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診療マル秘裏話 Vol.445 平成24年6月7日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1)  肝臓が、その4分の3を失っても元通りに再生する仕組み
2) 中皮腫の発症前に患者予備軍を血液検査で見つけ出す方法

 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

1】 肝臓が、その4分の3を失っても元通りに再生する仕組み

肝臓が、たとえその4分の3を失って
も元通りに再生する仕組みを、東京大学の
宮島篤教授らがマウスを使った実験で明ら
かにしました。

細胞数の増加よりも、むしろ個々の細胞
が肥大することにより、元の大きさを回復
していました。科学誌カレント・バイオロ
ジー電子版に6月1日、発表しました。

肝臓は、他の臓器と比べて再生能力が極
めて高いことが分かっています。その能力
を利用して、健康な人の肝臓の一部を病気
の人に移植する生体肝移植が行われますが、
この再生能力は、活発な細胞分裂による
ものと考えられていました。

研究チームが、約7割を切り取った肝臓
で、再生までの細胞分裂の回数を数えた
ところ、細胞1個あたり平均0・7回で、
肝臓の完全再生には足りない数でした。
その一方で、再生後の細胞を顕微鏡で観察
したところ、細胞の大きさ(面積)は、
平均で約1・5倍になっていました。

肝臓胆嚢膵臓の解剖生理学の動画です。

www.youtube.com/watch?v=6VUCl9fTPnM

 
 
 
 
 
 
 































再生医療が最盛。笑

 
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2】中皮腫の発症前に患者予備軍を血液検査で見つけ出す方法

アスベスト(石綿)が主な原因とされる
ガンの一種中皮腫について、発症前に
患者予備軍を血液検査で見つけ出すこと
に樋野興夫・順天堂大教授らが成功しま
した。中皮腫は、早期診断が難しく発症
すると病状が進むのが早いことが分かっ
ています。発症前に診断できれば根治が
期待できます。研究チームは検査に広く
使えるよう開発を急いでいます。

今のところ中皮腫の有効な早期診断法
はまだありません。チームは、中皮腫の
なかでも日本人に多い上皮型と呼ばれる
タイプの検査法を研究していました。
中皮腫を発症した人は、血液中の特定の
たんぱく質の濃度が高くなることに注目
しました。

今年3月まで5年間、アスベストを吸
い込む可能性が高い土木や建築などの
工事に関わる約3万人の血液を調べまし
た。うち200人のたんぱく質の濃度が
高くなり、うち2人が中皮腫を発症しま
した。2人は発症前からたんぱく質の値
が高いことが分かっていました。

樋野教授は「症例数を増やすとともに、
追跡調査を続けて精度を上げて、簡単で
安い検査法を確立したい」と話していま
す。

厚生労働省研究班研究代表者の岸本
卓巳・岡山労災病院副院長は「中皮腫の
治療は発症前診断がかぎ。だが、現在は
胸部CTなどの画像から読み取るしか
ないが精度が低い。症例が少ないが、
今後に期待が持てる成果だ」と話してい
ます。

この検査法で、中皮腫がまだ症状がでない

内に発見されたという報道の動画です。

樋野教授も直々にお出ましです。

www.youtube.com/watch?v=MgR7qfmx6LM

 
 
 
 
 
 
 

































青果の宣伝の成果。笑

 
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編集後記

肝臓の再生の力などもっともっと前に
気がついてもよさそうなものですが、
そこはコロンブスの卵と言えるでしょう。
ではなぜ肝臓の細胞だけ、細胞の大きさ
を変えられるのかを突っ込んで研究して
頂きたいと思います。中皮腫を診断する
方法が確立されれば、治療も早期から行
うことができるようになるものと信じて
います。

肩鎖関節の検査。笑

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