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診療マル秘裏話 Vol.344 平成22年7月8日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 肉を食べない高齢者は転倒骨折しやすい
2) 「ノンレム睡眠」に導く新たなタンパク質

 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 肉を食べない高齢者は転倒骨折しやすい

食生活が野菜などに偏って肉類を
あまり食べない高齢者が、寝たきり
につながる転倒骨折をする危険は、
そうでない人に比べて3倍近く高く
なるとの調査結果を、東北大の研究
チームが21日までにまとめました。

調査は2002~06年、仙台市
に住む70歳以上の男女877人を
対象に実施しました。それぞれ
「野菜食」「肉食」などの食事パタ
ーンを把握した上で、骨折の有無
などを継続調査しました。

調査に当たった岩崎鋼(いわさき・
こう)准教授(漢方内科)によると、
4年間に交通事故などを除く転倒
骨折をしたのは877人中28人で
した。食生活と骨折の関連性を解析
したところ、野菜を毎日のように
頻繁に食べるが肉類はほとんど食べ
ない「野菜食」の人の骨折リスクは、
そうでない人に比べ2・7倍高いと
いう結果がでました。

同様に、2日に1回程度は肉類を
食べる「肉食」に当てはまる人の
骨折リスクは、肉をあまり食べない
人よりも2・8倍低いという結果でした。

糖質制限食は、万能のように言われて

いますが、糖質しか見ていないという

点に盲点があります。このため肉類の

摂取についても、この疫学的調査の

結果のみで判断するのは、危険だと

考えます。要はバランスのとれた食事

および危険な食品を除外するという

ことが必要ではないかと思われます。

糖質制限食の盲点に関する動画です。

www.youtube.com/watch?v=h7EhPnlnaFg

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



































欧米では肉食中心の食生活は骨密
度を下げるとする調査が多いといい、
岩崎准教授は「意外な結論だが、
欧米に比べて日本の高齢者は肉類の
摂取量が少ないためかもしれない。
野菜に偏りがちな人は、意識的に
肉類を食べるようにしたほうが望ま
しい」と話しています。

高齢者は、野菜ばかりだと骨が折
れる。笑

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2】 「ノンレム睡眠」に導く新たなタンパク質

眠りの深い「ノンレム睡眠」に導
く新たなタンパク質の働きを解明し
たと、自然科学研究機構生理学研究
所(愛知県岡崎市)の山中章弘
(やまなか・あきひろ)准教授
(神経生理学)らの研究チームが6
月22日、発表しました。米国専門
誌「SLEEP」の電子版に掲載さ
れました。

これまでの睡眠薬は脳の神経活動
全体を抑制していましたが、この
タンパク質は眠りを促す神経を選ん
で作用するため、少量で質の高い眠
りを促す睡眠薬の開発につながる
可能性があるということです。

研究チームは、タンパク質「ニュ
ーロペプチドB」(NPB)をマウ
スの頭部に投与した結果、夜行性の
マウスが夜になっても眠り続ける
ことを確認しました。その上で、
マウスの脳波と筋電図を同時に記録
する装置を使い、NPB投与マウス
の睡眠状態を調べると、脳も体も休
んだ状態のノンレム睡眠であること
が分かりました。

睡眠の役割に関する動画です。

www.youtube.com/watch?v=__dJrDOfwAM

 
 
 
 
 
 
 
 
 







































NPBは研究チームが2002年
に人の脳内にあるのを発見しました
が、詳しい機能は未解明でした。

NPBは日本プロ野球ではありません。笑

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編集後記

高齢女性の大腿骨頸部骨折は、
本当に厄介な骨折です。
当クリニックでも窓のカーテンを閉
めようと身体をねじっただけで大腿
骨頸部骨折を起こした患者さんが
おられました。無理な運動を控える
と同時に肉類もある程度食べないと
高齢者は骨折を起こしやすいという
ことでしょう。過ぎたるは、及ばざ
るがごとしで欧米人のように肉類の
食べ過ぎも良くないものと考えられ
ます。ノンレム睡眠に導くことがで
きる睡眠薬が見つかれば、画期的
大発見と言えるでしょう。

眠り姫とまでは、いかなくても
ぐっすり眠りたい。笑

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