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診療マル秘裏話 Vol.95 平成17年9月29日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
目次
1) 神経変性疾患の治療
2) 乳ガンになるリスク

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。
1】 神経変性疾患の治療

欧米で開発中の抗ガン剤
「17-AAG」に、神経変性疾患
を引き起こす変異タンパク質を分解
する働きがあることを、名古屋大の
祖父江元(そぶえ・げん)教授
(神経内科)のチームが突き止めま
した。9月12日付の米医学誌ネイチャー
メディシン電子版に発表しました。

チームは、神経変性疾患の1つで
ある球脊髄(せきずい)性筋委縮症
の原因タンパク質の遺伝子を組み込
んだマウス54匹のうち、半数に
17-AAGを投与しました。投与
しなかったマウスは生後25週目まで
にすべて死にましたが、投与した
マウスは同時期で約8割生存し、
16週目の筋肉と脊髄(せきずい)内
の変異タンパク質の量は、投与して
いないマウスのそれぞれ約半分と約
4分の1に抑制されていました。外見
上顕著な副作用も認められませんで
した。

球脊髄性筋萎縮症は手足の震えや
筋肉委縮などの症状が出ると言われ
ています。治療法は確立されていな
いということです。

神経変性疾患の患者さんを診た
ことがあります。在宅医療で進行性
核上麻痺という病名がつけられて
いました。一応パーキンソン症候群
の一種ということでくすりを投与し
ましたが、肺炎から呼吸不全となり、
亡くなられました。その人は筋肉の
萎縮はあるものの胃婁にて栄養され、
日常生活は家族の方に支えらていま
した。世界初の神経変性疾患のくす
りができれば、試してあげたかった
なと考えております。

脊髄性進行性筋委縮症の方がマウス

スティックを使ってインターネットをする

という動画です。

www.youtube.com/watch?v=BPdqxOxZOk4

 
 
 
 
 
 
 





























神経難病が何秒かで治る薬ができ
ればいいですね。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
2】乳ガンになるリスク

ガン細胞の増殖を加速する遺伝子
「SMYD3」の塩基配列には個人
差があり、特定の配列を持つ人は
乳ガンにかかるリスクが約4.5倍に
なることを、
東大医科学研究所の中村祐輔(なか
むら・ゆうすけ)教授らが突き止め
ました。米科学誌ネイチャー
ジェネティクス電子版に9月12日、
発表しました。

中村教授らはこれまでに、SMY
D3の働きの活発化が、乳ガンや
大腸ガン、肝臓ガンの細胞が増殖す
る原因になることを解明しています。

今回、この遺伝子の働きを調節し
ている領域の塩基配列(人間の遺伝
子はアデニン、チミン、シトシン、
グアニンという4つの塩基の配列で
決められています。)に、同じ配列
が2回繰り返すタイプと3回繰り返す
タイプがあることを発見しました。
患者さんを調べたところ、乳ガン、
大腸ガン、肝臓ガンでは3回繰り返す
タイプの人が圧倒的に多いという
結果がでました。

ガンにかかる危険度を計算した
結果、3回の人は2回の人に比べて、
乳ガンは約4.5倍、肝臓ガンは約3.5
倍、大腸ガンは約2.6倍高いことが分
かりました。

中村教授は「SMYD3の働きを
抑えれば、ガン細胞が死ぬことは
証明済みだ。現在、製薬会社と共同
で、これを標的とした新薬の開発を
進めている」と話しています。

早くこの遺伝子配列を調べること
が一般の女性でもできるようになっ
て、乳ガン検診に生かしてほしいと
思います。乳ガンで辛い思いをする
女性が一人もいなくなることを願っ
ています。新薬ができるのはどんな
に急いでも年単位の時間がかかり
ます。急いで副作用が強いくすり
ができても困るのでまずは検診に
導入できるようにしてもらいたいと
思います。

乳ガンのリスクを引き下げる食品を紹介

している動画です。しかし、発酵して

いない豆類とくに大豆は、過剰摂取は

危険です。

www.youtube.com/watch?v=DraNmZlgnn0

 
 
 
 
 
 
 
 
































 
ガンにかかる危険を早く棄権した
いものです。笑

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編集後記

ついこの間医学部を卒業したという
イメージがあるのに早いものでもう14
年の月日が流れました。その間色々な
できごとがありましたが、なんとか乗
り切ってきました。先の選挙で自民党
が圧勝し、財務省も社会保障費をさら
に削るようになるようです。強きを挫
き弱きを助けるという相互扶助の精神
はどこに行ったのでしょうか?また
いままでの官僚と政治家の作った無駄
使いの責任はどうしてくれるのでしょ
う。病気の辛さ、苦しさ、痛みを為政
者の方々に実感して頂きたいと思いま
す。少なくともブッシュ大統領はハリ
ケーンで実感されたと思います。

病気の病期を示す。笑

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藤田 亨

職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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