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2019-09-09 00:28:39

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診療マル秘裏話  号外Vol.1325 平成30年11月5日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)これまで不可能だった、ワセリンの乳化に成功
2)炎症や組織傷害の回復期に出現する新単球細胞

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 これまで不可能だった、ワセリンの乳化に成功

 
 
 
 
 
 
 
神奈川大学は界面活性剤を使
わずに水と油を混ぜ合わせる「
三相乳化技術」を用いて、これ
まで不可能だったワセリンの乳
化に成功しました。乳化により、
ベタつくや塗りにくいといった
ワセリンの課題を解決できます。
新技術は、同大が100%出資
する未来環境テクノロジーから
10月7日に売り出すスキンケア
ブランド「プラウド・ブルー」
に使われています。新ブランド
は4品目から始め、まずは各30
00個を販売していきます。

三相乳化技術は、神奈川大が
保有する特許技術です。化粧品
にとどまらず、食品や農薬・防
カビといった領域への応用を進
めています。今回、白色ワセリ
ンに対し技術を用いることで、
国内で初めてその乳化を実現し
ました。

新技術を生かし、2012年から
販売してきたスキンケアブラン
ドをプラウド・ブルーへと一新
します。これまでも界面活性剤
フリーの処方でしたが、ワセリ
ンを配合することで保湿性を高
めました。

中核商品の「センシティブモ
イスチュアクリーム」(税込25
00円、100グラム)はワセリ
ンと水のみの処方です。敏感肌
者や乳児でも全身に使えます。
ほかに「モイスチュアジェル」
(同2500円、50グラム)、「モ
イスチュアローション」(同20
00円、150ミリリットル)、
「モイスチュアハンドクリーム」
(同1300円、50グラム)があ
り、来春にはUV(紫外線)ケ
ア製品も加えます。

神奈川大が開発に携わった化
粧品は生協等、学内のみで販売
してきました。一新後も当面は
同じルートで展開しますが、将
来的には外部への販売も視野に
入れたい考えということです。

ワセリンを使った医療的ケアー

について解説している動画です。

 
 


 
 
 
この展開は、コペルニクス的
転回に繋がる。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 炎症や組織傷害の回復期に出現する新単球細胞

 
 
 
 
 
 
東京薬科大学は10月9日、炎
症や組織傷害の回復期に出現す
る新しい単球細胞を発見したと
発表しました。この研究は、同
大生命科学部免疫制御学研究室
の池田直輝大学院生(現・北海
道大学遺伝子病制御研究所助教)、
浅野謙一准教授、田中正人教授
の研究グループが、理化学研究
所、兵庫医科大学、熊本大学と
共同で行ったものです。 研究
成果は、「Science Immunology」
に掲載されています。

ヒトの炎症応答は、感染症だけ
でなく心筋梗塞などの臓器虚血
や自己免疫疾患などでも誘導さ
れ、組織傷害を悪化させてしま
います。そのため、原因が排除
された後は速やかに炎症をしず
め損傷した組織を修復する必要
があります。マクロファージお
よび単球と呼ばれる白血球の一
種は、この急性期の炎症の誘導
と回復期の炎症収束・組織修復
の両方に働く免疫細胞であると
考えられてきました。しかし、
同じ種類の細胞がどのようにし
て、急性期と回復期で正反対の
働きをするのかは不明でした。
研究グループは、炎症収束・組
織修復を担うマクロファージに
発現することが報告されている
Ym1 という蛋白質分子に着目し
ました。Ym1 を発現する細胞を
蛍光標識したマウス(Ym1-Venu
s マウス)を作製・解析する事
で、炎症や組織傷害の回復期に
出現する新しい単球細胞(Ym1
陽性単球)を発見しました。

この細胞は、健常時や炎症・組
織傷害の急性期には、ほとんど
存在しませんが、回復期になる
と骨髄で盛んに作られ、血液中
に送りだされます。 この単球
細胞が組織傷害部位に集積する
と、炎症抑制や組織修復に関わ
る蛋白質分子を産生し、傷つい
た組織の修復に寄与します。ま
た、この単球細胞を消去したマ
ウスでは、腸炎の回復が遅延し
た事から、この細胞が炎症収束
や組織修復に担う役割の重要性
が証明されたとしています。

Ym1 陽性単球は、炎症を抑制し
組織修復を促す働きがあること
から、研究グループは、「Ym1
陽性単球を効率よく増やすこと
ができる方法が発見できれば、
将来的に、傷害臓器の修復促進
治療薬の開発につながることが
期待できる」と述べています。

マクロファージを活性化する食

べ物について解説している動画

です。

 
 


 
 
 
検査を要請されたため、行っ
た所、陽性の結果が出た。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
界面活性剤を使わずに水と油
を混ぜ合わせる「三相乳化技術」
を用いて、これまで不可能だっ
たワセリンの乳化に成功した事
は、偉大な業績です。特許とい
うことですので、そのメカニズ
ムは極秘中の極秘であると思い
ますが、皮膚科の診療をしてい
る医師からすれば、ワセリンを
クリームのように使えるなんて
素晴らしいとしか言いようがあ
りません。神大というと神戸の
出身である私は、神戸大学を思
い浮かべてしまうので、神奈川
大とさせて頂きました。乳化に
より、ベタつくや塗りにくいと
いったワセリンの課題を解決で
きるため、化粧品に堂々とワセ
リンを添加できると言う事です。
炎症や、組織傷害の回復期に
出現する新しい単球細胞を発見
したと発表したのは素晴らしい
業績です。まず血液が専門の私
なのに、単球にもいろいろあっ
て、急性期の炎症の誘導という
イメージだけが先行していたの
は恥ずかしい限りです。 この
細胞は、健常時や、炎症・組織
傷害の急性期にはほとんど存在
しませんが回復期になると骨髄
で盛んに作られ、血液中に送り
だされるということですから、
本当に凄い細胞が見つかったの
だと感心しています。 「Ym1
陽性単球を効率よく増やすこと
ができる方法が発見できれば、
将来的に、傷害臓器の修復促進
治療薬の開発につながることが
期待されるそうですから、夢の
傷害臓器の修復促進治療薬の開
発に大きな一歩を踏み出したと
言う事でしょう。

生涯を、傷害臓器の修復促進
治療薬の開発に捧げる。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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