2018-04-18 00:01:16

カテゴリー：ブログ

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
 
診療マル秘裏話　 　　号外Vol.889　平成29年6月15日作成
作者　医療法人社団　永徳会　藤田　亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)人工的に改変した麻疹ｳｲﾙｽを使うガンの治療法
2)乳房に超音波を当てることで、簡単にガン検診

 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 人工的に改変した麻疹ｳｲﾙｽを使うガンの治療法

 
 
 
 
 
 
人工的に改変した麻疹（はし
か）ウイルスを使った、ガンの
治療法を東京大医科学研究所の
甲斐知恵子教授らのグループが
開発、マウスで効果を確認しま
した。５月25日、大阪市で開か
れる、ガンの国際会議で発表し
ます。

感染すると細胞を殺すウイル
スの性質を利用し、ウイルスに
ガン細胞を攻撃させる、「腫瘍
溶解性ウイルス療法」が注目を
集めています。遺伝子改変技術
の進歩でガン細胞だけに感染す
るウイルスを人工的に作ること
が可能になったからです。たま
たま麻疹にかかったガン患者の
ガンが小さくなったという報告
もあります。

甲斐さんらは、正常な細胞と
乳ガン細胞では麻疹ウイルスが
感染する経路が違うことを見つ
けました。乳ガン細胞では正常
な細胞でほ、とんどみられない
ネクチン４という蛋白質にくっ
ついて感染します。　そこで、
正常な細胞への感染経路をふさ
ぐように、遺伝子操作したウイ
ルスを作り、ヒトの乳ガン細胞
を移植したマウスに投与した所、
ガン細胞の増殖を抑える効果を
確認しました。　健康なサルに
感染させても麻疹にならず、ウ
イルスの排出も、ありませんで
した。

肺ガン、大腸ガン、膵臓ガン
でも一部に効果があることをマ
ウスで確認しました。甲斐さん
は「ヒトの治療に使える品質の
ウイルスを作って安全性の評価
を受け、ガンの臨床研究につな
げたい」ということです。イヌ
の乳ガン細胞に効果があること
も確認しました。ペットのガン
治療への応用も検討中です。

ウイルスをガンの治療に利用し

ようとする研究についての動画

です。

 
 


 
 
 
拳闘の試合で不平等な評価の
排除を検討する。笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
2】 乳房に超音波を当てることで、簡単にガン検診

 
 
 
 
 
 
日立製作所は５月24日、水に
浸した乳房に超音波を当てる事
で、痛みを伴わず、簡単にガン
検診ができる技術を開発したと
発表しました。既にイヌの臨床
試験で微小な腫瘍の検出に成功
しました。北海道大病院と共同
研究を進め、2020年頃にも人体
への実用化を目指しています。

新技術は、受診者に検査台の
上にうつぶせになってもらい、
乳房を台に開いた穴から水を満
たした検査容器に入れます。36
0 度の方向から超音波を照射し
てスキャンし、音波の速度など
から腫瘍の有無を解析します。

スキャン自体は、１分程度で
終了します。腫瘍の粗さや硬さ
が分析でき、悪性腫瘍は表面が
粗くなる傾向があるということ
です。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
蛍光塗料を携行する傾向があ
る。笑

 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
人工的に改変した麻疹（はし
か）ウイルスを使った、ガンの
治療法を東京大医科学研究所の
甲斐知恵子教授らのグループが
開発、マウスで効果を確認した
というのは、喜ばしいことであ
ると思います。　肺ガン、大腸
ガン、膵臓ガンでも一部に効果
があることをマウスで確認され
ているので、早期に臨床試験を
行って人間への応用を促進して
頂きたいものです。
水に浸した乳房に超音波を当
てる事で、痛みを伴わず、簡単
にガン検診ができる技術を開発
したのは、素晴らしい進歩であ
ると思います。現在のマンモグ
ラフィーは、痛みを伴う上に、
受診率30％程度であるので敬遠
されていると言っても過言では
ないでしょう。受診率を上げて
早期発見、早期治療に持ち込む
ためにも、上記の超音波による
検査の普及が不可欠であると私
は考えています。

肩鎖関節を検査する。笑

 
 
 
 
 
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
（イジニイワト）

発行者名　　医療法人永徳会　皿沼クリニック院長
藤田　亨
職業　　　　医師の箸くれ（はしくれ）
運営サイト　www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。