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2020-05-06 23:46:59

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診療マル秘裏話    Vol.758 平成30年6月20日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)C型肝炎患者は重症ほどアンモニア を作る細菌増加
2)プロの落語や漫才を観賞しガン患者のQOLが向上

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 C型肝炎患者は重症ほどアンモニア を作る細菌増加

 
 
 
 
 
 
 
C型肝炎の患者は健康な人に
比べて腸内細菌の種類が減り、
重症になるほど有害なアンモニ
アを作り出す細菌が増える、と
の研究結果を名古屋市立大学等
のチームが発表しました。腸内
細菌を整えることで症状の悪化
を抑えることが期待できるとし
ています。

同大の田中靖人教授と井上貴
子講師らのチームは、患者さん
166人と健康な23人の腸内
細菌を比較しました。健康な人
では、様々な種類の菌の存在が
確認できましたが、C型肝炎ウ
イルスの感染者では特定の種類
に偏っていました。肝硬変、肝
ガンと重症になるほど、本来は、
口腔内に存在し、アンモニアを
作り出す細菌が増えていました。

アンモニアは肝臓で分解され
ますが、肝硬変や肝ガンになる
と分解できず、血液中で濃度が
高まり、意識障害などを引き起
こします。

C型肝炎ウイルスの感染者は
200万人と推計されています。
治療薬でウイルスを駆除できる
ようになりましたが、肝硬変や
肝ガンを発症した患者さんは約
10万人とみられています。

C型肝炎について解説している

動画です。

 
 


 
 
最近の細菌は性質が悪い。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 プロの落語や漫才を観賞しガン患者のQOLが向上

 
 
 
 
 
 
病院内の舞台でプロの落語や
漫才の公演を定期的に観賞して
笑ってもらうことで、ガン患者
さんの生活の質(QOL )が向上
したと、大阪国際ガンセンター
(大阪市)が5月29日、発表し
ました。免疫機能が向上した可
能性もあり、検査方法を変える
などして本年度も調査を続ける
方針です。

分析対象は2週間に1回のペー
スで公演を観賞した40歳以上65
歳未満のガン患者さん57人です。
研究は昨年5月に始まり、落語
家の桂文枝さんや桂文珍さん、
漫才のオール阪神・巨人さんら
が出演しました。

センターによると、QOL の代
表的な15項目をアンケートした
ところ、痛みや認知機能が改善
しました。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
昨日の認知機能が改善する。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
C型肝炎の患者は健康な人に
比べて腸内細菌の種類が減り、
重症になるほど有害なアンモニ
アを作り出す細菌が増える、と
の研究結果を発表したのは偉大
な業績です。C型肝炎ウイルス
の感染者では特定の種類に偏っ
ていて、肝硬変、肝ガンと重症
になるほど、本来は、口腔内に
存在し、アンモニアを作り出す
細菌が増えていたということで
すから、腸内細菌を改善する事
で、重症化が緩和される可能性
があります。日頃から腸内細菌
を善玉化するように心がけたい
ものです。
病院内の舞台でプロの落語や
漫才の公演を定期的に観賞して
笑ってもらうことで、ガン患者
さんの生活の質(QOL )が向上
したと発表したのは素晴らしい
業績です。笑いを産むことで、
NK(ナチュラルキラー)細胞が
活性化することは、知られてい
ましたがガン患者さんのQOL を
改善することまでは確証があり
ませんでした。ガン患者さんの
診療には、ぜひ笑いを取り入れ
たいものです。私もガン末期の
患者さんでは、落語のCDを聞い
て頂くよう指導しています。

公園で漫才の公演を鑑賞した。


 
 
 
 
 
 
 
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