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診療マル秘裏話 Vol.80 平成17年6月16日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
目次
1) シェーグレン症候群の診断法
2) 人を信用させるホルモン

 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
1】シェーグレン症候群の診断法

金沢医科大の友杉直久
(ともすぎ・なおひさ)助教授
(腎臓内科)らの研究グループ
が1日までに、わずか1滴の涙に
含まれるタンパク質の質量や
濃度を精密に分析する方法で、
これまで診断が難しかった自己
免疫疾患の「シェーグレン症候群」
の判定に成功しました。

友杉助教授によると、
タンパク質の分子レベルの解析
だけで疾患を特定したのは世界
で初めてということです。
生体内タンパク質の解析
(プロテオミクス)は医薬開発
の最先端分野です。同助教授は
「今後は尿や唾液(だえき)、
血液などの分析から、あらゆる
病気の全容解明につなげたい」
と述べています。

論文は6月13日付の米科学
専門誌「ジャーナル・オブ・
プロテオーム・リサーチ」に
掲載されます。

シェーグレン症候群という
病気は、涙腺が破壊され、目が
乾いたり、唾液が出なくなったり
する病気で、10万人に30人の
割合で発症すると言われています。
「ドライアイ」などの眼病と判別
しづらく、潜在的にはその6、7倍
の患者がいるとされています。
従来その正確な診断には涙腺や
唾液腺の組織を摘出する検査
(生検)が必要でした。

友杉助教授らは、ノーベル
化学賞受賞の田中耕一
(たなか・こういち)さんが発明
したタンパク質の分析手法を応用
し、約90人を対象に涙を解析し
ました。その結果、同症候群患者
さんの場合、無数にあるタンパク
質の中から捕捉できた56種類の
うちの10種類で、質量や濃度が、
健康な人や他の眼病患者さんより
極端に多かったり、少なかったり
しているのが確認されました。

友杉助教授は「この技術で病気
の発生から進行までを網羅的に
把握できるようになる。早期発見
や予防医学に役立てたい」
と話しています。田中耕一さんが
発明したタンパク質の分析手法は
世界中の医師がその分析結果を
もって特許を申請していると言わ
れています。アメリカでは、治療
法の特許権をある病院が主張して、
他の病院がその治療を行うことで
特許料を支払わなければならない
という事例がたくさんでて医事
紛争を加速させている側面がある
ようです。命にかかわることでは
特許を設定しないでほしいと思い
ます。

シェーグレン症候群についての

分かりやすい動画です。

www.youtube.com/watch?v=eO2Gdpp3aeo
 
 
 
 
 
 








タンパク質の解析方法が淡白に
ならないよう願いたいものです。笑

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2】人を信用させるホルモン

鼻に噴霧すると、人に対して
抱く信頼感を強める働きがある
物質を特定したと、
スイス・チューリヒ大の
エルンスト・フェール教授らの
チームが6月2日付の英科学誌
ネイチャーに発表しました。

この物質は、人体でつくられる
ホルモンの一種「オキシトシン」
です。他人に対して健全な信頼感
を持てない、ある種の障害の解明
や治療法の開発に役立つと期待
される一方、人の精神や行動を
操作できる可能性もあるため、
悪用を懸念する声も出そうです。

オキシトシンは脳の視床下部
などでつくられ、母乳を分泌させ
たり、出産時に子宮を収縮させ
たりする働きがあります。その
ため射乳ホルモンと言われて
います。動物では親子やつがいの
きずな作りに重要と分かっていた
ため、チームは「人では信頼感に
関係しているのでは」という仮説
を立て、損をする可能性もある
投資ゲームの参加者に
オキシトシンを与え、行動に
どんな変化が出るかを調べました。

投資家が受託人にどの程度の
資金を預けるかによって信頼の
強さを評価したところ、
オキシトシンの噴霧を受けた29人
は、偽薬を与えられた29人に比べ、
より高額を預ける傾向があり
ました。一方、受託人を
コンピューターに置き換えた場合
は、預ける額に差はありません
でした。

この結果から、チームは「単に
リスクを冒しやすくするのでは
なく、人への信頼感を強める働き
がある」と結論付けました。

ネイチャー誌にコメントを
寄せた専門家は、考え得る悪用例
として、選挙の候補者の演説中に
聴衆にオキシトシンを噴霧すること
などを挙げたましたが、研究の
重要性には変わりないことを強調
しました。

オキシトシンがペットを飼うことで

分泌されることが分かりました。

オキシトシンが分泌されることで

人の健康にいい影響を与えるそう

です。

www.youtube.com/watch?v=P59jrDITUuA

 
 
 
 
 









詐欺師が欲しがるホルモンと
なってしまうかもしれません。笑

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編集後記

島津製作所の田中耕一さんが開発
したたんぱく質の解析方法はこれ
からの医学の根幹を担う可能性を
秘めています。改めてノーベル賞の
研究の偉大さを認識させられました。
また人を信用させるホルモン
オキシトシンは悪用を避けて人を
信じられなくなった患者さんの治療
に使うようお願いしたいと思います。
医大の偉大さ。笑

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