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2020-07-06 22:37:37

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診療マル秘裏話  号外Vol.1584 令和1年9月3日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)乳ガンは女性のガンの中で最多で生存率が高い
2)パーキンソン病は運動症状の前に嗅覚障害惹起

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】乳ガンは女性のガンの中で最多で生存率が高い

 
 
 
 
 
 
 
上皇后さまが手術を受けられ
ることになった乳ガンは、年間
の患者数が約9万5000人に上り、
女性が罹患(りかん)するガン
の中で最も多いとされています。
他のガンに比べ、生存率が高い
のが特徴とされています。
国立ガン研究センターの集計
によると、乳ガンは早期で発見
されれば、5年後の生存率は10
割に近いとされています。ガン
が進行するにつれ生存率は下が
るものの、最も進行した「ステ
ージ4」でも4割弱を保ってい
ます。
発症する年齢は他のガンに比
べて若く、30代後半から増えま
す。40代後半や50代前半の患者
数は年間約1万人に上り、上皇
后さまと同じ80代前半でも約60
00人が罹患します。

ガンの生存率についてのニュー

ス動画です。

 
 


 
 
早期ガンを想起させる症状は、
余りない。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 パーキンソン病は運動症状の前に嗅覚障害惹起

 
 
 
 
 
 
 
パーキンソン病は脳内の神経
伝達物質を作る神経細胞の減少
により、体が動かしにくくなり、
震えや硬直などの運動症状が起
こる難病です。日本では千人に
1人程度の患者さんがいると言
われています。早期治療が必要
なため、いかに病気を早く見つ
けるかが重要になりますが、近
年、運動症状が出現する前に、
匂いを感じにくくなる嗅覚障害
が起こることが分かってきまし
た。東京都健康長寿医療センタ
ー(板橋区)神経内科専門部長
の仙石錬平医師は「早期発見の
ための、一つの手段になるはず
です」と話しています。 パー
キンソン病は60~70代の発症が
多く、高齢化が進む中、世界的
に患者数が増加しています。最
近の研究で運動症状が出るずっ
と以前に、便秘やうつ、寝てい
る間に異常行動を起こすレム睡
眠行動異常症などの非運動症状
が表れることが分かってきまし
た。嗅覚障害もその一つです。
仙石医師は、「パーキンソン病
患者に嗅覚テストを行うと、約
8割に嗅覚障害が認められます。
おそらく、パーキンソン病と診
断される何年も前から症状があ
ったと思われます」と話してい
ます。

脳の前頭葉の下には、嗅球(
きゅうきゅう)と呼ばれる組織
がへばりついていて、すぐ下に
ある鼻腔(びくう)内で受け取
った匂いの情報を処理して脳に
伝えています。パーキンソン病
は、神経細胞内にあるαシヌク
レインという蛋白質が異常化し
て蓄積しますが、このαシヌク
レインの蓄積が最初に起こるの
が嗅球と延髄という部位だとい
うことです。「嗅球にαシヌク
レインがたまると匂いの情報が
うまく伝えられず、嗅覚障害が
起こります」と仙石医師は言っ
ています。 パーキンソン病は
早期に治療を始めると、薬がよ
く効くハネムーン期と呼ばれる
期間を長く保つことができます。
同センターでは、将来的なパー
キンソン病発症を予測するため、
原因が分からない嗅覚障害の患
者に対し、磁気共鳴画像装置(
MRI)を使って嗅球の体積を
測定しています。仙石医師は「
パーキンソン病と同じような症
状が出る進行性核上性麻痺(ま
ひ)や大脳皮質基底核変性症で
は嗅球の萎縮が無いのに対し、
パーキンソン病患者の嗅球は明
らかに萎縮していることが分か
っています」と説明しています。

パーキンソン病は認知症に至
るケースもあるため「原因不明
の嗅覚障害に悩まされていたら、
一度神経内科に相談してくださ
い」と呼び掛けています。

パーキンソン病になったらどう

なるという漫画動画です。

 
 


 
 
 
期間を区切った医療機関訪問。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
上皇后さまが手術を受けられ
ることになった乳ガンは、年間
の患者数が約9万5000人に上り、
女性が罹患(りかん)するガン
の中で最も多いとされていて、
他のガンに比べ、生存率が高い
のが特徴とされています。生存
率が高いからと言って手術を勧
めるのが良いかどうかは、難し
い所です。他臓器への転移があ
れば、手術はお勧めできないし、
乳房再建のことを考えておかな
ければ、なりません。最近起こ
った未分化大細胞リンパ腫(AL
CL)という希少ガンの副作用も
あります。人工乳房を入れた後
に起きるリンパ腫は進行が遅く、
早期に見つかれば、被膜と人工
乳房を取り除くことで、治癒が
期待できますが、フランスやカ
ナダでは今回の製品が販売中止
になっているということは不気
味としか言いようがありません。
パーキンソン病は脳内の神経
伝達物質を作る神経細胞の減少
により、体が動かしにくくなり、
震えや硬直などの運動症状が起
こる難病です。日本では千人に
1人程度の患者さんがいると言
われています。早期治療が必要
なため、いかに病気を早く見つ
けるかが重要になりますが、近
年、運動症状が出現する前に、
匂いを感じにくくなる嗅覚障害
が起こることが分かってきたの
は素晴らしい発見だと思います。
アルツハイマー型認知症でも、
嗅覚障害が、先駆症状として起
こることが知られていて、それ
は嗅覚神経と海馬が繋がってい
るせいだと言われています。こ
のように認知症の種類を問わず、
嗅覚障害が現れたら、神経内科
を受診することをお勧めします。
ただパーキンソン病の原因は、
神経細胞のミトコンドリアの障
害であることが分かっているの
で、ミトコンドリア機能改善を
促すサプリメントの摂取も有効
な治療手段だと思われます。

昨日の機能障害について討論
する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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