美しい肌Vol.445

2014-09-17 20:31:49

カテゴリー:女性の美容と健康

スダチ

写真はスダチです。

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美肌の野菜&果物&魚介(各論:スダチ)

 
 
 
 
スダチの正体

スダチ(酢橘、学名:Citrus sudachi)は
ミカン科の常緑低木ないし中高木です。

学名 シトラス・スダチ・ホォートと呼ばれ、

大正時代に東京帝国大学農科大学の

白井博士が命名しました。徳島県原産

の果物で、カボスやユコウと同じ香酸

柑橘類です。名称の由来は食酢として

使っていたことにちなんで、「酢の橘」

から酢橘(すたちばな)と名付けていま

したが、現代の一般的な呼称はスダチ

です。花をつけるのは5月~6月頃、

純白の白い花を咲かせ、秋頃に果実が

実ります。果皮が青い未熟果のうちに

収穫し出荷されますが、熟すとミカンと

同様に黄色くなります。旬は8月~10月

で露地栽培の果実が出荷され、最も香り

も味わいも高いものとなっています。

冬の11月~2月の出荷品は露地栽培した

ものを冷蔵して販売し、酸味は比較的穏

やかとなり、やわらかな味が楽しめます。

4月~8月はハウス栽培品で、1年中入手

することができます。現在の主な産地は

徳島県神山町や佐那河内村、阿南市

です。日本における収穫量は2005年が

4,469 トン、2010年が5,882 トンであり、

その98%が徳島県で生産されています。

スダチは徳島県を代表する特産物であり、

スダチの花は1974年に徳島県の県花に

指定されています。1993年にはスダチを

モチーフとした「すだちくん」という徳島県

のイメージキャラクターが誕生しました。

外皮が青、又は黄色の果実を切り分け、

鍋料理の具やサンマなどの焼き魚、魚介

類の刺身、あるいは焼き松茸などを食べ

る直前に、料理に果汁をかけるために添

えられます。果汁は食用酢としても用い

られ、通常の酢の代りに酢の物の材料と

なります。果汁以外では、青い果実の

外皮部分を薄く切ったり、薬味おろしで

おろすなどして、薬味としても使われます。

スダチとカボスでは、まず第一にスダチ

の方がサイズが小さいことが挙げられます。

その他にも薬効成分が微妙に違ってい

ます。徳島県では比較的安価で果実を

含めジュースやお酒などとして至る所で

売られています。

スダチのレシピ4品の動画です。



 
 
 
 
 
 
スダチの歴史

すだちとは、スダチバナの短縮語で「すだち」

となったと考えられています。すだちは、ユズ

との近縁種で徳島県を代表する特産物の

香酸柑橘類です。香酸柑橘類というのは、

酸っぱいみかんという意味です。なかにも

ユズ、カボス、ユコウ、だいだいなどがあり

ます。古くから果汁を食酢として、焼き魚、

おすし、などに使われてきたことから「酢橘」

「酸橘」や「酢立」「巣立ち」など漢字で書かれ

てきました。阿波の味覚は、ゆず、すだち、

ゆこうで代表されます。徳島を代表するこれ

ら柑橘類は、いずれも酢みかんの仲間で、

味、香りとも独特です。阿波邪馬台国説は、

阿波の剣山が高天原であり、古事記に

「田道間守」(タジマモリ)が健康の源である

果実を常世の国に求めたのは即ち阿波の

徳島に「すだち」の原種の橘を探し求めた

のであると郷土史家は力説しています。

すだち・ゆず等の酢柑は、梅と共にわが

日本では万葉の大昔より、食用及び健康

の元として珍重され、京都の柴震殿には、

右近の橘・左近の桜(昔は梅であった)が

今もその名残りをとどめています。三月の

雛飾りの五段目に三人の衛士に守られた

橘と桜(梅)はその象徴だそうです。すだち

は遠く万葉の昔から他県では真似の出来

ない、特産品として今日まで愛用されてき

ました。このすだちが書物に表れたのが約

300年前、貝原益軒の著「大和木草」に

リマンの名で説明されたのが初めとされて

います。定かではありませんが、鳴門市

大麻町板東(ゆで卵が大好きな板東英治が

その出身)にある大麻比古神社の裏山に

すだちの原木があってそこから県下に広ま

ったようで、言い伝えでは「大麻山がみえる所

でないとすだちは育たない」とも言われていた

そうです。現在は、徳島県が全国の約95%を

占めその生産量の約1/4が神山町で生産され

ています。神山産のすだちには樹齢200年を

こえる古木もあり縁起ものとされているものも

あります。本格的に栽培されるようになったのは

昭和30年以降で、主要生産地である徳島県

では耐寒性が強いすだちの栽培を、一部地域

を除いてほぼ県下全地域で行なっているよう

です。

スダチの産地である徳島の神山町鬼籠野地区

に関する動画です。



 
 
 
 
 
 
 
 
スダチの雑学

露地物すだちの収穫は8月中旬から9月中旬

までです。この時期は大量に出回り1年中で、

一番価格が安い時期です。9月中旬~10月

以降~翌年3月ぐらいまでは、「すだち」は樹

になっているのを出荷するのでなく 露地最盛

期の8月後半から9月前半に収穫された中

から 秀品を予措(乾かして)冷蔵貯蔵され順に

出荷されます。 ちなみに、この冷蔵貯蔵され

たものは、決して樹から取ったものではありま

せん。よく、この時期に買って、「お家で冷蔵

庫に入れてあるのに、腐ったり黄色くなって

使い物にならない。」と訴える方が多いよう

です。実は、この冷蔵貯蔵中の緑色の果皮

管理は長年経験を積んだ生産者でも相当

管理が難しいとされているのです。 9月に

入庫した「すだち」は徐々に黄化現象が進み、

早い物では10月中旬以降黄色くなる前に

出荷されます。10月以降のすだちは大量に

購入せず、少量で早めに消費されるのが

一番良いさばき方です。たとえ2月に買っても

収穫されたのは9月中旬のものです。そして、

温室物すだちですが4月には、高価な温室物

すだちが出始めます。温室ものは冷蔵貯蔵は

しません。収穫直後の「すだち」ですので品質

は長持ちします。ご家庭でのスダチの長期保存

は非常に難しいのですが5個位をポリ袋に入れ、

袋内の空気を抜き冷蔵庫に入れておくと、黄変

しながらでも半月ぐらいはもちます。

スダチおろしうどんのレシピ動画です。



 
 
 
 
 
スダチの有効成分

レモンやライムの果汁に豊富なエリオシトリンは、

スダチ汁にも同等程度含まれますが、ゆず汁

やカボス汁には欠ける成分だそうです。また

ネオエリオシトリン(ダイダイやベルガモットに

豊富)も、スダチの果皮や果汁に検出されます 。

エリオシトリンは、脂質過酸化にたいする抗酸

化作用が解明されており、ネオエリオシトリン

と共にアレルギーや動脈硬化に関与する

リポキシゲナーゼの形成を阻害するとされて

います。また、ナリルチンは、花粉症に効き目

があるとされる和歌山県の特産かんきつ類

ジャバラの有効成分とされ、ジャバラ汁には

ユズ汁の6倍の濃度があるとされていますが、

スダチ汁にもユズ汁の3倍との報告があります。

ただし、この物質は、果皮にならばユズや

カボスにも相当豊富に含まれているようです。

徳島県特産のスダチの果皮に含まれる

「スダチチン」に、脂質の代謝を改善し、体重

増加を抑制する効果があることが分かりました。

スダチチンの具体的な機能が明らかになった

のは初めてだそうです。効果を確認した酒井徹・

徳島大学大学院教授(実践栄養学)と県立工業

技術センターの研究グループは、肥満対策

などへの活用が期待されると話しています。

スダチチンは有機化合物で、ポリフェノールの

一種です。研究グループは、高脂肪食を与え

ている肥満マウスに対し、体重1キログラム

当たり2ミリグラムのスダチチンを無害な有機

溶媒に溶かして毎日投与しました。12週間後

の内臓脂肪量を比較したところ、スダチチンを

投与したマウスは、投与しなかったマウスの約

半分でした。100ミリリットル当たりの血中の

中性脂肪量も、スダチチン投与マウスが17・7

~50・3ミリグラムだったのに対し、非投与

マウスは24・0~76・5ミリグラムで、上昇の抑制

が認められました。さらに、スダチチン投与

マウスの肝臓組織では、肝臓脂肪の分解に

かかわる遺伝子(ホルモン感受性リパーゼ)の

発現が増加していました。脂肪組織では、脂質

を合成する遺伝子(アセチルCoAカルボキシ

ラーゼ)の発現低下が認められました。研究

グループは、2型糖尿病(生活習慣型)の

マウスでも同様の研究を行い、インスリンの作用

を改善する効果や中性脂肪量の低下を確認し

ました。研究は、とくしま産業振興機構が文部

科学省の補助で取り組む「徳島健康・医療クラ

スター事業」の一環だそうです。これまでの研究

で、スダチ果皮に中性脂肪を減らす効果など

があることは分かっていましたが、有効成分の

特定につながる成果は初めてだそうです。

酒井教授は「サプリメントや医薬品などに応用

できる可能性があり、今後はより詳細な作用メカ

ニズムを明らかにしたい」と話しています。スダチ

果皮には、スダチチンとデメトキシスダチチンと

いう2種類のフラボノイドがあることが、分かって

います。この2種類のフラボノイドが現在病院等

で問題となっている抗生物質耐性菌に対し効果

があることが示唆され、現在も研究が進められて

います。

手羽元の料理レシピです。

しかし、スダチの絞り方が違っていました。最初の

動画のように絞って下さいね。



 
 
 
 
 
 
スダチの美肌効果

スダチにはビタミンC、リモネン、クエン酸、食物

繊維などが多く含まれており、ビタミンCは、免疫

力強化や風邪予防、美肌などの効果があります。

ビタミンCの美肌効果には、そのコラーゲン合成

促進作用による、お肌の保湿力のアップが寄与

しています。さらにビタミンCのチロシナーゼの

抑制によるメラニン産生抑制の美白効果も寄与

しています。クエン酸は、クエン酸回路を回転

させ、体内のエネルギー産生を促進します。また

その抗疲労効果が証明されている、数少ない

疲労回復物質です。芳香成分のリモネンには

精神を安定させる効果が知られています。

心理的ストレスが過度にかかると皮膚に活性酸素

が生じて肌荒れとなってしまいます。その心理的

ストレスがリモネンの精神安定効果により、解消

されれば、活性酸素がお肌に悪さをすることは

なくなります。それゆえ美肌には、精神安定が

絶対に必要といえるでしょう。

水菜とカリカリベーコンサラダの動画レシピ

です。



 
 
 
 
 
 
 
今回は、ここまでとさせて頂きます。

子供が巣立つとき、スダチを食べさせる。笑

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

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