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診療マル秘裏話 Vol.332 平成21年4月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
目次
1)  膵臓の自己再生力
2) 運動不可のメタボ患者さんの治療

 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 膵臓の自己再生力

再生しない臓器と考えられて
きた膵臓(すいぞう)に自己
再生力があることを名古屋大の
洪繁(こう・しげる)助教らの
研究チームが解明し3月31日
までに発表しました。近く
米医学誌に掲載されます。洪氏
は「さらに詳細なメカニズムを
明らかにすれば、膵臓の機能
障害による糖尿病治療などに
役立つだろう」と話しています。

自己免疫システムの関与が
疑われ、中高年男性に多い
「自己免疫性膵炎」の患者さん
の組織検査で判明しました。
この膵炎はステロイド治療が
一般的ですが、詳細な病態や
改善のメカニズムは不明でした。

洪氏らは、この膵炎患者さん
は消化酵素を分泌する腺房細胞
がほぼすべて失われていること
を突き止めました。その上で、
ステロイド投与後の組織を調べ
ると、消化酵素の分泌量が投与
前に比べ3カ月後で約3倍、
1年後で約5倍に増えているの
を確認しました。消失した腺房
細胞が一部で再生しており、
成人の膵臓にも再生力があると
結論付けました。

特殊なマーカーで再生した
腺房細胞群の中心付近を調べ、
膵臓のもととなる幹細胞の存在
を確かめたということです。

自己免疫性疾患に関する動画

です。腸内環境の重要性が、

分かります。

www.youtube.com/watch?v=8QLxe4uBDUY

 
 
 
 
 








腺房細胞が再生したのは、
羨望の的。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

2】 運動不可のメタボ患者さんの治療

脂肪細胞が分泌するホルモン
「アディポネクチン」が、筋肉
細胞で働いて糖や脂質の代謝を
高めて体内での燃焼を進め、
運動したのと同様の作用を
果たすことを、東京大の門脇孝
(かどわき・たかし)教授らの
チームがマウスの実験で解明し、
4月1日付の英科学誌ネイチャー
電子版に発表しました。

糖尿病やメタボリック症候群
の人は、アディポネクチンが
出にくくなることが知られて
います。人でもマウスと同じ
作用があるとみられ、この仕組
みを活性化する薬が開発できれ
ば、薬を飲んだだけで運動を
したのと同様の体質改善効果が
期待できるということです。

チームは数年後の臨床応用を
目指して薬剤開発を進めて
います。門脇教授は「高齢や
けが、足腰の病気などで思う
ように運動できない人で、
糖尿病などの生活習慣病の治療
に役立つだろう」と話して
います。

チームは、筋肉細胞で起きて
いる代謝の仕組みを分子レベル
で解析しました。細胞表面に
ある受容体にアディポネクチン
がくっつくと、異なる二つの
経路で細胞内に信号が伝わり、
糖などの代謝にかかわる
細胞内器官のミトコンドリアの
働きが強まるのを発見しました。

細胞にアディポネクチン
受容体を持たない遺伝子操作
マウスでは、燃え残った脂質が
筋肉にたまり、運動時の持久力
も落ちました。
アディポネクチンの働きを補う
薬剤を投与すると、代謝が少し
改善することも確かめました。

ただアディポネクチンその
ものは体に吸収されにくく、
人の飲み薬にするには改良が
必要といわれています。
チームは受容体に直接働いて
高い効果が期待できる薬剤の
開発を目指しています。

アディポネクチンに関する動画

です。

www.youtube.com/watch?v=6s6qwcA3SYo

 
 
 
 












社長の代謝が良くなり大赦
で円満退社した。笑

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編集後記

再生医学の進歩は、凄まじい
ものですが、臨床応用には、
国の審査が必要になります。
糖尿病の壊疽のように病気の
進行の方が血管の再生よりも
速い場合はあまり再生医療は
有効とは言えないようです。
膵臓の細胞で再生能力が確認
されたというのは、糖尿病の
患者さんにとって朗報と
いえるでしょう。しかし、
実際の国の審査に時間が
かかりすぎれば、臨床応用
するまでの間に外国に成果を
持ち逃げされる可能性もあり
ます。一方こうした新しい
再生医療の安全性を重視する
ために審査に時間をかけて
いるという実情もあるのです。
あせらず正攻法でなおかつ
病気の性状も勘案の上研究と
臨床応用を進めて頂きたい
ものです。

有効期限のない友好関係。笑

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