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診療マル秘裏話 Vol.245 平成20年8月7日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1)  桑の葉に含まれる成分が血糖値上昇を抑制
2) 網膜の神経回路に不可欠なタンパク質

 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

1】 桑の葉に含まれる成分が血糖値上昇を抑制

独立行政法人・東北農業研究センター
福島研究拠点(福島市荒井)は、桑の葉
に含まれる成分が血糖値上昇を抑制する
効果があるという人体で初の研究結果を
発表しました。糖尿病予防などの効能の
解明につながるものと期待されています。

寒冷地バイオマス研究チームの
木村俊之・主任研究員(41)を中心に
03年から、東北大大学院や日本医科大
などと連携し研究を進めてきました。
園芸作物では桑の葉にしか含まれていな
い「1-デオキシノジリマイシン」
(DNJ)がブドウ糖の構造に似ており、
糖の消化酵素の働きを抑え、血糖値上昇
の抑制につながるということです。これ
までマウス実験が進められてきましたが、
人体では実証されていませんでした。

今回、通常の桑の葉の10倍の濃度の
DNJを含むカプセルを作り、健常者
24人と、血糖値が高い「境界型糖尿病」
12人に投与しました。糖や米飯の摂取
後に血糖値を比較した結果、カプセル
0・8グラムで健常者で血液10CC当
たり平均約25ミリグラム、境界者で同
約30ミリグラムの血糖値減少が確認さ
れました。カプセル0・8グラムは乾燥
した桑の葉2-3枚(約10グラム)に
相当するということです。

桑の葉を使った健康食品に関する動画です。

www.youtube.com/watch?v=0yoOTp0sLu8
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

































木村研究員は「今後は長期間食べても
副作用がないことなど安全性を実証し、
糖尿病の予防効果があることを証明した
い」と話しています。

桑の葉は、桑野派ではありません。笑

 
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2】 網膜の神経回路に不可欠なタンパク質

目の奥にあって光を感じる網膜の神経
回路がきちんとつくられるのに必要な
タンパク質を、大阪バイオサイエンス
研究所の古川貴久(ふるかわ・たかひさ)
研究部長らのチームがマウス実験で突き
止めました。米科学誌ネイチャー・
ニューロサイエンス電子版に7月21日発表
しました。

光を発するネズミに似た人気アニメ
キャラクター、ピカチュウにちなんで
「ピカチュリン」と名付けられました。

古川部長は「網膜の神経回路ができる
仕組みの一端が分かった。人工多能性幹
細胞(iPS細胞)などを使った目の
病気の再生医療にも応用できそうだ」と
話しています。

チームは、視神経の周りで働いている
ピカチュリンを特定しました。これが
働かないよう遺伝子操作したマウスでは、
受光細胞から中枢神経につながる視神経
に異常が起きるのを確かめました。通常
のマウスに比べ神経伝達が遅れ、動く
ものを見る視力が落ちていました。

またピカチュリンが筋ジストロフィー
に関係する物質と結合するのも確認され
ました。筋ジス患者にみられる目の疾患
にかかわっている可能性も示されました。

身体の臓器を作る方法(再生医療)に関する

動画です。

www.youtube.com/watch?v=QvAMNfD2qww

 
 
 
 
 
 
 
 
 



































ピカチュリンは網膜をピカピカにする。


 
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編集後記

第二次大戦後の食糧難で生き残った
人達は、身体にエネルギーをため込み
やすい糖尿病や高脂血症、肥満症などの
素因を持った人達でした。そのためこれ
らの病気の人たちが飽食の時代になって
増えています。桑の葉の成分を食べる
だけで血糖値が下がるのであれば糖尿病
の予防および治療に有用であると考えら
れます。網膜の再生医療にピカチュリン
が活用できれば、網膜剥離、緑内障など
網膜に異常を来す病気の患者さんにとっ
ては、福音となるでしょう。

私は貝になりたいですが、糖尿病の人
は蚕になりたいです。笑

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