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2020-05-01 23:36:25

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診療マル秘裏話  号外Vol.1527 令和1年6月29日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)HIV-1感染抑制の新宿主蛋白質N4BP1を同定成功
2)うつ病の経頭蓋治療用磁気刺激装置を発売開始

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】HIV-1感染抑制の新宿主蛋白質N4BP1を同定成功

 
 
 
 
 
 
 
京都大学は、大学院医学研究
科の竹内理教授らの研究グルー
プが、ヒト免疫不全ウイルス1
型(HIV-1)の感染を抑制
する新たな宿主蛋白質「N4B
P1」を同定したと発表しまし
た。N4BP1は、CD4陽性
T細胞等のHIV-1感染標的
細胞でウイルスmRNAと結合、
これを分解する事で感染を抑制
します。抗ウイルス療法の進展
に加え、課題となっている潜伏
感染細胞の根絶への応用も期待
されます。

HIV-1はCD4陽性T細
胞等の免疫細胞やマクロファー
ジなどに感染して細胞内で増殖
します。産生された新たなHI
V-1が、次の標的に感染して
細胞を破壊、免疫細胞の減少や
機能不全を起こし、後天性免疫
不全症候群(AIDS)を発症
します。

宿主には、HIV-1感染を
抑制する免疫機構が存在します
が、これまでmRNAを標的と
した防御機能は分かっていませ
んでした。今回の研究ではN4
BP1が、抑制宿主因子として
機能していることに加え、HI
V-1によって活性化したCD
4陽性T細胞では、宿主蛋白質
分解酵素「MALT1」により
分解され、機能を失っている事
も明らかとなりました。

近年、抗ウイルス療法の発展
により、ほとんどのAIDS症
例でHIV-1の増殖を抑制す
ることが可能となっています。
一方で、体内に潜伏感染してい
るHIV-1の完全排除は困難
で、治療中断による再活性化が
治療の課題になっています。

今回の研究では、HIV-1
に潜伏感染している静止期CD
4陽性T細胞で、MALT1が
N4BP1を分解して再活性化
につながることも判明しました。
京大では「今後、潜伏感染細胞
根絶療法の開発へも発展し得る」
としています。

HIVウイルスについて解説して

いる動画です。

 
 


 
 
 
艦船での感染症の潜伏感染を
白日の下に晒す。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 うつ病の経頭蓋治療用磁気刺激装置を発売開始

 
 
 
 
 
 
帝人ファーマは6月5日、米
国の医療機器メーカーであるニ
ューロネティクス(ペンシルベ
ニア州)と独占販売契約を締結
した「ニューロスター TMS
治療装置」について、うつ病
の経頭蓋治療用磁気刺激装置と
して日本で初めて保険適用とな
ったことを受け、同日から販売
を開始したと発表しました。抗
うつ剤治療で効果が不充分なう
つ病に対しては、作用機序の異
なる薬剤の併用や頭部に電流を
流す「電気けいれん療法」が用
いられます。しかし、治療選択
肢が限られており、より有効性
や安全性の高い治療法のニーズ
が高まっていることに対応しま
す。

ニューロスターは、ニューロ
ネティクス社が開発したrTM
S(反復経頭蓋磁気刺激)装置
で、2008年に米国で初めてうつ
病の治療機器として米食品医薬
品局(FDA)の承認を取得し
ました。これまでに約6万人の
うつ病患者に対する治療実績が
あります。

頭部に当てた磁気コイルから
非侵襲的に左背外側前頭前野に
磁気刺激を与え、神経伝達物質
の放出を促すことで脳内を活性
化させます。約40分の治療を週
5回、計20~30回行うことで、
うつ症状を軽減、消失する効果
が見込めるということです。

厚生労働省の調査などによる
と、国内のうつ病患者数は年々
増加し、受診者で約73万人、未
受診の潜在患者さんまで含める
と250万人以上とされ、その
うち約3割が通常の抗うつ剤で
は症状が改善されにくいうつ病
といわれています。

帝人ファーマは2017年、ニュ
ーロネティクス社と日本におけ
る、ニューロスターの独占販売
契約を締結し上市に向けて準備
を進めていました。

TMS治療について解説している

動画です。

 
 


 
 
上司が上市に向けて準備を進
める。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
京都大学は、大学院医学研究
科の竹内理教授らの研究グルー
プが、ヒト免疫不全ウイルス1
型(HIV-1)の感染を抑制
する新たな宿主蛋白質「N4B
P1」を同定したと発表したの
は、偉大な業績です。N4BP
1は、CD4陽性T細胞等のH
IV-1感染標的細胞でウイル
スmRNAと結合、これを分解
する事で感染を抑制することも
明白となったため、抗ウイルス
療法の進展に加え、課題となっ
ている潜伏感染細胞の根絶への
応用に期待したいと思います。
体内に潜伏感染しているHIV
-1の完全排除は困難ですが、
このMALT1がN4BP1を
分解してHIV-1再活性化に
つなげる経路を遮断するなどと
いう方法が、有効ではないかと
考えられます。
帝人ファーマは6月5日、米
国の医療機器メーカーであるニ
ューロネティクス(ペンシルベ
ニア州)と独占販売契約を締結
した「ニューロスター TMS
治療装置」について、うつ病
の経頭蓋治療用磁気刺激装置と
して日本で初めて保険適用とな
ったことを受け、同日から販売
を開始したと発表したのは喜ば
しいことです。しかしこの治療
法も所詮、対症療法であり根本
療法とは、言えないのではない
かという事です。私は、うつ病
になる原因として副腎疲労があ
るのではないかとに睨んでいま
す。西洋風の食事や夜型の生活
習慣などの副腎疲労を来す原因
となる要因が多い現代社会にお
いては、生活習慣の改善は容易
ではありません。しかしながら
生活習慣さえ変えてしまい、腸
の炎症を鎮める事ができたなら、
副腎疲労を起こさずに済みその
結果、うつ病になりにくい心と
身体にすることができるのでは
ないかと考えています。

身体の調子が良いのは、精神
が安定しているからだ。笑

 
 
 
 
 
 
 
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