美しい肌Vol.395

2013-11-11 23:59:12

カテゴリー:女性の美容と健康

ルッコラ 4

写真はルッコラです。

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白・美肌 ブログランキングへ

美肌の野菜&果物(各論:ルッコラ)

 
 
 
 
ルッコラの正体

ルッコラは、アブラナ科の1年草ハーブです。

ameblo.jp/eitokukai51/
entry-11523063181.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

ルッコラは地中海沿岸原産の一年草です。

炒ったごまに似た香りやピリッとした辛みが

特徴のハーブです。葉形は大根に似ており、

生葉に辛みと香りを有しています。成熟する

と香りが強すぎるのでサラダに利用する場合

は若採りします。主な調理法としては、

サラダへの使用が一般的ですが、油炒め、

お浸し、和え物などにも用いられています。

ルッコラはイタリア語で、イタリア料理では

ルッコラの他に「ルーコラ」また、「ルケッタ

(ruchetta)」と呼び親しまれている野菜です。

花言葉は競争です。ゴマのような風味と多少

の辛み・苦みがあり成長とともに苦みが強く

なります。

正式な名称はルッコラ・コルティヴァータ

(Rucola Coltivata)です。フランス料理では
「ロケット(roquette)」、英語でも「ロケット

(rocket)」と呼びます。和名では

キバナスズシロという、黄色い大根の花

という意味の名前が付けられておりますが、

実際は、白色ないし薄いクリーム色の花を

つけます。葉を食べるイメージが強いハーブ

ですが、インドでは種子から採った油を

ピクルスに使用したり、種子を砕いて作られる

ハーブティーなどとしても使われています。

主にサラダとして葉を生で食べます。

ホウレンソウやオランダガラシなどと共に

サラダに混ぜて使われます。おひたしや

炒め物にも使われます。独特の辛み・苦みは

加熱によって消えます。そのため、オリーブ

オイルで炒めることもあるようです。

種には強壮作用があるとされ上記のように

インドで種をハーブティーに使われます。

イタリアでは、焼きあがったピザに載せる具材

としてごく一般的に使われます。

また、カルパッチョなどの肉料理やパスタにも

向いています。ステーキ・ハンバーグや魚の

ムニエルなどの添え物としてもよく使われます。

ザリガニといっしょにサンドイッチや巻き寿司

などに使われることもあります。

 
 
ルッコラの歴史

ルッコラは地中海沿岸が原産といわれています。

古代ギリシャや古代ローマ時代にすでに食用

ハーブとして栽培され、「エルーカ」と呼ばれて

いたという記録が残っている歴史あるハーブです。

ローマ帝国時代には、食用だけではなく、薬用

としても使われていました。イスキア島では

『パラチーネ』と呼ばれる、イスキア島の緑の

凝灰岩、トゥーフォヴェルデで作られた石垣の

隙間にも自生しています。

別名ラテン語で『エルーカ・サティーヴァ

(eruca sativa)』と呼ばれ、古来より薬として

大事にされてきました。古代ローマ人は、

その種子にも恋の媚薬として強い効き目が

あると信じていました。ルネッサンスのハーブ

学者、マシュア・デ・ロベルの記述では、

エルーカを食べた修道士たちが、その効き目

で純潔の誓いを守ることができなかったという

逸話が残っています。

紀元一世紀に著されたディオスコリデスの

『薬物誌』には、エウゾーモンとして取り上げ

られています。生のままで大量に食べると

催淫効果があること、種子は似た作用の他に

利尿と消化補助作用と腸にも良く、薬効を保つ

ために酢か牛乳でふやかして保存することを

薦めています。そして野生のものが生えている

イベリア西部に住む人々はこの栽培種より

はるかに辛味のある種子をカラシの代わりに

使用することも述べられています。

古代エジプトでは世界3代美女のひとり、

クレオパトラが美しさを保つために、好んで

ルッコラを食べたといわれています。

日本ではイタリア料理が一般的になるに伴って

ルッコラが知られるようになりました。

 
 
ルッコラの雑学

ルッコラは年中各地で栽培され出荷されて

いるので旬を感じにくい食材ですが、地中海性

の温暖な気候に適したハーブなので、日本

での美味しい旬の時期は地中海沿岸の気候

に近い春と秋頃です。

葉の色が濃いものほど風味が強い傾向に

あります。また、若く茎が細い葉の方が風味は

ソフトです。黄色になったものは鮮度が落ちて

いるものなので、緑又は黄緑色が鮮やかで、

茎葉はシャキッとしているものを選んで下さい。

茎の部分を水につけながら、冷蔵庫へ入れて

保存します。あまり日持ちはしませんので、2日

くらいで使い切るべきです。また、根元を下にし、

なるべく立てて入れます。寝かせて入れておく

と上に向かって体勢を直そうとするので茎が

曲がるとともに、傷みも早くなります。大根や、

からしなどにも含まれているルッコラの辛味成分、

アリルイソチオシアネートには、胃液の分泌を

促し、腸の働きを整える効果があります。

消化不良や健胃に良いとされています。

アリルイソチオシアネートは強い抗酸化力・

殺菌力を持ち、その抗酸化作用(たんぱく質や

脂質、DNAなどが酸素によって酸化されるのを

防ぐ作用)により、発ガン物質の活性化を防ぎ、

ガン予防が期待されます。

辛味成分であるアリルイソチオシアネートは

血液をサラサラにし、血栓(血液中の血小板など

が固まってできる塊のこと)予防効果が期待され

ます。ルッコラはビタミンCやミネラルなどを豊富

に含んでいるので、風邪の予防や疲労の回復

にも役立ちます。ほれ薬の効果があると信じられ、

ローマ帝国の時代から栽培されてきたものの、

大規模な生産は1990年代になるまで進んで

いませんでした。栽培地としてはイタリア北西部

のヴェネト州が有名です。

ルッコラは1年草で発芽率が高く、また病気も

ほとんどないため比較的栽培しやすいのですが、

アブラムシ、アオムシなどの虫がつきやすい

植物です。プランターで栽培でき家庭菜園に

向いています。 日当たりのよい場所を好んで

発育します。水はけがよく、湿り気があり、

有機質を多く含んだ栄養豊富な土が栽培に

適しています。葉を採ることが目的の場合、

真夏を除きいつでも種をまくことができるため、

種をまく時期をずらして栽培すれば一年を

通してルッコラを収穫することができます。

しかし、とう立ちさせてしまうと葉がかたくなり、

食用に適しにくくなってしまいます。

花は春に咲き、白またはクリーム色をして

います。アブラナ科に特有の4つの花びら

がの十字の形をしており、花弁には紫色の

脈が入っていて、中央部は黄みがかって

います。

ルッコラのサラダのレシピです。

 
www.youtube.com/watch?v=KivtmWCAIBM

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ルッコラの有効成分

ルッコラの辛みの元は、わさびや、からし、

大根にも含まれる刺激成分の

アリルイソチオシアネートです。栽培方法

や土壌によってもその辛みの度合いは大幅

に違ってきます。アリルイソチオシアネート

は強い抗酸化力・殺菌力を持っています。

また、ルッコラは栄養価が高い緑黄色野菜

(緑色や黄色、赤色が濃く中まで色がついて

おり、可食部(食べることができる部分)

100g中にβ-カロテンが600㎍以上含まれて

いる野菜のことです。ただし、600㎍未満

でも日常の摂取頻度が多いトマトやピーマン

等は緑黄色野菜に含まれます)でもあり、

β-カロテンを初めビタミンEやビタミンKや葉酸

を豊富に含んでいます。特にビタミンCが

非常に豊富です。ルッコラのビタミンC含有量

は100gあたり66mgで、水菜の55mg、

小松菜の39mg、ベビーリーフの41mg、

更にはビタミンCが詰まっているとされている

冬獲りのほうれん草の60mgをも凌ぎ葉野菜

の中でもトップレベルです。

さらに、ルッコラは生で食べるのが美味しい

ので、火にかけることでビタミンCが破壊される

心配もなく、効率良く摂取出来ます。

多く含まれている葉の部分には、血液を浄化

する働きや、利尿作用、胃のむかつきを抑える

作用などがあります。

さらに、鉄は豊栄養野菜で知られるモロヘイヤ

と同等に含んでいます。カルシウム含有量は、

ピーマンの約15倍もあります。体を支え、心臓

や脳を保護する役割があるため欠かせない

成分です。また、体の解毒機能を強化すると

いわれているグルコシノレートも含んでいます。

グルコシノレートとは、アブラナ科の植物に

含まれるは、ワサビや大根おろしおよびルッコラ

の辛みのもとです。グリコシノレートは、肝臓の

解毒作用を活発化させる作用があり、発ガン

物質を食べさせた動物にグルコシノレートを

与えるとガン発症を抑制したという報告があり

ます。

アメリカ国立ガン研究所では、アブラナ科の

野菜を「ガン予防食品」として認めています。

またこのグリコシノレートは花粉症などの

アレルギー疾患を予防するといわれています。

ルッコラに含まれるその他のミネラル類では、

カリウム、リンなどが豊富に含まれています。

また食物繊維も豊富に含まれています。

 
ルッコラの美肌効果

ルッコラには解毒効果があるグルコシノレート

が含まれています。肝機能を補助することで、

有害物質の解毒(デトックス)作用を高めます。

さらに豊富な食物繊維も有害物質を便と

ともに排泄するデトックス効果を持っています。

これらのデトックス効果が相乗的に有効に

なれば、美肌へと導かれます。

アリルイソチオシアネートの強い抗酸化作用

により、肌の老化を防ぐことができ、β-カロテン

由来のビタミンAとビタミンCとビタミンE(別名、

若返りのビタミン)などの抗酸化ビタミンを豊富

に含んでいます。ビタミンCには、メラニンの

生成に関係するチロシナーゼという酵素を

阻害する働きがあり、美白につながります。

またビタミンCのコラーゲン合成促進効果により、

お肌の保湿力がアップし、みずみずしいお肌

になると考えられています。これらの抗酸化

ビタミンの相乗効果により美容効果が期待でき

ます。今回は、ここまでとさせて頂きます。

ルッコラ(ロケット)を食べて、ロケットスタート

です。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

当クリニックのホームページとフェイスブック

ページおよびメルマガ登録ページのURLは以下の通りです。

ホームページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/
フェイスブックページURL:www.facebook.com/Eitokukai

メルマガ登録ページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/min_zhaokurinikku/merumaga.html
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント