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2021-03-09 21:16:11

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診療マル秘裏話  号外Vol.1795 令和2年5月7日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)1センチ未満の膵ガンを検出新たな画像診断法
2)手術や救急医療患者は無症状でPCR 検査を実施

 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 1センチ未満の膵ガンを検出新たな画像診断法

 
 
 
 
 
 
 
 放射線医学総合研究所(放医
研)の研究チームが、早期発見
が難しい1センチ未満の膵(す
い)ガンを見つけることができ
る、新たな画像診断法を開発し
たと発表しました。マウスの研
究で従来のCTやMRI では検出で
きない大きさの膵ガンを見つけ
て治療することができ、生存期
間も延びたということです。

 膵ガンは難治性のガンで、早
期に診断して治療ができる手法
の開発が求められています。最
近では血液中の物質を調べて早
期のガンを発見する方法も開発
が進んできました。しかし現在
のCTやMRI、PET(陽電子放射断
層撮影法)などの画像診断法で
は1センチ未満のガンを見つけ
ることができず、血液検査で膵
ガンのリスクが高いという結果
が出ても、早期に治療するのは
難しいとされています。

 チームはPET で使う薬剤に注
目しました。正常細胞には少な
く、ガン細胞の表面に多く存在
する「EGFR」という受容体に結
合する抗体薬(セツキシマブ)
に放射性物質をくっつけた薬を
開発しました。この検査薬を膵
臓にガンを移植したマウスの腹
腔という場所に注射しました。

 注射から24時間後にPET で撮
影したところ、3ミリ以上のガ
ンを見つけることができました。
PET で見つけることができた微
小なガンを切除すると、切除し
ていないマウスと比べて生存期
間の中央値が3.8 倍になったと
いうことです。

 放医研の吉井幸恵主幹研究員
は「これまで難しかった早期の
膵ガンを見つけることができ、
早期の治療につながる。大型の
動物での研究を経て、治験を進
めて行きたい」と話しています。

 論文は、英科学誌サイエンテ
ィフィック・リポーツ(https:
//doi.org/10.1038/s41598-020
-61056-5別ウインドウで開きま
す)に掲載されました。

膵臓ガンの早期発見にリキッド

バイオプシーを使う方法を解説

している動画です。

 
 


 
 
 異色の移植を開始した。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 手術や救急医療患者は無症状でPCR 検査を実施

 
 
 
 
 
 
 
 京都大付属病院と京都府立医
科大付属病院は4月15日、新型
コロナウイルスの院内感染を防
ぐため、手術や救急医療を受け
る患者さんに対し、症状がなく
てもPCR検査を公費で行うか
保険適用するよう求める共同声
明を発表しました。対策が遅れ
れば医療崩壊につながると訴え
ました。
 声明は無症状であっても感染
者に手術や分娩(ぶんべん)、
内視鏡検査をすれば、医師や周
囲の患者さんらに感染させる可
能性があると指摘しています。
現在は症状がある患者さんだけ
に保険が適用され、無症状のケ
ースで実施した場合に、病院側
が費用を負担すれば経営を逼迫
(ひっぱく)させるとしていま
す。
 また、PCR検査に必要な試
薬や、感染を防ぐ防護具の確保
も求め、厚生労働省に要望書を
提出するということです。
京大病院の宮本享病院長は記
者会見で、「臨床現場の悲鳴で
もあり、この危機感は日本中の
医療関係者が共有している」と
話し、他の医療団体に賛同を求
めました。

救急救命の医療現場の動画です。

 
 


 
 
 お産で産道を確保することに
賛同した。        笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 放射線医学総合研究所(放医
研)の研究チームが、早期発見
が難しい1センチ未満の膵(す
い)ガンを見つけることができ
る、新たな画像診断法を開発し
たと発表したのは、喜ばしいこ
とです。膵ガンや肺ガンなどの
サイレントキラー(症状が重症
になるまで現れない)と呼ばれ
るガンでは早期発見、早期治療
が何より大事になると思います。
肺ガンでは、マイクロRNA 検査
による早期発見が、達成されそ
うですから、膵ガンでは、何か
ないかと思っていましたが、新
しいタイプの腫瘍マーカーであ
るアポリポプロテインA2(apoA
2) アイソフォーム以外にも、
画像診断法が開発されたのは、
本当に素晴らしい業績です。
 京都大付属病院と京都府立医
科大付属病院は4月15日、新型
コロナウイルスの院内感染を防
ぐため、手術や救急医療を受け
る患者さんに対し、症状がなく
てもPCR検査を公費で行うか
保険適用するよう求める共同声
明を発表したのは、当然のこと
と言えましょう。しかしながら、
私の出身病院である慶應病院と
京都大学医学部附属病院の研修
医が、危険性を指摘されながら、
それを押し切って大人数で会合
を開いて集団感染したのは許せ
ません。将来ろくな医者になら
ない気がします。医師と言えど
も人間です。きっちり感染対策
を自分の身に浸透させて治療を
行い、日常生活を送るのが筋と
いうものだと思います。

 新党を浸透させる。笑

 
 
 
 
 
 
 
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