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2019-09-14 22:50:35

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診療マル秘裏話  号外Vol.1330 平成30年11月11日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)医薬品候補化合物探索・設計シュミレーション技術開発
2)家庭で“脳を測りながら鍛える”新サービス 開始

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】 医薬品候補化合物探索・設計シュミレーション技術開発

 
 
 
 
 
 
 
 
 
富士フイルムは、医薬品候補
化合物の構造式から新たな候補
化合物を自動的に探索し、設計
できる医薬品候補化合物探索・
設計シミュレーション技術「AI
-AAM」を開発したことを発表し
ました。

同技術は薬効が期待できる既存
の医薬品候補化合物と、疾患の
原因となる蛋白質(標的蛋白質)
との結合力を蛋白質の構成要素
であるアミノ酸との相互作用の
解析から予測し、さらにAI技術
により、その化合物と同等の結
合力で異なる骨格を持つ別の化
合物を自動的に探索および設計
を行なうというものです。化合
物ライブラリの探索の他、従来
発想できなかった新規の化合物
の設計も可能だということです。

新薬が実際に販売にまで至るた
めには10年単位の時間と、1000
億円を超す開発費用が必要とさ
れますが、それでも基礎研究で
探索された医薬品候補化合物が、
実際に新薬として発売までたど
り着ける確率は約2万~3万分の
1と言われており、開発競争が
激しくなっています。

現在、多数の化合物の中から、
標的蛋白質と結合する化合物を
選別するハイスループット・ス
クリーニングを利用することが
一般的ですが、製薬会社などが
所有する化合物ライブラリの数
には限りがあることから、従来
法のまま継続的に新規候補化合
物を見つけ続けることは困難と
なっており、シミュレーション
技術やAI技術の活用に期待が高
まってきました。

しかし、例えば医薬品候補化合
物と標的蛋白質との結合力の実
験データからAIを用いて新たな
化合物を見つけ出す手法の場合
でも、疾患ごとに異なる、標的
蛋白質の立体構造の解析や、AI
精度向上ためのデータ蓄積が必
要となるなど、まだまだ課題が
残されているのが現状となって
います。

今回開発されたAI-AAMは、そう
した問題を解決することを目指
して開発された技術で、実際に、
化合物ライブラリから、抗ガン
剤や抗菌剤の候補化合物が持つ
「AAM 記述子」と同等の化合物
を探索し、それを合成して標的
蛋白質との結合力を評価した所、
従来法を上回る抗ガン剤では7%、
抗菌剤では15%の確率で同等の
結合力を持つ化合物を見つける
ことに成功する等、複数の側面
で、有用性が確認されたとして
います。

なお、同社では今後、同技術を
用いて新薬開発を加速させると
ともに、製薬企業などの社外パ
ートナーとの協業を図ることで、
革新的な新薬の創出を図ってい
きたいとしています。

創薬シュミレーションについて

解説している動画です。

 
 


 
 
 
革新的な新薬の、創出技術の
核心。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 家庭で“脳を測りながら鍛える”新サービス 開始

 
 
 
 
 
 
 
 
 
脳科学の産業応用を行うNe
U(東京都)は、家庭で“脳を
測りながら鍛える”新サービス
「Active Brn
CLUB」を開始する。新サー
ビスでは超小型脳活動計測装置
(NIRS)「XB-01」と
アプリケーション「ExBra
in」を使って、計測結果に基
づき、脳活動を把握したり認知
機能トレーニング等ができます。
仕事の効率を向上するためのト
レーニングとしても効果的で、
30代~60代まで幅広い利用
者層を想定しています。

新サービスは、東北大学加齢
医学研究所の川島隆太所長監修
の下、2つのコースを設定して
います。ベーシックコースでは、
利用者がNIRS脳計測装置で
脳を計測し、どのような時に脳
活動が活発になるのかを把握し
て、仕事の生産性向上や効率的
な学習支援につながるよう効果
的なトレーニングを用意します。
スタンダードコースでは、ベー
シックコースに加え、個々人に
合わせてプログラムが選択でき
る同社提供による最新型のトレ
ーニングで認知機能の向上を目
指すサービスです。ベーシック
コースは2万4800円、スタ
ンダードコースは3万4800
円(ともに税抜き、年額)。

NeU取締役のインタビュー

動画です。

 
 


 
 
昨日の脳機能を測定する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
医薬品候補化合物の構造式か
ら新たな候補化合物を自動的に
探索し、設計できる医薬品候補
化合物探索・設計シミュレーシ
ョン技術「AI-AAM」を開発した
ことを発表したのは、画期的な
業績です。新薬が実際に販売に
まで至るためには、10年単位の
時間と1000億円を超す開発費用
が必要とされますが、それでも
基礎研究で探索された、医薬品
候補化合物が、実際に新薬とし
て発売までたどり着ける確率は
約2万~3万分の1と言われてお
り、開発競争が激しくなってい
るという現状を考えれば、開発
の効率化は、避けて通れなくな
っていると言っても、過言では
ないと思われます。
家庭で“脳を測りながら鍛え
る”新サービス「Active
Brain CLUB」を開始
し、その新サービスでは、超小
型脳活動計測装置(NIRS)
「XB-01」とアプリケーシ
ョン「ExBrain」を使っ
て、計測結果に基づき、脳活動
を把握したり認知機能トレーニ
ング等ができるようになること
は素晴らしい企画だと思います。
しかしながら、測りながら鍛え
なくても、人類の歴史の中で脳
を鍛える方法は、確立されてき
ていると私は、考えています。
その確立されたオーソドックス
な脳トレの方法を優先すべきで
あると考えます。また、どんな
脳を鍛える技術でも継続しない
と意味がありません。 年額で
購入してから、飽きてしまった
ら、もったいない気がします。

任地で認知症を患う。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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