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2014-02-16 20:16:46

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診療マル秘裏話 Vol.432 平成24年3月8日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
目次
1) インフルエンザウイルスの増殖に、必要な蛋白質
2) ビタミンEを取り過ぎると骨粗鬆症を起こす危険

 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 インフルエンザウイルスの増殖に、必要な蛋白質

インフルエンザウイルスが体内
で増殖する際に、人の細胞で重要
な役割を果たすタンパク質を、
東京大医科学研究所の河岡義裕
(かわおか・よしひろ)教授らの
チームが発見し、3月5日付の
米科学アカデミー紀要電子版に
発表しました。

このタンパク質の働きを抑える
物質を開発すれば、新型インフル
エンザを含め、あらゆる型の
インフルエンザに効く薬になると
期待されるということです。

インフルエンザウイルスは体内
に入ると、細胞内のタンパク質
などを利用して自分のコピーを
多数つくり増殖します。その後、
その細胞から出て、別の細胞に
うつり感染を広げます。

チームは、人の細胞から出た
ウイルスを詳しく調べ、ウイルス
が外に出る際に、細胞の表面に
あるタンパク質「F1b(ベータ)」
が働いていることを見つけました。
このタンパク質をうまく作れない
ようにした細胞では、ウイルスの
放出量が減ったことを確認し
ました。細胞間の感染が広がり
にくいと推測されました。

このタンパク質の役割は従来の
A型やB型のほか、2009年に
大流行した新型のウイルスでも
同様でした。

チームは「ウイルスが変異して
薬に耐性を持つことが問題だった
が、人のタンパク質を標的にすれ
ば耐性の問題は生じにくい」と
話しています。

インフルエンザに対する治療薬に

ついての動画です。動画のコメント

にもありますが、DHAは体の中で

PD1に変換されますが、その量には

限りがあるそうです。

www.youtube.com/watch?v=32mmDihpqn0
 
 
 
 
 










艦船の中で感染症がはやる。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

2】ビタミンEを取り過ぎると骨粗鬆症を起こす危険

ビタミンEを取り過ぎると骨粗
しょう症を起こす危険があること
を、竹田秀・慶応大特任准教授の
研究チームが突き止めました。
ビタミンEは、老化防止に有効と
される抗酸化作用があり、最も
人気のあるサプリメント
(栄養機能食品)の一つです。
3月4日付の米科学誌ネイチャー
メディシン(電子版)に発表しま
した。

健康な骨は、骨を作る細胞と
壊す細胞「破骨細胞」がバランス
良く働いて維持されます。
ビタミンは骨の強度に関わり、
特にビタミンDは骨粗しょう症の
治療に活用されています。しかし、
ビタミンEの働きは謎でした。

チームがビタミンEを取り込め
ないマウスを作って調べたところ、
破骨細胞の働きが弱く全身の骨量
が多いことに気づきました。
そこで、破骨細胞を培養し、
ビタミンEを加えると、破骨細胞
が巨大化することを発見しました。
さらに深く解析するとビタミンE
が破骨細胞の巨大化に必要な
たんぱく質の合成を促している
ことを突き止めました。

さらに、正常なラットに毎日
10ミリグラムのビタミンEを
含んだ餌を8週間与えると、骨を
壊す細胞の活動が高まり、骨粗
しょう症になりました。10ミリ
グラムは、人が1000ミリ
グラム摂取するのに相当し、主に
海外で同量程度を含んだサプリ
メントが流通しているということ
です。

厚生労働省が定めるビタミンE
の摂取上限は年代、性別で異なり
ますが、最大は30~49歳の
男性で1日当たり900ミリ
グラムとされています。食品では
魚卵や植物油、ナッツ類に豊富
ですが、例えばアーモンドでも
100グラム当たり約30ミリ
グラムで日常の食生活では問題
ありません。食品から摂りましょう。

竹田さんは「サプリメントの量
ならば、骨がもろくなる可能性は
ある」と話しています。

ビタミンEの働きをパントマイムで

示している動画です。

www.youtube.com/watch?v=XUc2fh787EI

 
 
 
 
 













ビタミンE過剰摂取で、骨を
窃取された。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

編集後記

人の細胞のタンパク質は、色々
な働きをしていることが多く、
ことに有益な働きをしていること
が多いと私は思います。この
タンパク質を抑えることで、
不利益即ち副作用はないのか
という疑問が頭をよぎりました。
動物実験では、副作用無くても
人体では大ありという場合が
問題です。ビタミンEの過剰症
ということで骨粗鬆症を習った
ことはありません。親油性の
ビタミンの中でも最も安全と
言われてきたビタミンEが
このような骨粗鬆症を引き
起こすことが明らかになった
以上、ビタミンEを含む総合
ビタミン剤を患者さんに勧める
ことは、今後一切しないという
ことを心に誓いました。ビタミン
は、人間の身体のなかで全く合成
されない物質なので、必要量を
摂取しない訳にいきません。
ただし過剰症には、十分な配慮を
するべきであるということを肝に
銘じました。

人体の靱帯。笑

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