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2019-09-13 01:09:10

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診療マル秘裏話  号外Vol.1328 平成30年11月9日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)血液1滴の検査法で卵巣ガンを98.8%判別可能
2)薬の適応を子どもに広げるための臨床試験促進

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 血液1滴の検査法で卵巣ガンを98.8%判別可能

 
 
 
 
 
 
 
 
国立ガン研究センター(東京
都中央区)などの研究チームは
10月17日、血液1滴を使った検
査法で卵巣ガンを98・8%の
高率で判別することに成功した
と、国際科学誌「ネイチャー・
コミュニケーションズ」に発表
しました。卵巣ガンは自覚症状
が出にくいため、早期発見や、
治療向上につながる成果として
期待されます。

チームは、細胞から血液中に
分泌される微小物質「マイクロ
RNA」の変動パターンが、が
んの有無の判別に使えることを
突き止め、13種類のガンで正解
率95%以上という検査法を開発
しています。

この検査法で、卵巣ガン患者
さん428人に、他のガン患者
さん、ガンがない人を合わせた
4046人の血液を使って、卵巣が
ん患者さんの判別精度を調べま
した。その結果、ガンの進行度
を4段階で示すステージ別では、
初期の1期で95.1%、2~4期
では100%判別できました。

血液を使ったガンの早期発見
を研究する九州大病院別府病院
の 三森 功士みもりこおし教授
(消化器外科)は「4000例を超
えた大規模解析で非常に信頼度
の高い成果と言える。卵巣ガン
と健常者のほか、他のガンとも
区別できる事を示した点が重要
な発見だ」と話しています。

2年前のマイクロRNAについて

解説している動画です。

 
 


 
 
 
判別精度を制度化する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 薬の適応を子どもに広げるための臨床試験促進

 
 
 
 
 
 
 
 
 
大人で使用が認められた薬を
子どもにも適切に使えるように
するため、厚生労働省は、薬の
適応を、子どもに広げるための
臨床試験(治験)を促進する方
針を固めました。採算性などで
二の足を踏む製薬企業に対し、
経済的なメリットを与えるなど、
開発意欲を刺激する方策を打ち
出します。

大人で効果が確かめられた薬
でも、子どもでは作用の仕方等
が異なり、予期せぬ副作用が出
る恐れもあります。子どもに適
した使い方や量を探る必要があ
りますが、一般的に患者さんが
少なく採算が合わないことなど
から、企業は適応を広げるため
の治験に消極的とされています。

このため厚労省は、子どもに
適応を拡大するための治験につ
いては、優先審査の対象にして
開発期間を短くしたり、市販後
は他社が後発薬を申請できない
期間を延ばしたりするなど企業
が取り組みやすい環境を整備し
ます。

小児用剤形適応外使用について

解説している動画です。

 
 


 
 
 
有線放送を優先する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
血液1滴を使った検査法で、
卵巣ガンを98・8%の高率で
判別することに成功したと発表
したのは、素晴らしい業績です。
一昨日前のメルマガで神奈川県
立産業技術総合研究所(KIS
TEC)と東京大学生産技術研
究所は、ガンの早期診断マーカ
ーとなる「マイクロRNA」を
血液や、尿から簡単に検知する
技術を開発したと書きました。
同じキットを使っているかどう
かは、定かではありませんが、
ガンの診断にマイクロRNAが
使われるようになってきたこと
は確かなようです。このような
遺伝子診断が普及して、誰でも
どこでもガンの早期診断ができ
るようになれば、早期発見早期
治療を目指す方向性に合致する
ようになると信じています。
大人で使用が認められた薬を
子どもにも適切に使えるように
するため、厚生労働省は、薬の
適応を、子どもに広げるための
臨床試験(治験)を促進する方
針を固めたことは喜ばしいこと
です。添付文書上で小児適応に
ついて「使用経験が少ないので、
低出生体重児、新生児、乳児、
幼児又は小児に対する安全性は
確立していない」と書かれてい
ることが多く、大人で普通に使
える薬が、小児適応がないもの
が多すぎると感じていました。
同じ人間で、大人と子どもでは、
薬の代謝経路が異なるなどと言
うことがあって、予期せぬ副作
用が出る恐れを心配する向きも
あるかと存じますが適切な用法
用量さえ分かれば、投与できな
いということはないと確信して
います。

養蜂場の主が薬の用法につい
て尋ねる。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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