美しい肌Vol.51

2013-03-29 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



ファイトケミカル各論(イソチオシアネート類→スルフォラファン)



ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファン



は驚異的な抗酸化作用を持っています。スプラウトと



いうのは、新芽のことです。もやしやカイワレ大根を



思い浮かべて頂ければ、イメージしやすいのでは



ないでしょうか。スルフォラファンが一躍注目を



集めたのは1992年です。米国ジョンズ・ホプキンス大学



のポール・タラレー博士が、ブロッコリーに多く



含まれる成分に抗ガン作用があることを発見しました。



それがこのスルフォラファンという物質です。



博士はさらに研究を進め、1997年には、ある特定種の



発芽3日目のブロッコリーには、成熟ブロッコリーの



20倍~50倍の量のスルフォラファンが含まれている



ことを明らかしました。このブロッコリーの新芽である



ブロッコリースプラウトを一度食べると3日間、その



抗酸化作用が持続します。効果持続時間が長いだけ



ではなく、皮膚の細胞のターンオーバー(入れ替わり)



を早めて、シミやそばかすの原因となるメラニンの



生成を抑制します。まさに、美肌に最適な食べ物と



いえましょう。発売当時はカイワレより小さいうえに



少し高めで、倹約を試みている人にとっては、



全く買えないものでした。しかし、最近手頃な値段に



なった上に、効果がとても高いので、持続作用から



3日に1食くらいのペースでも、十分な栄養効果が



得られます。しかし、スルフォラファンは、



熱に弱いので加熱すると簡単に分解されてしまいます。



そこで、ブロッコリースプラウトをサラダにして



食べると熱による損失を考えなくてもよくなります。



スルフォラファンは、親油性の物質なので、吸収を



よくするためには、牛乳やマヨネーズなどの食品と



一緒に摂取することをお薦めします。さらに



スルフォラファンは紫外線によるシミ予防効果が



あります。日差しの強い季節や、スキーや



スノーボードなど雪山へ行く前に食べておけば、



体の内側からも紫外線の有害な作用をブロックして



くれます。また、デトックス効果(有害物質を排除



する力)が高く肝臓の働きを改善するので、顔の血色



(循環)も良くなり、お化粧のノリも良くなります。



スルフォラファンの解毒効果が発揮されるには1週間



で約200mgの摂取が必要だといわれており、これは



成熟ブロッコリーで約1600g(約4株分)、ブロッコリー



スプラウトなら約200gに相当します。



今回は、ここまでとさせて頂きます。



欠食児童は、思いのほか血色がよかった。笑



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美しい肌Vol.50

2013-03-28 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



ファイトケミカル各論(シゲトン類→クルクミン)



クルクミンは消化管からの吸収が非常に悪いことが



知られています。そこで吸収率を格段にアップした



高吸収のクルクミンを1ヶ月間摂取すると肌の水分量



が上昇することがわかりました。また、肌の潤い



アップ効果の他、毛穴の開き、肌のくすみ、小鼻の



黒ずみ、口元のたるみについても改善効果が認められ



ました。高吸収のクルクミンを摂取することにより



紫外線による肌の老化(日焼け、しみ等)を防止する



ことができます。また毛穴の開きや小鼻の黒ずみなど



お肌の気になる部分を改善するという働きがあります。



人体の工場である、肝臓の働きを改善することで



体調を整え、美肌に貢献しています。お肌は、



紫外線などの外部からの刺激を受けると、普段は



おとなしくしているNF-κB



(エヌエフ-カッパビィ)という転写因子が活動を



始めます。そのNF-κBが炎症を引き起こすことで、



しみ、しわなどのお肌の老化を促進することが



分かっています。クルクミンはNF-κBの活性を抑制



する作用があります。従ってお肌のしみ、しわなどの



老化を防止する効果が期待されます。



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美しい肌Vol.49

2013-03-28 00:00:00

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町医者のブログ



ファイトケミカル各論(フラボノイド→アントシアニン)



アントシアニンというのは、抗酸化物質ポリフェノール



の一種で、視神経の働きを支えているロドプシンという



色素の再合成を促しています。このロドプシンという色素



について、詳しく解説してみます。網膜の中の光に反応する



細胞には、明るいところで作用する細胞(錐体)と



暗いところで作用する(杆体)があります。暗いところ



で作用する細胞には、ロドプシンという色素体があって、



光の刺激を受けると瞬時に分解され、またすぐ再合成



されます。ロドプシンの分解・再合成の繰り返しによって



光の情報が電気シグナルに変換され、これが脳に伝わって



ものが見えるという感覚を得ることができます。



アントシアニンは、ロドプシンの再合成を活性化させて、



疲れ目の予防・改善、視力回復の作用があります。



その作用には即効性があって、アントシアニン摂取



4時間後には視力回復が見られます。またその効果は



24時間後に消失するとされています。従って、一度に



大量に摂取するのではなく、毎日必要量を摂り続けることが



必要です。



活性酸素の生成抑制による血液をきれいにする作用や、



抗酸化作用による老化防止、美肌を作る作用や血液を



サラサラにする作用があります。美肌を作るメカニズムに



ついては、皮膚の弾力や水分を保つタンパク質である



コラーゲンを安定させるという機序から来ていると考え



られています。



ちなみにアントシアニンとビタミンCを一緒に摂取する



ことで、抗酸化作用が5倍にもなるという報告もあります。



美肌を作る作用も5倍になるという計算になります。



アントシアニンは、ぶどう、ブルーベリー、カシスといった



果物に多く含まれています。アントシアニンの一日の摂取量



の目安は、北欧産ビルベリーエキスで120mg~250mgという



ことです。これを生のブルーベリーに換算すると60g~300g



となります。乾燥のブルーベリーであれば12g~25gです。



ブルーベリージャムの場合は40g~90gとなります。



しかし、1日に必要な量を食品から摂取するには、かなりの量



を摂らなければならず、コスト面や糖分の過剰摂取などの



問題が出てきてしまいます。今回はここまでとさせて頂きます。



接種するワクチンを窃取されて、仕方なくポリフェノールを



摂取した。笑



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美しい肌Vol.48

2013-03-28 00:00:00

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町医者のブログ



ファイトケミカル各論(フェニルプロパノイド→



セサミン・セサミノール)



ごまは、漢方薬でも滋養強壮薬として用いられ、



疲労回復、肌や髪の美容、乳汁の出をよくし、



若返り、便秘などに効用のあるすぐれた



伝統食品とです。



こうした効能に深くかかわっているのが、



ゴマグリナンです。ゴマグリナンとは、ごまに



含まれる抗酸化物質の総称で、セサミノール



のほか、セサミンやセサモリンなど多種類



あります。水溶性の抗酸化物質の代表である



ビタミンC、カテキン、アントシアニンなどは



血液中の活性酸素を撃退しますが、肝臓までは



到達できません。それらは、水溶性であるため、



脂溶性の細胞膜を通過することができないため



です。それに対し、ゴマリグナンは血液中では



力を発揮せず、肝臓に到達してはじめて



抗酸化作用を発揮するので、肝機能の改善には



ゴマリグナンが最適といえましょう。リコピン同様、



吸収には、油と水の両方の性質をもった、牛乳



やマヨネーズと一緒に摂取することが理想です。



最近、ゴマリグナンのうち注目されているのが



セサミンで、肝臓の機能向上作用や肝臓ガンの



発ガン抑制作用、過酸化脂質生成抑制作用など



が認められています。ごまそのものより、



ごま油の方がセサミン・セサミノールをたくさん



含んでいます。肌の水分・油分・弾力を取り戻し、



美肌になる効果があります。肝機能が向上し、肌の



細胞の代謝を促進するためです。ゴマリグナンには



肝臓で脂肪の分解を促進し、脂肪を燃焼しやすく



する働きもあります。体の細胞には



ペルオキシソームという、脂肪を分解する働きを



する細胞内小器官があるのです。細胞内小器官は、



ミトコンドリアのように元は寄生していた微生物



が、宿主との共生関係を永続的に行うようになった



ものということができます。ゴマに含まれるセサミンが



ペルオキシソームを活性化し、脂質の代謝を高める



ことがわかってきました。またゴマにはビタミンB1



の吸収を高めるミネラルも豊富に含まれます。



今回は、ここまでとさせて頂きます。



まさに、「開けゴマ」笑



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美しい肌Vol.47

2013-03-27 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



ファイトケミカルについて



ファイトケミカル(phytochemical)とは、


「通常の身体機能維持には必要とされないが、



健康によい影響を与えるかもしれない植物



由来の化合物」を意味する用語として使われて



います。このため、植物栄養素(しょくぶつ



えいようそ、英: phytonutrient)とも


呼ばれることがあります。このブログでも、



ポリフェノールの内のフラボノイドについて



詳細に述べてきました。ポリフェノールという



分類のなかにも、フラボノイド、



フェニルプロパノイド、シゲトン類という3つ



のサブタイプがあります。またポリフェノール



以外の大きな分類の看板は、「有機硫黄化合物」



と「テルペノイド」となっています。テルペノイド



の中に非栄養系カロテノイド類(色素)、



モノテルペン(香気成分)、ステロイドという



サブタイプがあります。その非栄養系カロテノイド



類(色素)の内のβ-カロテンやリコピンについては、



前回、前々回に述べました。分類は、このぐらい



に致しましょう。



上記のファイトケミカルの内のまだ、お話して



いないものについて、(次号からファイトケミカル



各論として、)美肌に良い成分を取り上げて行きたい



と思います。



本日は、この辺でお開きとさせて頂きます。



成文化した成分。笑



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美しい肌Vol.46

2013-03-27 00:00:00

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グレープフルーツの成分(その11:ビタミンE)



ビタミンEには、強い抗酸化作用があります。



抗酸化作用とは、体内の活性酸素を除去する働き



のことです。ビタミンEは、各種ビタミンの中でも、



特に老化やガン細胞が発生する原因と言われる



活性酸素を除去する働きが強いと言われています。



リコピンやβ-カロテンほど抗酸化作用は強く



ありませんが、ビタミンEは、再利用のきく抗酸化



物質といえるでしょう。自らがビタミンEラジカル



となって、活性酸素の害を除き、またビタミンCの



助けを借りてもとに戻るという過程は、再利用可能



な抗酸化物質の強みと言えるのではないでしょうか?



こうした抗酸化の過程を経ながら、ビタミンEは、



血管の老化を防ぐ働きがあります。血管を若く保つ



ことで動脈硬化を防ぎ、高血圧や心臓病など



生活習慣病の予防につながります。ビタミンEは、



肌の老化も予防するので、いきいきとした肌を保つ



上でも欠かせないビタミンです。



ビタミンEは、血行を良くする働きもあります。



末梢の血管を拡張して血液循環が良くなるので、



冷え症やむくみを改善します。生殖機能を正常に



維持する作用もあり、妊娠する可能性がある女性や



妊婦さんは、特に積極的に摂りたいビタミンです。



ただし、ビタミンEの過剰摂取は、骨髄の破骨細胞



の巨大化を招き、骨粗鬆症を加速させることが最近



明らかになりました。食物で摂るビタミンEのレベル



ではそのようなことは、起こりませんが、薬やサプリ



メントで大量にとった場合にのみ、上記の骨粗鬆症



を加速させるということが、分かっています。



今回はここまでとさせて頂きます。



過剰な部分を、箇条書きにする。笑



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美しい肌Vol.44

2013-03-26 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

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グレープフルーツの成分(その9:βカロテン)



βカロテン(ベータカロテン)は、体内に入ると



ビタミンAに変化するビタミンAの一種です。



βカロテンのように、体内に入ると化学的に



ビタミンに変わる天然物質は、ビタミンの形に



なる前の形をしていることからプロビタミンと



呼ばれます。



βカロテンは、体内でビタミンAが不足した時に



必要なだけ変換され、ビタミンAと同様に、目や



肌の健康を守ります。ビタミンA自体は、過剰症



が存在しますが、βカロテンの場合、必要な量



だけ、ビタミンAに変換されるので、βカロテン



が、ビタミンA過剰症を引き起こすことは、あり



ません。βカロテンには、悪玉コレステロール



を減少させる作用があるので、血中の脂質の値



を正常に保ってくれます。βカロテンの摂取は、



動脈硬化や心筋梗塞の予防につながります。



βカロテンは抗酸化物質として、体内の活性酸素



の除去にも有用です。ビタミンC やビタミンE



と一緒に取ることで、抗酸化作用をより高める



ことができます。ビタミンAの効能には、皮膚の



バリアーを形成するのを助けて肌の角質化を防ぐ



作用があるので、肌荒れ、乾燥肌を防止して



キメの細かいお肌を作るのに役立ちます。また



、美肌に欠かせないシミ・シワの予防やニキビ



対策などにも効果が期待されています。



本日は、ここまでとさせて頂きます。



興農することの効能。笑



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美しい肌Vol.43

2013-03-26 00:00:00

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グレープフルーツの成分(その8:葉酸)



葉酸は、ビタミンB群の一種で、免疫力の強化や



動脈硬化の予防や、血管の老化を防ぐ、ガン予防



などの作用があります。



葉酸は、妊娠初期の女性に欠かせない栄養素です。



妊娠初期に葉酸が不足すると、子供が神経管障害



を持つリスクが高まるといわれています。そのため、



厚生労働省では、妊娠初期の妊婦さんが積極的に



葉酸を取ることを勧めています。



厚生労働省が定めている葉酸の必要量は、1日あたり



約240μg、妊娠の可能性のある女性は約400μgです。



二分脊椎症や無脳症、脂質ヘルニアなどの神経管障害



(neural tube defects:NTD)の発症機構については



あまり解明されてはいませんが、神経管障害をもって



生まれてくる新生児を出産した妊婦について調べて



みると、葉酸の栄養状態が悪い事がわかっています。



こうしたことから、欧米では、妊娠初期にグレープ



フルーツを食べるようにしているところがあるそう



です。



葉酸は、ガンの予防にも役立つという研究もあり、



年齢や性別に関わらず積極的に摂りたい栄養素です。



大腸ガンや気管支ガンなどの前ガン状態からガンへの



移行を防ぐ働きがあると考えられています。



これは葉酸が正常なDNAの合成維持に必要で、このこと



から葉酸が欠乏すると発ガンしやすくなるのでは



と推測されています。今回はここまでとさせて頂きます。



楊さんが養蚕を生業としたが、葉酸欠乏になった。笑



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美しい肌Vol.45

2013-03-26 00:00:00

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グレープフルーツの成分(その10:リコピン)



リコピンは、カロテノイド(天然の色素)の



1種で、トマトでおなじみの赤い色素です。



しかし、β-カロテンと異なり、ビタミンAと



しての活性はもちません。



リコピンには強力な抗酸化作用があるため、



リコピンを多く含む食べ物を取ることで



老化防止になると考えられます。しかし



摂取方法を間違えると食べても、あまり吸収



されないので、その点に関しては、十分注意



が必要です。



リコピンは、親油性(油に溶けやすい性質)



があるため、親油性、親水性の両方の性質



を持つ食べ物(牛乳やマヨネーズなど)と



一緒に摂取すると、吸収が格段にアップします。



リコピンは、生活習慣病の予防だけでなく、



美白・美肌にも有効なことがこれまでの研究で



明らかになっています。シミやソバカスなどの



根本原因は、紫外線によってお肌に生じる



活性酸素です。



メラニンの生成を促進するリコピンは、強力な



抗酸化物質ですので、この紫外線によってお肌に



生じる活性酸素を消去します。



それと共にメラニンの生成に必要な



酵素「チロシナーゼ」の働きを抑えます。



このダブルの抗酸化作用があるため、鮭や



オキアミで有名なアスタキサンチンを凌ぐ



抗酸化力を持っています。



またリコピンは活性酸素のなかでも



一重項酸素を不活化する力が強いです。



同じカロテノイド(天然の色素)であっても



活性酸素消去力は、β-カロテンの2倍以上



で、ビタミンEの実に100倍と言われています。



その結果、確実に美白・美肌につながると考え



られています。ルビーグレープフルーツのルビー色



はリコピンによって、果肉が赤(紅)色になります。



ルビーグレープフルーツには、リコピンがホワイト



グレープフルーツより多く含まれています。



ルビーグレープフルーツのリコピン含有量は、100g



あたり、3.2mgで、トマトの3.0mgをわずかながら



上回っています。リコピンの推奨摂取量は、一日



15mgです。約500mlのルビーグレープフルーツの



摂取で、この推奨摂取量は達成されます。トマトと



オリーブ油を使う地中海料理が身体によい秘密は、



リコピンにありました。



今回は、ここまでとさせて頂きます。



隔日だが、確実な撮影日。笑



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美しい肌Vol.42

2013-03-25 00:00:00

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グレープフルーツの成分(その7:ビタミンB1,B2)



ビタミンBは、昔は1つのビタミンだと考えられて



いました。もっと具体的に言うと、発見当初はラット



の発育に必須の単一の水溶性因子と考えられて



いました。現在では8種類のビタミンに分類され、



ビタミンB 群と呼ばれています。ビタミンB群には



平たく言えば水に溶けること(水溶性)と、



炭水化物をエネルギーに変える手助けをする



という2つの共通した働きがあります。B群の中でも



ビタミンB1とB2は、体の健康に欠かせません。



ビタミンB1は、糖質の分解を促す作用があります。



アルカリ条件下においてB1の分解が進むので、調理の



際に重曹を利用するときはその点を考慮する必要が



あります。また吸収がそれ程よいとは、言えない



ため、高吸収率のビタミンB1誘導体を摂取する



必要があります。この誘導体には、有名なアリナミン



(フルスルチアミン)があります。



ビタミンB2は、生体内においては脂肪、炭水化物



および蛋白質の代謝や呼吸、赤血球の形成、



抗体の生産、正常な発育に必要とされています。



甲状腺の正常な活性の維持や、皮膚、爪あるいは



頭髪をはじめ体全体の正常な健康状態の維持に



不可欠です。不足すると口内炎や舌炎、皮膚炎、



てんかん発作などの症状が出現します。摂取量が



足りていれば、ビタミンB2欠乏せ皮膚炎を起こす



ことは、ありません。



そこで美肌となるビタミンという人もいます。



実際ビタミンB2は、B6とともに皮膚科では、頻繁に



処方します。今回はここまでとさせて頂きます。



舌炎とは、絶縁したいものです。笑



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