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2014-05-04 19:17:10

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診療マル秘裏話 Vol.443 平成24年5月24日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 傷ついた膝(ひざ)の軟骨を自分の細胞を使って再生
2)「ブラッドパッチ療法」で公的医療保険との併用が承認

 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 傷ついた膝(ひざ)の軟骨を自分の細胞を使って再生

神戸大と先端医療センター(神戸市)
は、スポーツや事故などで傷ついた膝
(ひざ)の軟骨を自分の細胞を使って
再生させる治療について、国の承認を得
るのに必要な臨床試験(治験)を今月内
に始めます。同種の取り組みでは、国内
で最も早く保険がきく治療になると期待
されています。

この治療は、自分の膝に残っている
軟骨から、数ミリリットルの細胞を注射
で取り出して培養し、約10日後に欠損
部に移植します。今月内に始める治験は
20~50歳の10人を予定しています。
1年間経過を観察します。

残った軟骨の一部を切り出して、その
まま移し替えるなどの治療法はすでに
ありますが、対応できるのは4平方
センチ程度の傷とのことです。新方式
なら、約9平方センチまで治療できる
ようになるということです。

軟骨の再生治療は欧米では2500例
以上の実施例がありますが、国内では取
り組みが遅れています。責任者の神戸大・
黒田良祐准教授(整形外科)は「今後、
靱帯(じんたい)損傷を伴う膝のけがや
高齢者に多い変形性膝関節症にも広げたい」
と話しています。

細胞シートを使った膝軟骨の再生医療の

動画です。

www.youtube.com/watch?v=7OA6tt1_WlM

 
 
 
 
 
 
 
 

































桂花の経過を恵果阿闍梨がみる。笑

 
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2】「ブラッドパッチ療法」で公的医療保険との併用が承認

厚生労働省は5月17日、交通事故や
転倒などが原因で、脳や脊髄(せきずい)
を覆う硬膜から髄液が漏れる「脳脊髄液
漏出症」の患者さんに対する治療に、
公的医療保険の併用を認めることを決め
ました。7月から適用されます。この日
開かれた専門家会議で、この方針が了承
されました。

脳脊髄液漏出症は、頭部に強い衝撃を
受けたことをきっかけに激しい頭痛や
めまいなどが長く続く「脳脊髄液減少症」
の一部です。昨年秋に厚労省の研究班が、
診断基準をつくりました。

公的医療保険との併用が認められる
治療法は、破れた硬膜の周辺に患者さん
の血液を注入し、髄液が漏れるのを防ぐ
「ブラッドパッチ療法」です。この治療
にかかる費用1万8千円程度は全額負担
しなければなりませんが、そのほかの
入院費などは1~3割の負担で済みます。

脳脊髄液減少症患者・家族支援協会に
よると、これまで全額自費で30万円
前後かかっていたのが、3割負担の患者
さんで10万円弱になります。患者さん
の数は約1万人で、保険併用が認められ
る対象はその1、2割とみられるという
ことです。中井宏代表理事は「保険適用
への第一歩。10年間訴えてきたので、
感慨深い」と話しました。

ブラッドパッチ療法の完全保険適応の署名

が提出された際の動画です。

www.youtube.com/watch?v=fWws860by5U

 
 
 
 
 
 
 








































灌漑の水路ができて感慨深い。笑
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編集後記

サッカーの本多選手を初め、膝の怪我
に泣き、試合にでられなくなった
アスリートがどれだけ多いことでしょう。
本多選手はスペインで2度の手術を受け、
昨日の試合でも痛そうにしていませんで
した。日本人でそのような素晴らしい
治療のコネをもっている人はまれだと思
います。しかし上記の治療が軌道に乗れ
ば、そうしたコネの必要性がなくなる
ようになるでしょう。脳脊髄液減少症に
ついては、一部の整形外科医の偏見から
その存在すら認められていませんでした。
診断基準ができたときも嬉しかったけど、
さらに公的保険が来月からにしろ適応さ
れるようになったことはほんとに喜ばし
いことです。

敵王の適応能力。笑

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