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2020-07-03 22:11:41

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診療マル秘裏話  号外Vol.1581 令和1年8月31日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)非アルコール 性脂肪肝炎治療薬候補の脂質代謝作用
2)「本態性血小板血症(ET)」の原因と治療法

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】非アルコール 性脂肪肝炎治療薬候補の脂質代謝作用

 
 
 
 
 
 
 
米メディシノバ(カリフォル
ニア州、岩城裕一CEO)は、
国立循環器病研究センターと共
同研究を開始すると発表しまし
た。非アルコール性脂肪肝炎(
NASH)などを対象にメディ
シノバが開発している「MN-
001」が、脂質代謝などに及
ぼす作用を研究する予定です。

MN-001は経口の新規化
合物で、動物実験において繊維
化抑制効果や炎症抑制効果を確
認しました。NASHを適応症
に進行中の米国での臨床試験は
米食品医薬品局(FDA)から
ファストトラック指定を受けま
した。血清中の中性脂肪値を低
下することも示唆されています。

共同研究にかかる費用などは
非公表です。国循は今年1月、
吹田市北部から、吹田市と摂津
市にまたがる北大阪健康医療都
市(健都)に移転しました。

非アルコール性脂肪肝炎につい

て解説している動画です。

 
 


 
 
脂質代謝に関する論文の資質
を疑う。         笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 「本態性血小板血症(ET)」の原因と治療法

 
 
 
 
 
 
 
「本態性血小板血症(ET)
」は、血液中の血小板が異常に
増加する病気です。血液が固ま
りやすくなるため血栓を生じや
すく、脳梗塞や心筋梗塞などを
引き起こすリスクが高まります。
順天堂大学医学部付属順天堂医
院(東京都文京区)血液内科の
小松則夫主任教授は「適切な治
療により、血栓症の予防は可能
です」と話しています。血小板
は、出血すると傷口をふさぎ、
出血を止める役割を担う細胞で、
骨髄の造血幹細胞で作られます。
血小板の数は通常、血液1マイ
クロリットル当たり15~40
万個程度ですが、ETの患者で
は100万個を超えることも珍
しくありません。血栓症を発症
しやすくなる一方で、異常な血
小板が増えるため、逆に血を固
める機能が落ちて鼻血や皮下出
血といった出血傾向が見られる
こともあります。

ETの発症原因について、小
松教授は「遺伝子異常が造血幹
細胞レベルで起こり、血小板が
過剰に作られると考えられてい
ます。異常が起こる理由は解明
されていません」と説明してい
ます。国内の発症者数は不明で
すが、欧米では年間10万人当た
り1~2.5 人と推定されていま
す。60歳以上の高齢者に多いと
されていますが、30代の女性に
も小さなピークがあります。遺
伝性疾患ではないため、子孫に
影響することはありません。E
Tは、倦怠(けんたい)感や集
中力の低下、無気力、視力障害、
頭痛、手足の発赤や痛みなどの
症状が表れます。しかし、治療
により症状は改善されることが
多く、脳梗塞や心筋梗塞、脳出
血などの予防は可能です。

血小板の働きを抑えるために
は、少量のアスピリンが用いら
れます。60歳以上、血栓症や出
血の既往歴がある、血小板数1
50万個以上のいずれかの条件
に当てはまる高リスク患者さん
に対しては、血小板数を減らす
治療法として、ヒドロキシカル
バミドという抗ガン剤やアナグ
レリドという薬剤を使用します。

一方、合併症の予防には、薬
物療法に加えて、糖尿病や高血
圧症、脂質異常症、肥満などの
生活習慣病の改善、禁煙、脱水
予防のため水分摂取を心掛ける
必要があります。

小松教授は「血小板が増える
病気はET以外にもありますが、
ETを放置して血栓症や出血を
起こすと、その後の経過や生活
の質に大きな影響をおよぼしま
す。健康診断などで血小板数が
多いと指摘されたら、血液内科
など専門医を受診することを勧
めます」とアドバイスしていま
す。

本態性血小板血症について解説

している動画です。

 
 


 
 
 
法治国家が犯罪発生を放置す
ることはない。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
米メディシノバ(カリフォル
ニア州、岩城裕一CEO)は、
国立循環器病研究センターと共
同研究を開始すると発表したの
は、喜ばしいことです。非アル
コール性脂肪肝炎(NASH)
に対する治療薬が存在しておら
ず、肝ガンへの移行が懸念され
ているので、治療薬候補につい
て徹底的に調査することは有益
と考えるからです。MN-00
1は経口の新規化合物で、動物
実験において繊維化抑制効果や
炎症抑制効果を確認したという
ことでNASHを適応症に進行
中の米国での臨床試験は米食品
医薬品局(FDA)からファス
トトラック指定を受けるなどの
期待値が大きな薬品と言っても
過言ではないと思われます。
「本態性血小板血症(ET)
」は、血液中の血小板が異常に
増加する病気であり、血液が固
まりやすくなるため血栓を生じ
やすく、脳梗塞や心筋梗塞など
を引き起こすリスクが高まると
いうことは、以前から知られて
いました。ETの発症原因につ
いて、小松教授は「遺伝子異常
が造血幹細胞レベルで起こり、
血小板が過剰に作られると考え
られています。 異常が起こる
理由は解明されていません」と
説明していますが私が医学生の
頃は、そうしたことも分かって
いませんでした。血小板の働き
を抑えるためには、少量のアス
ピリンが用いられることは常識
でしたが、アスピリン喘息につ
いてしっかり認識した上で使う
ことを推奨したいと思います。

水晶占いを推奨する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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