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2013-11-10 21:15:20

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診療マル秘裏話 Vol.418 平成23年12月1日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

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目次

1) アルツハイマー病の進行抑制が期待されるポリフェノール成分
2) ペプチドと組み合わせた副作用のない抗ガン剤の開発

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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 アルツハイマー病の進行抑制が期待されるポリフェノール成分

ピーナツの渋皮にアルツハイマー病の進行抑制が
期待されるポリフェノール成分が豊富に含まれている
ことが、古川昭栄・岐阜薬科大学教授(神経科学)ら
のグループの研究でわかりました。マウスを使った
実験で有効性が確認されており、研究成果を11月
26日に岐阜市内のホテルで開かれる同大の研究講演会
で発表します。

研究を行ったのは古川教授と特殊高機能性化学品
メーカー「岐阜セラツク製造所」の森大輔主任研究員ら
4人です。アルツハイマー病は、脳内に神経細胞の
機能低下を引き起こすアミロイドベータたんぱく質が
蓄積されるのが原因とされています。

古川教授らはアルツハイマー病の治療方法を研究する
中で、老化やストレスなどで脳の機能を正常に保つのに
必要なたんぱく質(神経栄養因子)の機能が低下したり
産出量が減ったりして、記憶力が衰えることに注目
しました。神経栄養因子の機能を高める効果のある
植物成分を探していました。

野菜や果物など60種類の成分を調べたところ、中国
で不老長寿の豆と呼ばれるピーナツの渋皮に含まれる
ポリフェノールに神経栄養因子と類似の働きがあること
を確認しました。アミロイドベータたんぱく質をマウス
の脳に投与してアルツハイマー病の状態を引き起こし、
渋皮から抽出したポリフェノールを食べさせると、
食べさせないマウスよりも記憶力が高く保たれること
が判明しました。

ただ、なぜピーナツの渋皮のポリフェノールだけに
神経栄養因子とよく似た働きがあるのかは分かって
いないということです。古川教授は「神経細胞が活性化
するメカニズムを解明するのが今後の課題。予防薬
として活用できるように努力したい」と話しています。

印紙の高くなる因子。笑

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2】ペプチドと組み合わせた副作用のない抗ガン剤の開発

浜松医科大(浜松市)は11月22日、副作用を
軽減させる抗ガン剤開発を進め、動物実験で効果が
得られたと発表しました。今後、臨床試験に入り、
実用化を目指します。

研究グループの杉原一広准教授によると、悪性腫瘍
(ガン)は1~2ミリ以上になると、栄養を取り込む
ため「新生血管」を生じさせる性質があるということ
です。グループは、アミノ酸がつながってできる
「ペプチド」の一種が、新生血管に集まりやすい特性
を発見しました。新生血管だけに薬が運ばれるよう、
ペプチドと組み合わせた抗ガン剤を開発しました。

同大が、米サンフォードバーナム医学研究所と
行った共同研究で、この抗ガン剤をガン細胞を持つ
マウスに投与したところ、従来の約40分の1の量で、
19日目にガン細胞がほぼなくなり、副作用は全く
認められなかったということです。成果は、米科学
アカデミー紀要(電子版)に発表されます。

新生血管を攻撃する抗ガン剤を申請する。笑

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編集後記

沖縄のお年寄りが長寿である原因もピーナッツを
皮ごと食べることによるということを聞いたことが
あります。確かテレビの番組でやっていたと記憶
しています。これも早く製品化して欲しいものです。
副作用のない抗ガン剤の開発は、現状のガン治療を
鑑みると急務であることが分かります。ペプチドと
組み合わせるだけでこうした副作用のほとんどない
抗ガン剤を開発できるなんて夢のような話です。
ドラッグデリバリーシステム(DDS)という薬を
患部に運ぶシステムの研究は、もっと深くなされて
しかるべきだと認識しました。こうした薬については、
臨床試験が終わり次第、現状の医療現場ですぐ
使えるように厚労省に取り計らってもらいたい
ものです。

幹部の患部を指摘した。笑

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