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診療マル秘裏話 Vol.232 平成20年5月8日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次
1)  報酬を得ると線条体の活動が活発となる
2) マラリア原虫の受精に不可欠なタンパク質

 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 報酬を得ると線条体の活動が活発となる

褒められるのは脳へのごほうび?
自然科学研究機構生理学研究所
(愛知県岡崎市)の定藤規弘
(さだとう・のりひろ)教授
(神経科学)らのグループが世界で
初めて、褒められた時の人の脳内
画像を撮影しました。4月24日付の
米科学誌「ニューロン」に発表しま
した。

定藤教授らは、金銭のような報酬
を得ると脳内の線条体という部位の
活動が活発になることに着目し
ました。19人の男女を対象に、
カードゲームで勝って賞金を得た
ときと、「信頼できる」などと褒め
られたときの脳を磁気共鳴画像装置
(MRI)で撮影しました。両方の
場合で平常時と比較し、同じ部位で
血流が平均0・3%増加している
ことが確認されたということです。

同教授は、今回の実験で他人から
評価されることも報酬として認識
され、線条体が活発になることが
裏付けられたとし「『褒められると
伸びる』とも言われる人間の社会的
活動の解明への第一歩。教育などへ
の応用も可能かもしれない」と話し
ています。

脳科学を使った子育てのヒントの

動画です。

www.youtube.com/watch?v=2-RAcJi08dw

 
 
 
 
 
 

















線条体は、扇状隊ではありません。笑

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2】 マラリア原虫の受精に不可欠なタンパク質

マラリアを起こすマラリア原虫の
受精に不可欠なたんぱく質を、自治
医科大学などが発見しました。この
たんぱく質を持たない原虫は受精し
ないことも確認し、同大医学部の
平井誠助教(寄生虫学)は、
「マラリアの伝染拡大を食い止める
ワクチンの開発に弾みがつく」と
話しています。

マラリアは感染者の血液を蚊が
吸うと、蚊の体内で原虫が受精し
増殖します。同大や理化学研究所
などの共同研究チームは、立教大の
チームが発見した植物の受精に必要
な「GCS1」という特殊な
たんぱく質に着目しました。

マラリア原虫で、このたんぱく質
の働きを調べた結果、GCS1が
働くことで原虫が受精し、増殖する
ことが確認されました。GCS1を
持たない原虫を作成したところ、蚊
の体内で原虫が受精・増殖しない
ことを突き止めました。

GCS1の働きを阻害する
ワクチンをつくり投与すれば、蚊が
血を吸っても原虫は増殖せず感染
拡大を防げるということです。原虫
そのものを攻撃する従来のワクチン
などと併用すれば、「やがては
マラリア撲滅へ進む可能性がある」
(平井助教)という
ことです。

アフリカでとられている実際のマラリア対策

の動画です。

www.youtube.com/watch?v=RX34M5Lw5Ys

 
 
 
 






原虫の原註を書き足した。笑

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編集後記

線条体の働きが衰える
パーキンソン病では、仮面様顔貌と
いって、無表情になってしまいます。
報酬を与えても無関心な訳です。
しかし健常なひとでは線条体の血流
量が増えるということですから、
線条体のあとの教育メカニズムの
解明が待たれるところです。
マラリア原虫は、本当に厄介な寄生
虫です。今でも有効なワクチンや
治療法が限られ、熱帯熱マラリアで
命を落とす人も沢山います。増殖
だけでも抑えられれば流行地の
原住民の方には福音となることで
しょう。地球温暖化がこのまま進行
すると、マラリアやデング熱などの
熱帯の蚊を媒介とする病気が、北上
してくる可能性が大きくなります。

象食が増殖した。笑

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