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診療マル秘裏話 Vol.136 平成18年7月6日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 神経の再生、修復の機能を持つ細胞
2) 脂肪肝が痩せる指令を出す?

 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。
これからも当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に
新しい知識を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと
思っております。不撓不屈の精神で取り組む所存です
のでどうかお許し
下さい。

 
1】神経の再生、修復の機能を持つ細胞

脊髄(せきずい)損傷で神経細胞
が傷つくと、周囲にある
「アストログリア細胞」が傷の拡大
を防ぎ、修復を助けていることを
慶応大医学部の研究チームがマウス
を使った実験で突き止め、6月18日付
の米医学誌ネイチャー・メディシン
電子版に発表しました。

新しい治療法や新薬の開発につな
がる成果として注目されます。

アストログリア細胞は神経細胞の
働きを支えるとされる「グリア細胞」
の一種で、機能はよく分かっていま
せん。脊髄が傷つくと、1-2週間後に
アストログリア細胞が傷の周りに
集合します。この固まりは神経の
修復を邪魔すると考えられてきまし
た。

チームは、アストログリア細胞を
移動しやすくする遺伝子STAT3
に着目しました。遺伝子操作で
STAT3の機能を失ったマウスの
脊髄を傷つけると、傷は大きく
広がりました。

逆にSTAT3が過剰に働くよう
にしたマウスでは、アストログリア
細胞が素早く傷を包囲しました。
1週間後の傷の大きさは、普通の
マウスで実験した結果の半分でした。
脊髄損傷で障害を受けた足の機能を
示す指標も、普通のマウスの約1.5倍
でした。

チームは、アストログリア細胞が
傷を囲んで炎症の拡大を抑え、神経
の修復を助けていると結論づけまし
た。メンバーの中村雅也
(なかむら・まさや)講師(脊椎
(せきつい)脊髄外科学)は
「STAT3の働きを促す物質が
あれば、新薬となる可能性がある」
と話しています。

グリア細胞をはじめ、神経細胞のこと

を分かりやすく解説した動画です。

www.youtube.com/watch?v=nH7ptHkf68w
 
 
 
 
 
 
 
)












神経細胞の炎症を延焼しないように
しているのがアストログリア細胞です。笑

 
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2】 脂肪肝が痩せる指令を出す?

脂肪肝になると、肝臓が神経と脳
を通じて指令を出し、全身の脂肪
組織を燃焼させ、やせさせることを、
東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹
(かたぎり・ひでき)教授
(内分泌代謝学)の研究チームが
マウスの実験で発見しました。6月16日
付米科学誌サイエンスに発表しました。

脂肪肝は、肥満や高血糖、高血圧、
高脂血症が重なるメタボリック症候群
の人によく見られます。片桐教授は
「脂肪肝は、肥満になるのにブレーキ
をかけ、体重を調節している。ヒト
にも同様の機構があると考えられ、
指令を促進する物質を開発できれば、
肥満や糖尿病の治療薬になる」と話し
ています。

片桐教授らは、高カロリー食を与え
て太らせた糖尿病のマウスを遺伝子
操作し、脂肪肝と脂肪肝でない2
グループを作り経過を比較しました。
脂肪肝のマウスはエネルギー消費が
増え、脂肪組織は分解されて縮小しま
した。血糖値も下がり、糖尿病が改善
しました。

研究チームは現象の仕組みを検討し
ました。脳と脂肪組織をつなぐ交感
神経の遮断実験を行い、エネルギー
消費の増加は交感神経の活性化による
ものと確認しました。さらに肝臓と脳
を結ぶ迷走神経を切断すると脂肪分解
は進まないことも分かりました。

こうしたことから、脂肪肝がやせ
させる信号を迷走神経を通じて脳に
発信していることが明らかになりま
した。脳は肝臓に脂肪がたまったこと
を感知し、交感神経を通じて全身の
脂肪組織に脂肪を燃やすよう指示して
いると結論づけました。

食欲が起きるメカニズムについて

分かりやすく解説した動画です。

おまけに看護師さんのダイエット

プログラムが紹介されています。

www.youtube.com/watch?v=X6sGLzhbook

 
 
 
 
 
 
)

















脂肪肝は、死亡感を脳に伝えているのでしょうか。笑

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編集後記

神経細胞の再生、修復については、神経成長因子
が、関与しているという事以外あまり分かって
いません。今後も研究が進むことを期待しています。
また脂肪肝が痩せる指令、あるいは糖尿病を改善
させる指令を出しているというのは、以外な事実
です。ただし、脂肪肝を甘くみると、脂肪肝炎から
脂肪肝硬変に移行するという事もありますので、
脂肪肝で良かったとは
いえないようです。

成鳥の性徴が起こり、整腸から成長
したという報告が清聴された。笑

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