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2018-04-21 00:01:14

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診療マル秘裏話    号外Vol.892 平成29年6月18日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)食道狭窄を口腔粘膜を培養の細胞シートで治療
2)皮膚に貼って使う新タイプのインフルエンザワクチンを開発

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 食道狭窄を口腔粘膜を培養の細胞シートで治療

 
 
 
 
 
 
豊見城中央病院と中頭病院は
東京女子医大と連携して、食道
ガンを切除後に陥る可能性のあ
る食道狭窄に対して、口腔粘膜
から培養した「細胞シート」で
治療する臨床研究を開始すると
発表しました。豊見城中央病院
によると、食道狭窄に再生医療
を用いる研究は世界で初めての
事例で早ければ5月中にも臨床
研究を始めます。5月25日に
県庁で記者会見した豊見城中央
の新垣晃院長は「本県における
再生医療産業の大きな転機とな
る」と語りました。3者は臨床
結果を積み重ね沖縄を再生医療
の普及に向けた臨床拠点とする
ことを目指します。

食道狭窄は食道の一部が狭く
なり、食べ物が通りにくくなる
病状です。食道ガンの切除後に
起こる場合があります。豊見城
中央によると、食道ガンの国内
での発症が、年間約8千人で、
そのうち約3千人が食道の3分
の2以上を切除しており、食道
狭窄に陥る可能性があります。

食道の治療はこれまで「バル
ーン」と呼ばれる内視鏡による
食道拡張術で対処していました
が1回で治療が終わらない場合
も多くありました。ステロイド
ホルモンを使うため副作用が生
じ、患者さんへの負担も大きか
ったようです。 今回の研究は
東京女子医大が開発した「細胞
シート工学」の技術を活用し、
県の先端医療実用化推進事業の
支援を受けて豊見城中央と中頭
で臨床を実施します。

食道アカラシアの内視鏡での

手術について解説している動画

です。

 
 


 
 
 
凶作で食道狭窄が悪化する。


 
 
 
 
 
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2】 皮膚に貼って使う新タイプのインフルエンザワクチンを開発

 
 
 
 
 
 
インフルエンザの皮膚に貼って
使う新しいタイプのワクチンを
北海道大などのチームが開発し、
5月27日に、長崎市で開かれた
日本臨床ウイルス学会で発表し
ました。

マウスを使った実験で注射よ
り効果が高いことが確かめられ、
新型インフルエンザとしての流
行が懸念されるH5N1型の鳥イン
フルエンザウイルスにも効いた
ということです。北大大学院獣
医学研究院の迫田義博教授は「
人間への活用を目指したい」と
しています。

貼るワクチンは、シートに長
さ約0.5 ミリの非常に細かな針
が並んだ構造で、皮膚に貼り付
けると針が溶けて、中のワクチ
ンが体内に入る仕組みになって
います。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
調布で貼付型ワクチンを試す。


 
 
 
 
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編集後記

 
 
食道ガンを切除後に陥る可能
性のある食道狭窄に対して口腔
粘膜から培養した「細胞シート」
で治療する臨床研究を開始する
と発表したのは素晴らしい業績
です。 口腔粘膜を利用しての
細胞シートは、角膜移植の再生
医療で使われてきましたが食道
ガン術後の食道狭窄に対して行
うというのは慧眼だと思います。
ただし、食道ガンで手術を選択
するのは、お勧めできません。
食道狭窄以外の後遺症も沢山あ
るからです。 話を元に戻して、
ぜひとも再生医療の臨床試験を
早期に行って早期に臨床で使え
るようにして頂きたいものです。
インフルエンザ皮膚に貼って
使う新しいタイプのワクチンを
開発し、なおかつマウスを使っ
た実験で注射より効果が高い事
が確かめられ、新型インフルエ
ンザとしての流行が懸念される
H5N1型の鳥インフルエンザウイ
ルスにも効いたということです
から、本当に使いやすいと言え
るでしょう。現在、小児のワク
チン接種で泣いてしまう子がい
ますが将来、皮膚貼付型のワク
チンが普及すると泣く子がなく
なる可能性があります。

効果が高くても高価なワクチ
ンは受け入れられない。笑

 
 
 
 
 
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職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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