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2018-04-03 01:06:03

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診療マル秘裏話    号外Vol.876 平成29年5月30日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)若年性認知症の人の社会参加の促進や家族支援
2)台湾で卵子提供を受ける日本人不妊女性が急増

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 若年性認知症の人の社会参加の促進や家族支援

 
 
 
 
 
 
 
65歳未満で発症する若年性
認知症の人の社会参加の促進や
家族支援を目指し、三芳町社会
福祉協議会は昨年7月から、デ
イサービス「けやきの家」で、
若年性認知症に特化した支援を
行っています。けやきの家では、
家庭の事情等で放課後の居場所
がない子供に無料で食事を提供
する「子ども食堂」も運営して
います。若年性認知症の人たち
が地域のボランティアと協力し
て、子どもの夕食作りに励み、
社会参加と地域貢献を実感でき
る場となっています。 ただ、
こうした場所は各地でまだ少な
いのが実情です。県内には約2
千人の若年性認知症の人がいる
と推計されており、居場所づく
りが課題になっています。

「タマネギが目に染みるね」
「このコロッケ少し大きいんじ
ゃない?」。調理場は笑い声が
絶えません。この日は、子ども
食堂用にコロッケ50個とチョ
コバナナを作りました。けやき
の家には、県西部に住む58~
64歳の男女4人の若年性認知
症の人が毎週金曜日に訪れ、子
ども食堂用の食事作りを担って
います。食事後にはテーブルを
移動して即席の台を作り、仲間
と共に卓球を楽しみました。

厚生労働省の推計によると若
年性認知症の平均発症年齢は約
51歳で、会社などを退職せざ
るを得ない人がほとんどという
ことです。しかし、若年性認知
症の人はまだ体力があり、社会
の中で何らかの役割を持ちたい
と願う人が多いようです。けや
きの家の管理者で社会福祉士の
内城(ないじょう)一人さん(
43)は「誰かの役に立ちたい
という思いを形にしたい」と話
しています。 けやきの家では
仕事の対価として謝礼を払い、
仕事への実感につなげています。

けやきの家に通う、所沢市の
男性(61)は、約2年前に、
若年性認知症と診断されました。
勤務していた、大手メーカーを
退職し、アルバイトで警備員の
仕事に就きましたが、夜間勤務
など体力的に厳しかったという
ことです。警備員も退職して家
にいることが多くなりましたが、
妻がけやきの家の存在を知り、
昨年の秋ごろから通うようにな
りました。男性は「毎週金曜日
が楽しみ。この仕事で少しでも
人の役に立てたら。こういう場
があるのはすごくありがたいで
すね」と充実した表情でした。

ただ、こうした場所はまだ少
ないのが実情です。40歳以上
は介護保険を利用できるものの、
若年性認知症の人に特化したサ
ービスは少ないのです。レクリ
エーションが中心の高齢者向け
デイサービスは、若年性認知症
の人が利用しても違和感を抱く
ことが多いそうです。社会の中
で行き場がなく、同じ境遇の人
と接する機会も少ないのが現状
ということです。

県地域包括ケア課によると、
若年性認知症に特化したデイサ
ービスを実施しているのはけや
きの家と、広くデイサービスを
提供している「アップネス」(
春日部市)の2事業者のみです。
いずれも県が若年性認知症の人
の社会参加などを支援するため、
昨年度に始めたモデル事業です。

県は本年度もモデル事業者を
募集し、新たに二つの事業者を
選定する予定です。県内に若年
性認知症の人は約2千人いると
推計されており、同課は「本人
の居場所づくりが重要。仕事を
辞めると家にいることが多くな
るが、外に出て活動できる場所
を増やしていきたい」と話して
います。

内城さんも「若年性認知症の
人たちが自分の気持ちを分かっ
てもらえる場として、仲間と集
える居場所が、必要だと思う。
社会や地域とつながりながら、
やりがいを持って活躍できる場
になれば」と話しています。

東京都のモデル事業についての

動画です。

 
 


 
 
高齢者向けの恒例行事は、若
年性認知症の人にそぐわない。


 
 
 
 
 
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2】 台湾で卵子提供を受ける日本人不妊女性が急増

 
 
 
 
 
 
 
不妊治療のため、台湾で卵子
提供を受ける日本人女性が急増
しており、2014~16年の
3年間に少なくとも177人に
上ることが読売新聞の調べで分
かりました。 出産した女性は
96人、生まれた子どもは11
0人いることも判明しました。

台湾では、卵子提供の実施を
法的に管理しているものの、生
まれた子供に「出自を知る権利」
を認めていないなどの問題もあ
ります。

台湾当局が認定した生殖医療
機関77施設(1月3日現在)
に、現地での対面や電話、電子
メールなどでアンケート調査を
行い、72施設から回答を得ら
れました(回収率94%)。台湾
当局も実態を把握しておらず、
まとまった出産者数などが明ら
かになるのは初めてだそうです。

過去3年間に日本人への卵子
提供を実施したと答えたのは4
施設。9施設は実施したことが
あると回答したが、時期や人数
などは答えなかった。59施設
は実施していないと答えており、
特定の医療機関に集中している
実態が分かった。

年別では、卵子提供を受けた
日本人女性は14年は17人、
15年は72人、16年は88
人と急増している。3年間に生
まれた子どもの合計は110人
でした。日本語が話せる職員を
雇い、東京や大阪で説明会を開
く医療機関もあり、認知度が高
まったことなどが背景にあると
みられています。

台湾では07年に生殖医療に
関する法律が制定され、加齢に
よる不妊も対象に匿名第三者か
ら卵子提供を受けられます。

日本だけでなく、中国本土や
米国、フィリピン等からも不妊
患者さんが訪れている。 ただ、
生まれた子どもに「出自を知る
権利」を認めておらず、自分の
「遺伝上の母親」を知ることは
できません。

日本では、生殖医療に関する
法律が未整備で、卵子提供は、
殆ど行われていません。世界の
生殖医療の状況に詳しい埼玉医
大産婦人科の石原理教授による
と、近年、イタリアやスイスで
も第三者の卵子提供を認める法
改正が行われ、主要国で第三者
の卵子や精子提供に関する生殖
医療の法整備が進んでいないの
は日本だけということです。

【卵子提供】 病気や加齢など
で自分の卵子では妊娠・出産で
きない女性が、他人の卵子をも
う不妊治療。提供された卵子と
夫の精子で体外受精を行って、
その受精卵を自分の子宮に移植
します。

台湾で卵子提供を受けて妊娠し

た40代女性のインタビュー動画

です。

 
 


 
 
至急、受精卵を自分の子宮に
移植。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
けやきの家で若年性認知症の
人たちが地域のボランティアと
協力して、子どもの夕食作りに
励み社会参加と地域貢献を実感
できる場となっているのは貴重
なことだと思います。ある程度
認知症の進行を抑える薬剤は、
開発されているものの、根本的
に治す薬剤がないため、やがて
認知症が進み、社会参加と地域
貢献の記憶もなくなってしまい
ます。そのような砂上の楼閣の
ように儚いことかもしれません
が、本人は忘れてしまっていて
も、周りの人の記憶には残るも
のと理解しています。
不妊治療のため、台湾で卵子
提供を受ける日本人女性が急増
しているのは、無理からぬこと
ではないかと私は、考えていま
す。子供の「遺伝上の母親」を
知る権利よりも、卵子提供を受
けてでも子供を授かろうとする
女性の熱意を買ってあげたいと
思います。出自がどうであるか
よりも、自分が世に生まれてき
たことを感謝し、母親の苦労を
ねぎらってくれる子供であって
欲しいと願うばかりです。卵子
に原因があって、子供が授かれ
ないと知った時の絶望から立ち
直り、手段を選ばず、子供を授
かりたいと願うことは悪いこと
ではないと信じています。そう
して日本国民が増える事に貢献
した功績の方が大きいことでし
ょう。

後見人が相続に貢献した。笑

 
 
 
 
 
 
 
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