最近の号外Vol.1272メルマガ

2019-07-09 03:59:27

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 

診療マル秘裏話  号外Vol.1272 平成30年9月4日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)iPS 細胞を使い目の角膜が傷ついた患者を治療
2)鬱病死にたい気持ちに関わる血中代謝物を発見

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 iPS 細胞を使い目の角膜が傷ついた患者を治療

 
 
 
 
 
 
 
 
iPS細胞(人工多能性幹細
胞)を使って目の角膜が傷つい
た患者さんを治療する臨床研究
を大阪大の西田幸二教授(眼科
学)らのチームが学内の審査委
員会に申請したことが分かりま
した。同委員会と国の承認を得
た上で今年度中にも臨床研究を
開始する予定で、角膜移植に代
わる治療法として実現を目指し
ます。

角膜は、黒目を覆う組織で、
病気や、けがで傷つくと視力が
低下し、角膜移植以外に有効な
治療法がなくなります。一方で、
アイバンクから提供される角膜
は慢性的に不足しています。

臨床研究は、目のけがや病気
で、角膜を作る細胞が傷ついた
患者さんが対象となっています。
角膜の表面を剥がした上で、i
PS細胞から作製してシート状
に加工した角膜の細胞を貼り付
け、効果や安全性を検証します。
iPS細胞は、京都大iPS細
胞研究所が作製、備蓄している
ものを使います。審査委員会は
8月22日に予定され、外部の専
門家らが研究の内容を検討しま
す。

iPS細胞を使った臨床研究
は理化学研究所などが目の難病
ですでに実施しています。阪大
の別のチームが今年度中にも重
い心臓病で行う準備を進めてい
る他、慶応大が脊髄損傷などで
学内の委員会に申請しました。
また、京都大はパーキンソン病
で、臨床研究より実用化に近い
段階で行う臨床試験(治験)の
患者募集を始めています。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
神聖なる実験を委員会に申請
した。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
 
2】 鬱病死にたい気持ちに関わる血中代謝物を発見

 
 
 
 
 
 
 
 
九州大学大学院(福岡市)と
大阪大学大学院(大阪府吹田市)、
国立精神・神経医療研究センタ
ー神経研究所(東京都小平市)
などの研究グループが、うつ病
の重症度や死にたい気持ち(自
殺念慮)に関わる血中代謝物を
発見しました。 うつ病治療に
今後どう生かされるのか、研究
に参加した国立精神・神経医療
研究センター神経研究所疾病研
究第三部の功刀浩部長に聞きま
した。研究グループは、うつ病
や、そううつ病の患者さんから
抽出した100種類以上の血中
代謝物を調べ、うつ病の重症度
に関係する20種類の代謝物を
特定しました。功刀部長は「そ
の中でも3―ヒドロキシ酪酸、
ベタインなど五つの代謝物がよ
り強く関係していることが示唆
されました」と説明しています。
これ迄、うつ病の重症度の判定
は医師による問診が中心で、ト
レーニングを積んだ精神科医で
なければ正確な判定は難しく、
ばらつきも出やすかったという
ことです。それだけに、今回の
研究成果が、客観的な診断法の
開発につながるのではと期待が
高まっています。

ただ、血中代謝物は薬や食事
の影響を受けやすく、血液検査
だけでうつ病かどうかを明確に
判定することは難しいとされて
います。功刀部長も「実用化さ
れてもあくまで補助的な手法に
とどまるのではないか」とみて
います。それでも血液検査での
診断が加われば健康診断で早期
発見できたり、専門医に紹介し
やすくなったりと、早期に治療
を始めるきっかけになりそうで
す。今回の血中代謝物の発見は
治療薬開発の面からも期待され
ています。 さらに研究が進み、
うつ病発症の原因となる分子が
判明すれば、その分子を標的に
した、より効果の高い治療薬を
開発できます。

功刀部長は「血液検査の結果
を活用して、薬の効果を客観的
に判定できる」とも話していま
す。複数の施設で行われる臨床
試験でも、患者さんの選定から
薬の効果の判定まで、施設間で
の評価のばらつきをなくすこと
ができるなどメリットは少なく
ありません。

血液代謝物の研究は実用化に
向けさらなる検討が必要ですが、
功刀部長は「うつ病の全体像が
明らかになる日も近いのではな
いでしょうか」と期待感を込め
て話しています。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
剪定する木を選定する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
 
 
iPS細胞(人工多能性幹細
胞)を使って目の角膜が傷つい
た患者さんを治療する臨床研究
を学内の審査委員会に申請した
ことは、画期的な試みであると
考えます。角膜は、黒目を覆う
組織で、病気や、けがで傷つく
と視力が低下し、角膜移植以外
に有効な治療法がなくなること
から難治性の病気であると認識
されていました。一方で、アイ
バンクから提供される角膜は、
慢性的に不足していることから
今迄は、移植用角膜は容易に手
に入らないことがネックでした
が、iPS細胞を使った、再生
医療ならば、上記のような角膜
が足りない状況でも、問題なく
移植用角膜が用意できるという
ことになり、患者さんにとって
は大きな福音となりそうです。
うつ病の重症度や死にたい気
持ち(自殺念慮)に関わる血中
代謝物を発見したのは、偉大な
業績です。以前は、この研究は、
広島大学のグループが研究して
いたように思います。血中代謝
物としては、食事の影響を受け
やすい欠点があるそうですが、
食事の影響を、最大限利用して
治療に使うことが望ましいと考
えます。私の経験上は、うつ病
の前病変は、副腎疲労であり、
副腎疲労の原因は、腸の炎症で
あり、腸の炎症は、食事の西洋
化によって起こると考えていま
す。腸の炎症を改善するには、
小麦製品と乳製品をできるだけ
摂取しないようにすることが、
必要不可欠であると思われます。

副腎疲労の原因を披露する。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント