美しい肌Vol.399

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2013-11-18 23:53:02

カテゴリー:女性の美容と健康

たまご

写真はタマゴ(鶏卵)です。

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美肌の野菜&果物(各論:タマゴ)

 
 
 
 
タマゴの正体

一般的にタマゴといわれるものは鶏のタマゴ

で、その他食用とされるものとしては味が

濃く卵黄の割合の多い烏骨鶏(うこっけい)

卵や鶉(うずら)卵、アヒル卵などがあります。

アヒルのタマゴは中華料理のピータン

として食べられています。タマゴは鶏の種類

によって殻の色に違いがあり、白いもの以外

を有色卵といいます。また最近ではヨードや

DHAなど、エサによって栄養を強化した

タマゴなども出回っています。鶏卵を販売

する際には農林水産省により定められた

パック詰めの規格基準があり、重量別に

SS~LLサイズに分けられます。

鶏のタマゴは、一般に調理後を「玉子」とし、

生の場合「卵」と表記します。料理で単に

「卵」と言う場合は鶏卵の無精卵を指すこと

もあります。 最初は「卵」という漢字が

使われていましたが「動物臭い」とか

「生々しい」などの理由で「玉子」という漢字

が新たに使われることになりました。

鶏卵は栄養価が高く、特に良質な動物性

タンパク質を豊富に含むほか、卵黄には

ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEや、リン、

鉄、亜鉛や銅といったミネラルが含まれて

います。また全卵において必須アミノ酸が

存在しますが、特に卵黄に多く含まれます。

世界的にも動物性のタンパク質の摂取源

として一般的な食材です。

ベジタリアン(野菜しか食べない人)にも、

無精卵だけは動物を傷つけることなく

入手できる食材として、食べてもよい

とする考え方もあり、中国の精進料理でも

使われる例があります。また、割球の

起こっていない無精卵は単細胞であり

この単体で1つの細胞です。栄養バランス

が良いことから完全栄養食品と言われ

ます。

しかし必要な栄養素のうち、ビタミンCや

食物繊維、カルシウムなどは不足して

います。ただし酢やクエン酸などの有機酸

に溶かす、砕いて粉末にするなどなんらか

の方法で卵殻まで摂取するなら、

カルシウム不足はある程度解消されます。

例:上記の中国の精進料理の中で、

少林拳などでは粉末にして飲むほか

そのまま卵殻を噛み砕いて摂取する

修行法もあります。また、香酢などの酢にも

生卵をそのまま漬けて卵殻を溶かし、

中身は肌や髪の美容に良いとして蛋白源

として食べ、溶かした酢は料理に使うこと

が多いようです。同様の家庭調理食品は

ビネガー・エッグとして欧米にも存在

します。タマゴの種類を以下に挙げてみます。

白玉
最も消費量が多く一般的で、世界中で飼育

されている羽毛の白い白色レグホン種の

タマゴです。

赤玉
殻の色が茶褐色のもので、ボリスブラウン

など羽毛が茶色の鶏が産卵するタマゴです。

栄養価は白色と差はなく、血色素と同じ

色素が殻形成の最後に分泌されて付着

するため茶褐色になります。

青玉
チリ原産の野鶏アロカーナと羽毛が白色の

鶏の交配種のタマゴで、殻が薄青色を

帯びているため装飾品としても用いられます。

殻は青色ですが、中身の色や栄養成分は

白玉や赤玉と大差はありません。

薄赤玉(ピンク卵)
白玉鶏と赤玉鶏を交配した品種で、薄茶色

の殻をしています。白玉鶏の多産性と赤玉鶏

の強健性を目的に改良された種です。

 
 
タマゴの歴史

人類が最初に「たまご」を食べたのは、

おそらく人がサバンナで地上生活を

始めた頃(約500万年前)と考えられて

います。その頃は、鶏(ニワトリ)ではなく、

地上に卵を産むことから採取しやすかった

ダチョウの卵を食べたものと思われます。

この時代には人類は、まだ石器の製造は

出来ませんでしたが、石を使ってダチョウ

の卵の硬い殻を割ることは出来ました。

また、ダチョウ卵の殻で装飾品(小さい

リング状の首飾りと思われるもの)を作った

のが、アフリカ東海岸の中央ケニアの岩窟

で発見されていて、年代は約4万年前と

想定されています。紀元前1500年頃には

鶏が毎日産卵していたという記録がエジプト

の古文書に残っており、ローマでも2500

年前には品種改良が始まっていたという

記録があることから、紀元前にはすでに鶏が

採卵用に品種改良されていたのではないか

と考えられています。日本へは中国から

朝鮮半島を経由して、約2500年前に鶏が

伝えられ、「古事記」(現存する日本最古の

歴史書のことです。上・中・下の3巻から

成ります)には「長鳴鳥」として記載されて

います。

古事記では、天岩戸(あまのいわと)に閉じ

こもった天照大神(あまてらすおおみかみ)

がニワトリの鳴き声で出てきた、という話がよく

知られています。私たちの生活に身近な

たまごですが、食べられるようになったのは

江戸時代頃からだと言われています。

ニワトリは紀元前100年頃に朝鮮半島から

伝わりましたが、日本は仏教の影響で肉食

を禁忌する風習があり、ニワトリが産むたまご

もなかなか食用とされなかったようです。

生命のカプセルである卵を宇宙や地球に

見立てて、これを食べるのは悪とする考え

も生まれて、卵に対する信仰心や食べること

に対する恐怖心(罰があたる)が広がりました。

しかし、江戸時代に入ると一般的に食べ

られるようになりました。卵に対する信仰心や

恐怖心もなくなり、天秤棒の桶に卵を載せて

「たまあーご、たまあーご」という売り声で街中

を売り歩く「たまご売り」(行商)も現れました。

この頃には、たまご料理も色々作られるように

なり、江戸時代の天明5年(1785年)に出版

された有名な料理本である「万宝料理秘密箱」

(まんぽうりょうりひみつばこ)という本の中にある

「卵之部」(たまごのぶ)にある、めずらしい

たまご料理の記載部分を掲載した「卵百珍」

(たまごひゃくちん)が有名です。「卵百珍」

では、103種類のたまご料理が紹介されて

いて、黄身と白身がひっくり返ったゆでたまご

である「黄身返しのたまご」は、その中でも特に

有名な料理です。商業用に採卵用の養鶏が

始まったのは1850年代のイギリスといわれて

おり、日本でも江戸時代に入りようやく一般的

にタマゴが食べられるようになりました。タマゴ

の料理が文献に登場するのも江戸時代に

入ってからで、「本朝食鑑」(江戸時代前期に

記された食物書)ではゆで卵、卵焼き、卵酒

などが紹介されています。当時は滋養強壮や

病人が食べる健康食材であったため、庶民

には手の届かないものでしたが、昭和30年代

以降、品種改良や配合飼育などにより大規模

飼育が可能になったことで、タマゴは一般

家庭でも日常的に食卓に上るようになりました。

 
 
タマゴの雑学

日本では約1億8000羽の産卵鶏が飼育

されています。産卵鶏は全国的に飼育

されていますが、中でも茨城県、千葉県、

愛知県で多く飼育されています。2~3

週間は持ちますが、殻がざらついて光沢

のないものが新鮮なものといわれています。

しかし、最近ではざらつきをなくした状態

で出荷されているため、賞味期限の残り

日数で判断をします。保存をする際は

温度変化が多くなる扉部を避け、パック

のまま冷蔵庫の中へ入れて保管します。

また、とがったほうを下にすると栄養成分

を長持ちさせることができます。卵黄には

リン脂質であるレシチンが豊富に含まれて

います。レシチンは細胞膜の形成に

不可欠な成分であり、レシチンの主成分

であるコリンは、脳で記憶や学習に深く

関わる神経伝達物質アセチルコリンを

つくる材料となります。タマゴは食品の中

で豊富にコリンが含まれており、その量

は大豆の3倍近くになります。また、タマゴ

にはアセチルコリンの合成を促すビタミン

B12も含まれています。さらに、栄養を

脳に届けるためには血液脳関門(血液中

の有害な物質が自由に脳まで到達しない

ように働いている機構)を通り抜けなければ

なりませんが、タマゴのコリンは吸収され

やすいという特徴があります。これらの働き

から、近年ではタマゴのアルツハイマー病

の予防効果についても注目されています。

タマゴにはコレステロールが多く含まれる

ことから、動脈硬化の原因のひとつであると

考えられていましたが、卵黄に含まれる

レシチンや卵白に含まれるアミノ酸の一種

シスチンにコレステロール値を下げる働きが

あることから、現在では動脈硬化を予防

する働きがあることがわかっています。実際

にタマゴの黄身には多くのコレステロール

が含まれていますが、健康なカラダであれば、

血液中のコレステロール値を調整する機能

が働くので、コレステロールの摂取量を

それほど心配する必要はないそうです。

それどころか、卵白に含まれるオレイン酸や

タマゴの卵白に含まれるアミノ酸のシスチン、

卵黄に含まれている脂肪酸のレシチンには

血液中の悪玉コレステロールを下げる作用

があるそうです。では、なぜそのような

間違った認識が生まれたかというと、約90

年前のロシアで行われたウサギを使った

実験にその起源があると言われています。

ウサギにコレステロールを含む餌を与えた

実験では、摂取したコレステロールが

そのまま血液に取り込まれて血中の

コレステロール値が急上昇してしまい

ました。このため、コレステロールが高い

食品を摂ると、血中のコレステロール値が

上がり、動脈硬化や心筋梗塞を発症する

危険性があると考えられました。草食動物

のウサギにはコレステロール値を調節する

仕組みがありませんが、人間にはその

機能が備わっているので、すぐに血中の

コレステロール値が上がることはありません。

現代でもコレステロールの高さを心配して

黄身を敬遠する人も多いですが、アメリカ

のAlberta大学が発表した最近の研究に

よると、タマゴの黄身には多くの抗酸化

物質が含まれていて、ガンや心臓病を

予防する効果があることがわかりました。

生卵2個に含まれる抗酸化物質の量は、

抗酸化作用の高さで知られるクランベリー

1/2カップに相当し、リンゴ1個に含まれる

量よりも多いそうです。さらにレシチンの

主成分であるコリンに血管を拡張させて

血圧を低下させる働きがあるため、

高血圧の予防にも効果を発揮します。

また、タマゴには中性脂肪を増やす原因

となる炭水化物がほとんど含まれないため、

内臓脂肪を増やす恐れがなく、メタボリック

シンドロームの予防にも最適です。

その他、タマゴに含まれるメチオニンや

抗酸化作用を持つビタミンE、カロテンなど

の働きで発ガンを抑制できるなど、タマゴ

は様々な生活習慣病に対して効果を発揮

します。タマゴには肝臓でアルコールが

分解されるときに必要なアミノ酸である

メチオニンが豊富に含まれることから、

肝機能を高める効果があります。また、骨

や血液を作るもととなる鉄や亜鉛をはじめ

とするミネラルの働きにより丈夫な体づくり

に役立つ他、パントテン酸がストレスに

対する抵抗を高めてくれるなど、タマゴには

様々な健康効果があります。

出し巻きタマゴのレシピです。

 
 
www.youtube.com/watch?v=tR0j3F3c84k

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
タマゴの有効成分

タマゴはたんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミン

など、ビタミンC以外の栄養成分がほとんど

含まれています。中でもたんぱく質の

消化吸収率が非常に高いため、細胞を若々

しく保ちます。また必須アミノ酸を理想的な

バランスで含み、アミノ酸スコア(食品に

含まれる必須アミノ酸の構成のバランスを

数値化し、評価する指標)は100です。

卵黄にはビタミンA、ビタミンE、ビタミンB群

が豊富で脂質の一種であるレシチンが

含まれる他、抗酸化力(たんぱく質や脂質、

DNAなどが酸素によって酸化されるのを

防ぐ力)を持つカロテノイドも含まれています。

卵白には脂質は含まれておらず、ビタミン

B2が豊富に含まれます。ビタミンB2は、

別名美容のビタミンと呼ばれています。

 
 
タマゴの美肌効果

いつもの肌荒れとは違うお肌のざらつきや乾燥

などを感じたら、それは間違いなく春から夏に

かけての紫外線によるダメージの結果といえ

そうです。ダメージを受けたお肌の機能を回復

してくれる食べものが、1日1個の卵です。

卵にはお肌をつくる元になるアミノ酸がバランス

よく含まれているからです。人間の体は60%が

水分で、残りの40%の半分がアミノ酸(たんぱく

質も含みます)なので、良質なアミノ酸を摂る

ということが美肌づくりにつながってきます。

卵は生命の源になる完全な食材です。

ビタミンCと食物繊維を含む野菜を組みあわせ

れば、美容のためには神様がくれたパーフェクト

なお年玉といえましょう。「美容に、毎日1個の卵

は基本」と、某専門学校のモデル科の授業でも

指導されているようです。毎日1個の卵を食べ

続けると、一週間後の顔がツルツルなめらか

タマゴ肌に変わります。卵には、良質のタンパク

質と脂質、乳化作用のあるレシチン、美肌の

ビタミンHともいわれるビオチンと成長のビタミン

B2、細胞づくりの種になる葉酸、という美容に

かかわる成分がたくさん含まれています。

また、肉類に比べ脂肪の量も少なく、炭水化物

をほとんど含まないため、意外にカロリーは低い

です。体重の気になる方も安心して食べられる

食材といえましょう。上記で一日一個と連呼して

いますが、一個に限らず、5個ぐらいまでなら

問題なく摂取できるということです。タマゴの良質

なコレステロールは、女性ホルモンの素と

言われています。さらに卵は、加熱すると卵黄

に含まれる美肌ビタミン、ビオチンが吸収され

やすくなるため、美肌目的では、加熱して

食べるということが必要だそうです。また髪の毛

を美しく保つ方法としてタマゴパックは良く

知られています。私たちのお肌や髪、爪などは

主にたんぱく質から作られますので、

たんぱく質を作るアミノ酸をバランスよく含んで

いるタマゴは、お肌や髪、爪に必要な栄養食品

です。また、良質なたんぱく質に加えて、

ビタミンA、B、D、Eや鉄分、亜鉛などのミネラル

も豊富なため、美容にも優れた食品です。

さらに、タマゴにはダイエット効果もあります。

タマゴに含まれるビオチン(ビタミンB7)は、

細胞の成長やアミノ酸と脂肪酸の代謝を助ける

ので、新陳代謝が高まり、ダイエット効果が期待

できます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

教えてもらうまで分からない、コロンブスの卵。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

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