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2014-03-02 20:15:38

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診療マル秘裏話 Vol.434 平成24年3月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 女性は月経前に、嫌悪するものに対する感受性が高まる
2) リンパ球が血管内に入り全身で働くために必要な蛋白質

 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 女性は月経前に、嫌悪するものに対する感受性が高まる

女性は月経前に、嫌悪するもの
に対する感受性が高まることを
京都大霊長類研究所(愛知県犬山
市)のグループが突き止め、3月
8日付の英科学誌電子版に発表し
ました。

イライラや憂鬱(ゆううつ)
など月経前に心や体に現れる
不快症状は「月経前症候群」と
して知られていますが、その判断
は本人への質問による主観的な
気分の聞き取りにとどまっていま
した。

チームの正高信男(まさたか・
のぶお)京大教授(認知神経科学)
は「自分に有害なものを排除する
傾向が強くなり、さらにこれが
進むとイライラしたりすると考え
られる。客観的な実証は初めて」
と話しています。

チームは、29歳と30歳の
健康な独身女性60人に花の白黒
写真8枚とヘビの白黒写真1枚の
計9枚が並んだタッチパネル式の
画面から、できるだけ速くヘビを
見つけてもらい、その時間を計測
しました。

すると、月経が始まる3~4日
前は、これ以外の時期と比べ、約
0・2秒速く見つけることができ
ました。

正高教授によると、これまでに
米国のグループが、排卵後に増え
る黄体ホルモンが不安や怒りの
感情に関わる脳の部位を活性化
させることをマウスで解明したと
いうことです。今回、ヘビを嫌う
感受性が鋭くなったことから、
ヒトでも黄体ホルモンが月経前の
症状に影響している可能性がある、
と話しています。

月経前症候群を分かりやすく解説

した動画です。

www.youtube.com/watch?v=oUGuMpIKVak
 
 
 
 
 
 


















脳の部位をブイブイいわせる。笑

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2】リンパ球が血管内に入り全身で働くために必要な蛋白質

免疫の主体となるリンパ球は、
血管の細胞が出す物質を道しるべ
に血管内に入り全身で働くように
なることを国立循環器病研究
センター(大阪府)や東北大、
理化学研究所発生・再生科学総合
研究センター(神戸市)などの
チームがマウスで突き止め、3月
13日付の米医学誌電子版に発表
しました。

この物質はスフィンゴシン
1リン酸(S1P)です。
国循センター研究所の福原茂朋
(ふくはら・しげとも)室長は
「S1Pの分泌を抑える薬剤が
できれば、免疫が自分の神経細胞
を攻撃する難病の多発性硬化症や、
免疫の関与が考えられる動脈硬化
症、花粉症などのアレルギー疾患
の治療のほか、臓器移植時の免疫
抑制剤として使えるかもしれない」
と話しています。

リンパ球は骨髄や胸腺などの
リンパ組織で作られ、血管内に
移動します。

チームは血管の壁の細胞にある
タンパク質スピンスター2に着目
しました。このタンパク質を作れ
ないマウスでは、血中のS1Pの
濃度が約半分に減少し、リンパ球
もほとんど見られなくなりました。

血管壁の細胞で作られたS1P
をスピンスター2が骨髄や胸腺、
血管内などに放出していました。
リンパ球はS1Pの濃度が高い方
へ移動し、血管壁の細胞の隙間を
擦り抜けて血管内に入ると推測
されています。

アレルギーについて詳しく解説した

動画です。

www.youtube.com/watch?v=vjRq1nzlH8E

 
 
 
 
 










超新星のメンバーがスーパー
スターと言って事情聴取された。笑

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編集後記

女性は感情の生き物と言った人
がいました。生理の前に嫌悪感が
高まるのは女性自身が自覚されて
いたようですが、感情を自由自在
にコントロールできる程すごい
女性を何人も見てきているので、
先述の意見には賛成できかねます。
しかし生理的にそうなるという
ことが科学的に分かっていれば、
女性自身も対策の立てようがある
のではないでしょうか?リンパ球
の働きを抑えられれば、自己免疫
疾患(膠原病、炎症性腸疾患、
移植後の拒絶反応など)の治療の
ためやむを得ず投与さえている
免疫抑制剤や副腎皮質ステロイド
ホルモンなどの副作用の多い薬を、
減量したり止めたりできることは
明らかです。具体的な薬の開発が
望まれるところでしょう。

女性自身の自信。笑

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