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診療マル秘裏話 Vol.318 平成21年1月7日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

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目次

1)  短時間の運動でも脳が活性化
2) 細胞内の物質の運搬屋

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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 短時間の運動でも脳が活性化

たった10分間の軽いジョギングで頭が
スッキリする-。筑波大と農業・食品
産業技術総合研究機構などの研究チーム
は12月22日、短時間の適度な運動が脳の
認知機能を向上させる仕組みを解明した
と発表しました。成果は12月16日付の
米科学誌ニューロイメージに掲載され
ました。

筑波大によると、これまで長時間の適度
な運動が脳を活性化させることは「常識」
として知られていましたが、短時間でも
脳が活性化することが科学的に裏付け
られたのは初めてということです。

同大の征矢英昭(せいや・ひであき)
教授は「メタボ対策だけでなく、
健康な人でも昼休みにちょっとした運動
をすることで集中力が高まる」と話して
います。

征矢教授によると、研究は19~24歳
の男女計20人を対象に実施されました。
50%の力で自転車をこぐ「中強度」の
運動を10分間した後、脳の活動を
画像化する装置で測定すると、全員で
左脳の前頭前野の一部の血流が増加し、
情報処理などの能力が向上したという
ことです。

運動は短時間でも、長時間でも脳はノー
と言わない。笑

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2】 細胞内の物質の運搬屋

細胞内に張り巡らされた細い管の上を、
2本足で歩くようにして様々な物質を
運ぶたんぱく質「キネシン」の“荷台”
になるたんぱく質を、大阪市立大の
広常真治教授と山田雅己講師らが発見
しました。

物資をうまく運べないために起きる
神経の変性疾患や発ガンのメカニズム
解明に貢献する成果といわれています。
欧州分子生物学機構の学術誌(電子版)
で発表しました。

細胞内では、中心部から放射状に伸びる
「微小管」が、生命維持に必要な
たんぱく質などを運ぶ道になります。
運搬役には、中心から外向きに歩く
キネシンと、細胞周辺部から
内向きに歩く「ダイニン」があり、
どちらも一方通行です。ちょうど電車の
上り下りのように動くことで、物資を
スムーズに行き渡らせる仕組みと考え
られています。

キネシンは使い捨てですが、
ダイニンは何度も使われます。
ただ、内向きにしか歩けない
ダイニンが中心に達した後、
どのようにして再び外に移動する
のか謎でした。

広常教授らはキネシンの荷台を
発見しました。この荷台に
ダイニンを道の切れ端ごと載せ
外向きに運ぶことを突き止め
ました。
この荷台でほかにも様々な
たんぱく質や細胞小器官などを
運んでいることも分かりました。
広常教授は「互いに逆向きにしか
歩けない運搬役が、これ程うまく
協調して動いているとは驚き。
今後は荷の積み
下ろしを解明したい」と話して
います。

協調した動きが強調された。笑

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編集後記

短時間の運動で脳の機能がアップ
するなら、通勤や昼休みの時間に
身体を動かすことは有用でしょう。
時間がない人でも、継続して
短時間の運動を行うことは決して
できないことではありません。
私も実行しています。細胞内の
物資の運搬経路が明らかになると
これを応用して神経難病やガンの
治療がすすむことを期待して
います。

精巧な運搬システムの研究を成功
させる。笑

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