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2018-04-10 00:01:18

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診療マル秘裏話    号外Vol.882 平成29年6月6日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)科学的データが不十分なのに、脳の若返りに言及
2)中高生ネット依存から飲酒や喫煙の依存へ移行

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 科学的データが不十分なのに、脳の若返りに言及

 
 
 
 
 
内閣府の研究支援制度「革新
的研究開発推進プログラム」(
ImPACT)による研究で、
科学的なデータが不十分なまま
「カカオ成分の多いチョコレー
トを食べると脳が若返る可能性
がある」と発表していたことが
分かりました。研究の統括者は
「行き過ぎた表現だった」とし
ています。

同制度は、新素材やロボット
の開発など16分野について、
既存の技術を大きく超える成果
を出す大学や企業の研究を支援
するのが目的です。2014年
から5年間で総額550億円を
充て、分野ごとに選ばれた「プ
ログラムマネジャー」(PM)
が研究を統括します。

データが不十分なまま発表さ
れたのは、チョコの摂取と大脳
皮質の関係を調べる研究です。
京都大や、民間企業で脳科学を
研究してきた山川義徳氏がPM
を務めました。制度に応募した
製菓大手の明治に、実験参加者
30人分の脳機能の検査費30
0万円を支援しました。チョコ
を4週間食べた前後の大脳皮質
の量などを調べました。

明治は1月、山川PMのチー
ムとの共同研究の成果として、
「カカオ成分の多いチョコを4
週間食べると、大脳皮質の量を
増やし、学習機能を高める可能
性がある事を確認した」と発表
しました。一方、この結果につ
いては触れず、研究の開始を紹
介する広告を朝日新聞などに出
しました。

通常、食品の効果を科学的に
裏付けるには、食品を食べたグ
ループと食べなかったグループ
を比べて統計学的な違いがある
かを調べますが、今回はチョコ
を食べた30人のデータのみを
調べており、大脳皮質の増加が
チョコの効果と結論づけにくい。
大脳皮質の増加が学習機能を高
めるという前提も人による研究
では未確認で、「仮説の段階」
(山川PM)だという。こうし
た点について、発表時の会見で
指摘されたほか、ネット上でも
問題視する意見が相次いでいま
した。

取材に対し、山川PMは発表
文で「(チョコを食べたことで)
脳が若返る可能性がある」と表
記したことについて「行き過ぎ
た部分があった」と認めた上で、
「今後もっと大規模で長期的な
実証研究をするなかで確証の高
いデータが得られるだろう。今
回は中間発表の位置づけだった」
と話しました。食べなかったグ
ループの検査費については予算
上、確保できなかったという事
です。

明治は「研究発表は山川PM
と十分に協議した上だった」と
しています。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
各省が確証の高い証拠を獲得
する。笑

 
 
 
 
 
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2】 中高生ネット依存から飲酒や喫煙の依存へ移行

 
 
 
 
 
 
 
インターネットに夢中になり、
使う時間を減らすのが難しくな
る「ネット依存」が疑われる中
高生は、飲酒や喫煙をよくする
生徒ほど該当する割合が高い事
が、全国調査をもとにした厚生
労働省研究班の分析で分かりま
した。未成年者の飲酒・喫煙と
いった違法行為の依存につなが
る共通要因がある可能性が出て
きました。

調査は2012年度、全国の
中学・高校から無作為に選んだ
264校に調査票を送り、生活
習慣やネットの使用状況などを
質問しました。約10万人から
回答を得ました。「ネットのた
めに人間関係などを台無しにし
た」「問題から逃げるためにネ
ットを使う」といった回答を元
に、男子の6・4%、女子の9
・9%が「依存の疑いが強い」
と判断しました。

飲酒習慣との関係を分析する
と飲まない生徒ではネット依存
が疑われる割合は7・3%でし
たが、月に6~19日飲酒する
生徒では15・6%、20日以
上では、25・1%と、飲酒の
頻度が高いほど依存の割合も高
い傾向でした。

喫煙についても、吸ったこと
がない生徒ではネット依存が疑
われる割合は7・7%だったの
に対し、「ときどき吸う」では
16・9%、「習慣的に吸う」
では14・9%でした。

ネット依存と飲酒や喫煙習慣
がどう関わっているのか、この
調査だけでははっきりしません。
分析をした、大分大の井谷修准
教授は「同じ要因が、別のタイ
プの依存症状として表れている
のかもしれない。依存を幅広く
とらえて、予防や治療のための
対策を考えていくべきではない
か」と話しています。

調査では、ネット依存が疑わ
れる生徒は全国で52万人近い
と推計されました。その後も中
高生らへのスマートフォンなど
の普及が進み、ネット依存の生
徒は現在、さらに増えているの
ではないかと予想されています。

ネット依存について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
 
依存症の治療・予防を進める
ことに異存はない。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
科学的なデータが不十分なま
ま「カカオ成分の多いチョコレ
ートを食べると脳が若返る可能
性がある」と発表していたとい
うのは、本当に由々しき事態で
す。発表だけみるとチョコを食
べなかった群と比較してチョコ
を食べた群が有意に脳が若返る
と受け取ることになってしまい
ます。実際には、チョコを食べ
なかった群の検査費は予算がつ
かないから調べていないという
お粗末さであります。科学的な
データが揃ってから発表する様
にしないと、一生研究者として
信用されないということにもな
りかねないと私は考えています。
インターネットに夢中になり、
使う時間を減らすのが難しくな
る「ネット依存」が疑われる中
高生は、飲酒や喫煙をよくする
生徒ほど該当する割合が高い事
が、全国調査をもとにした厚生
労働省研究班の分析で分かった
のは良くない傾向であると私は
考えています。中高生では飲酒
喫煙は違法行為ということを全
く感じさせないような結果とい
えましょう。これは本当は大人
の責任です。そのような依存に
はまる環境を中高生に提供して
いるから、各種の依存が相関す
るなどという恐ろしい結果がで
るのだと思います。中高生の時
大人が勧める誘惑に打ち勝つ程
思想堅固な若者はいないと思い
ます。大人がそのような環境を
与えないことを徹底すべきであ
ると言えましょう。

蛍光ペンを携行する傾向が認
められる。笑

 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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