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2020-03-25 21:21:30

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診療マル秘裏話    Vol.752 平成30年5月9日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)重いやけど等の治療に使える新人工皮膚を開発
2)尿から小児ガン等を判別する技術を開発と発表

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 重いやけど等の治療に使える新人工皮膚を開発

 
 
 
 
 
 
 
京都大などは4月16日、重い
やけどなどの治療に使える新し
い人工皮膚を開発し、医療機器
として製造販売する国の承認を
得たと発表しました。治療効果
は従来の人工皮膚より2~3倍
向上するということです。承認
は4月10日付です。来年から本
格的に実用化される見通しです。

新しい人工皮膚は2005年、京
大の鈴木茂彦名誉教授(形成外
科)らが考案しました。従来の
コラーゲン製の人工皮膚に皮膚
の細胞や血管を増やす作用があ
る蛋白質を加えました。繊維メ
ーカー「グンゼ」(大阪市)と
共同開発で製品化しました。臨
床試験などの結果、新しい人工
皮膚を患部に貼ると、皮膚の再
生が2~3倍速く進むことが分
かりました。

価格は最小サイズ(12平方
センチ・メートル)で1枚約55
00円。やけどのほか、糖尿病に
伴う皮膚の病気の治療にも保険
適用され、年間数万人の治療に
使える可能性があるということ
です。

皮膚の治療では、患者さん自
身の細胞を増やして作る「培養
表皮」が国内で実用化されてい
ますが、皮膚の深い部位が傷つ
いた重症の患者さんには使えま
せん。海外では他人の皮膚細胞
を使う人工皮膚も開発されてい
ますが、今回の人工皮膚の約10
倍のコストがかかるということ
です。

一寸古いですが、絆創膏型人工

皮膚についてのニュース動画で

す。

 
 


 
 
幹部の患部で皮膚再生。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 尿から小児ガン等を判別する技術を開発と発表

 
 
 
 
 
 
ガン検査の簡素化に向け、日
立製作所が、4月16日、尿から
小児ガンなどを判別する技術を
開発したと発表しました。ガン
患者さんと健常者計250人の
検体を使った実証実験を4月か
ら始め、2020年代初めの実用化
を目指します。

日立は2016年に、尿で乳ガン
と、大腸ガンを発見する技術を
世界で初めて開発したと発表し
ています。尿内に数千種類ある
物質のうち、ガンになると量が
変わるものを特定したという事
です。

その後の研究で、物質の特定
が小児ガンや胆道ガンにも広が
りました。 実証実験で精度や
技術的な課題を検証します。実
用化すれば、従来のコンピュー
ター断層撮影(CT)や採血と
比べ、ガン検査のハードルが下
がります。幼い子どもの場合、
体への負担減が期待されます。

ただ、尿による検査の臨床デ
ータは世界的に少なく、複数の
研究機関による検証が必要との
指摘があります。

日立と住商が尿から乳ガン、大

腸ガンを判別する手法を開発と

いうニュース動画です。

 
 


 
 
 
架台の上に載っている懸賞金
を検証することを課題とする。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
重いやけどなどの治療に使え
る新しい人工皮膚を開発し医療
機器として、製造販売する国の
承認を得たと発表したのは偉大
な業績です。重いやけど等では、
皮膚移植しか治療法はなく火傷
の範囲が広ければ移植用の皮膚
の採取もままなりません。皮膚
が医療機器というのは、さすが
にまだしっくりきませんが治療
効果が良ければ、すべてよしと
するべきでしょう。臨床試験な
どの結果、新しい人工皮膚を患
部に貼ると、皮膚の再生が2~
3倍速く進むことが分かったと
いうことですから、実績十分と
言えるのではないでしょうか?
ガン検査の簡素化に向け、日
立製作所が、尿から小児ガン等
を、判別する技術を開発したと
発表したのは、素晴らしい業績
です。以前から、線虫を使った
ガン検査の機械を作ったりして
知識が積み上げられていたと考
えられます。ガン検査が痛みを
伴う採血であったり、生検であ
ったりすると受けようとする人
が少なくなり、ガン検査の実効
性が疑われるはめになりそうで
す。そこへいくと尿検査であれ
ば、検尿のカップに採尿して、
提出するだけの労力ですから、
患者さんの負担が極小の検査で
あると言えるでしょう。尿によ
る検査の臨床データは世界的に
少なく、複数の研究機関による
検証が必要との指摘を尊重しな
がら検証作業を進めて頂きたい
ものです。

私的な指摘を至適なものと変
える。笑

 
 
 
 
 
 
 
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