛躍的に進む
のではないでしょうか?インシュ
リンの分泌を調節する酵素の発見
は、素晴らしい成果を糖尿病治療
にもたらす可能性があります。

 
生家で成果を出す。笑

 
 
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