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診療マル秘裏話 Vol.444 平成24年5月31日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 「多発性硬化症」で、治療薬の選択や診断に、役立つたんぱく質
2) ニッケルやコバルトなど3種類の金属が接触性皮膚炎の主な原因

 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 「多発性硬化症」で、治療薬の選択や病気の見極めに役立つたんぱく質

国内でも患者が増えている神経の
病気「多発性硬化症」で、治療薬の
選択や病気の見極めに役立つたんぱく
質を、大阪大の神経内科などの
グループがみつけました。病気が進む
前に適切な治療を選ぶ助けになりそう
です。米国免疫学会誌に掲載されまし
た。

多発性硬化症は、手足のしびれや
視力低下などが起きる難病です。自己
免疫のバランスの崩れが関わります。
患者さんは欧米に多いですが、日本
でも急増しています。

グループは、患者さんやこの病気が
疑わしい人の血液中に、
「セマフォリン4A」という、免疫
細胞の活性を左右するたんぱく質が多
いことを突き止めました。病気が進行
した人ほど多く、多い状態では、第一
選択薬のインターフェロンβが効き
にくいことを、患者さんのデータと
動物実験で確かめました。

少量の血液検査でわかるこの指標を
使えば、早期診断や、別の薬から治療
を始めるべき人の見極めができる可能
性があり、中辻裕司講師は、「患者の
貴重な1~2年を無駄にせずに済む」
と話しています。

すでに、国内の検査会社との協力で、
検査用キットの試作品も完成しました。
欧米には日本の5~20倍ほどの患者
さんがいるとされており、実用化すれ
ば、国内外の臨床現場で役に立ちそう
です。

多発性硬化症を分かりやすく解説した

動画です。

www.youtube.com/watch?v=AUHQPgj-L94

 
 
 
 
 
 
 
 
 






























深い思索から、試作品を完成し、
施策に反映させた。笑

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2】ニッケルやコバルトなど3種類の金属が接触性皮膚炎の主な原因

ネックレスやピアスに使われる特定の
金属に気をつけて――。皮膚炎になった
患者さんが身につけていた装飾品を調べ
たところ、ニッケルやコバルトなど3種
類の金属がアレルギーの主な原因になっ
ていたことが、厚生労働省研究班の調査
でわかりました。専門家は改めて注意を
呼びかけています。

研究班が全国77カ所の病院で2010年
度に皮膚炎を起こした約900人を対象
に調査しました。このうち、身につけて
いた装飾品が原因で皮膚炎を起こした約
30人について調べたところネックレス
(16%)、ベルトのバックル(9%)、
ピアス(8%)の順に多いことが分かり
ました。

これらの製品では、日本皮膚アレルギー
・接触皮膚炎学会が日本人が反応しやす
い物質として指定する「硫酸ニッケル」
「塩化コバルト」「重クロム酸カリウム」
を含んだものが大半を占めました。

金属アレルギーに関する動画です。

www.youtube.com/watch?v=2iBIflj6rlA

 
 
 
 
 
 
 
 































僧職は、装飾がなく草食です。笑

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編集後記

多発性硬化症は厄介な病気で、病気が
進行すると視力低下も考えなければなり
ません。難しい病気の第一選択薬が違っ
ていると、患者さんの時間を無駄にする
ことは、明らかです。効かない薬を使う
ことほどの無駄はないでしょう。金属の
装飾品でおこる接触性皮膚炎では、金や
銀や白金ではおこらないと思っている人
がいます。それは誤りで、金でも銀でも
白金でも起こります。唯一起こらないの
がチタンです。できるだけ、身に付ける
金属はチタン製にしましょう。

八斤の白金を写真にとったら発禁にな
った。笑

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