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2019-07-13 02:29:05

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診療マル秘裏話  号外Vol.1275 平成30年9月8日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)認知症のBPSDの対処法ごとの有効率を公開
2)悪性黒色腫の薬,パーキンソン病治療薬になる可能性

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 認知症のBPSDの対処法ごとの有効率を公開

 
 
 
 
 
 
 
 
妄想や不安を訴える、興奮し、
怒りっぽくなるなど、認知症の
行動・心理症状(BPSD=B
ehavioral and
Psychological
Symptoms of De
mentia)に家族らが悩み、
疲弊する例は多い様です。全国
の介護者から、こうした症状へ
の対処体験をインターネットを
通じて書き込んでもらいデータ
ベース化、対処法ごとの有効率
をウェブサイトで、公開する「
認知症ちえのわnet」事業を、
大阪大や高知大などが進めてい
ます。 研究班では「皆さんの
体験を集め、認知症ケアに有用
なビッグデータに育てたい」と
しています。

このサイトは、集まったケア
体験を分類し、どんな症状にど
んな対応が有効かのデータを示
しています。体験の書き込みは
8月16日正午までに1055件に上
ります。

「食事したことを忘れ、食べ
てないと言う」場合、「食器を
すぐに片づけないでおく」の有
効率は7割弱です。「同じこと
を何度も聞く」に対しては「あ
えて同じ説明を繰り返す」が6
割弱と単純な割に悪くありませ
ん。一方、「物をとられたと言
う」に対し、「家族が管理して
いると伝える」は2割強にとど
まるという具合です。

BPSDは、適切な声掛けや
接し方で軽減させるべきだとさ
れていますが、現状では、どん
な対応がどれだけ有効かは明確
ではありません。 同サイトは、
こうしたデータを収集する目的
で国の助成を受けて作られ、20
16年6月から一般公開されまし
た。

ケア体験の書き込みは、まず
認知症患者の生年、要介護度等
を登録し、〈1〉どんなことが
起きたか〈2〉どう対応したか
〈3〉うまくいったか――など
を入力してもらいます。内容は
事務局の医師らがチェックし、
症状・対処法ごとに分類・集計
します。

サイトの閲覧数は20万件を超
えており、認知症の夫と暮らす
兵庫県内の女性(71)は「夫が
電化製品の充電ランプを異様に
怖がるようになった時、サイト
の情報を参考に室内環境を変え
た。失敗体験の情報も、『大変
なのはうちだけじゃない』と気
持ちを楽にしてくれるので貴重」
と話しています。

研究代表者の数井裕光・高知
大教授は「体験が集まるほどデ
ータの信頼度が高まる。BPS
Dへの対処を考える上での貴重
な情報になるので、多くの人に
協力してほしい」と話していま
す。

【認知症の行動・心理症状(B
PSD)】脳細胞が壊れること
で起こる記憶力や判断力の低下
などの中核症状に加え、生活環
境や本人の性格などが絡み合っ
て起こる症状です。不安や徘徊
(はいかい)、興奮、暴言・暴
力、昼夜逆転など表れ方は様々
です。介護者の深刻な悩みにな
りやすいのですが、対応の仕方
次第で改善することも多いとさ
れています。

BPSDの対応導入について解説

している動画です。

 
 


 
 
 
艦橋の環境を変える。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 悪性黒色腫の薬,パーキンソン病治療薬になる可能性

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
皮膚ガンの一種である悪性黒
色腫の薬「ダブラフェニブ」に
は、神経細胞の死滅を抑制する
作用もあり、パーキンソン病の
治療薬になる可能性があると、
神戸大と大阪大、東京大の研究
チームが発表しました。論文は
8月16日付の英科学誌ヒューマ
ン・モレキュラー・ジェネティ
クス電子版に掲載されます。
パーキンソン病は、脳で神経
伝達物質「ドーパミン」を生み
出す神経細胞が死滅、減少し、
手足の震えや歩行障害などが起
きる病気です。 東大医学部の
戸田達史教授は「現在の治療は
ドーパミンの補充が中心。ダブ
ラフェニブと組み合わせること
ができれば進行を遅らせる効果
があるのではないか」と話して
います。
研究チームはパーキンソン病
の関連遺伝子群のデータベース
などを活用し、ダブラフェニブ
に神経細胞の死滅抑制作用があ
ると推定しました。マウス実験
などで確認しました。 今後の
動物実験や臨床試験で、適切な
投与方法や投与量を明らかにす
る方針です。

パーキンソン病の新薬について

解説している動画です。

 
 


 
 
新興国で、ガンの進行を遅ら
せる治療が開始される。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
妄想や不安を訴える、興奮し、
怒りっぽくなるなど、認知症の
行動・心理症状(BPSD=B
ehavioral and
Psychological
Symptoms of De
mentia)に家族らが悩み、
疲弊する例が後を絶たないのは、
本当に不幸なことです。 中核
症状(記憶障害)に対し、周辺
症状と呼ばれることもあります。
周辺症状に対しては、医学的に
は、抑肝散という漢方薬を用い
ます。この漢方は、鎮静作用が
強いため、興奮して、怒りまく
るとか暴れまわるといった方に
用います。対応もさることなが
ら、漢方薬を飲んでさえ頂けれ
ば、認知症患者さんの管理は、
かなり楽になることが知られて
います。
皮膚ガンの一種である悪性黒
色腫の薬「ダブラフェニブ」に
は、神経細胞の死滅を抑制する
作用もあり、パーキンソン病の
治療薬になる可能性があると、
発表したのは、偉大な業績です。
パーキンソン病の関連遺伝子群
のデータベースなどを活用し、
ダブラフェニブに、神経細胞の
死滅抑制作用があると推定した
という手法もエレガントなもの
です。パーキンソン病は、脳で
神経伝達物質「ドーパミン」を
生み出す神経細胞が死滅、減少
し、手足の震えや歩行障害など
が起きる病気であり、神経細胞
が死滅する過程で細胞内小器官
のミトコンドリアが関係してい
ることが分かっています。つま
り、こうしたダブラフェニブの
ような薬剤を使わなくても神経
細胞のミトコンドリアを活性化
さえできれば、神経細胞の死滅
を防げると考えられる訳です。
ミトコンドリアを活性化する、
方法としては抗酸化物質の投与
が最も優れた方法であると確信
しています。

家庭での仕事の過程で、仮定
の話が出た。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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