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2019-07-22 22:31:33

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診療マル秘裏話  号外Vol.1284 平成30年9月18日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)僧帽弁閉鎖不全症のマイトラルクリップと呼ばれる治療
2)厚生労働省等の途上国への医療機器輸出拡大策

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 僧帽弁閉鎖不全症のマイトラルクリップと呼ばれる治療

 
 
 
 
 
 
 
 
閉まりにくくなった心臓の「
僧帽弁」を、血管から入れたカ
テーテル(管)を使って修復す
る治療が登場し、今年4月から
保険が利くようになりました。
心機能の低下や高齢で外科手術
が難しい人に治療の道を開くも
ので、千葉県市原市の男性(76)
は先月、この治療を受けて順調
に回復しています。男性は今年
に入って息切れが目立ち始め、
「布団を動かすだけでも苦しか
った」。心不全の典型的な症状
で、検査で僧帽弁閉鎖不全症と
分かりました。

僧帽弁は心臓の左心房と左心
室の間にあります。血液はここ
を通って左心房から左心室に流
れ全身に送り出されます。僧帽
弁閉鎖不全症は、僧帽弁が傷つ
いたり、心臓が拡大して閉じに
くくなったりして血液が逆流し、
心不全状態になります。

この男性の場合、弁を治療す
れば心不全症状の緩和が期待で
きましたが、年齢や心機能の低
下から外科手術はリスクが高い
と考えられました。 そこで、
東京大特任講師の金子英弘さん
は「経皮的僧帽弁接合不全修復
システム」による治療を勧めま
した。マイトラクリップとも呼
ばれるカテーテル治療です。

東大病院に入院し、7月中旬
に治療を受けたところ、血液の
逆流は減り、心不全の症状が治
まりました。男性は「以前は息
苦しくて長く話せなかった。今
は10分でも20分でも話し続
けられる」と改善を喜んでいま
す。この病気は、症状が軽い時
は治療せず定期的な経過観察で
よいのですが、重くなると息切
れやめまい、不整脈が起きます。
心不全悪化の原因にもなります。
逆流を止める処置が必要で、胸
を切り開いて弁を修復するか、
人工弁に置き換える手術が行わ
れてきました。

患者さんの多くは高齢者で、
心臓の働きが悪かったり、外科
手術に耐えられないと判断され
たりして、手術を断念する人も
多かったそうです。

マイトラクリップは、僧帽弁
の先端をクリップのような器具
でつなぎ、血液の逆流を食い止
めます。脚の付け根の静脈から
カテーテルを挿入し、超音波画
像を見ながら心臓まで移動させ
て処置をします。開胸手術に比
べると体の負担は大幅に軽減さ
れます。

金子さんは「手術が受けられ
なかった多くの患者がこの治療
法で恩恵を受けるだろう」と話
しています。

海外では実績のある器具です
が、国内では使われ始めたばか
りです。日本循環器学会などが
適正使用の指針を作り、患者さ
んの選択基準や実施施設を限定
しています。

対象は、心不全症状のある僧
帽弁閉鎖不全を患い、外科手術
が困難な患者さんです。 この
治療ができるのは、循環器内科
や心臓血管外科の専門医らが複
数在籍し、カテーテル治療や開
胸手術の実績が豊富で、重症心
不全治療を安全にできる病院に
限られます。 7月末時点で、
全国十数病院で治療を受けられ
ます。

金子さんは「僧帽弁の修復だ
けが目的ではなく、心不全治療
の一環と考えてほしい。 この
治療を受けた後も継続的な診察
や投薬などで心臓を守っていく
必要がある」と話しています。

心臓の弁のカテーテル治療で
は、大動脈弁狭窄症に対する、
「経カテーテル大動脈弁留置術
(TAVI)」が2013年に承認
され、広く行われています。

マイトラルクリップの説明動画

です。字幕を自動翻訳で日本語

にしてご覧下さい。

 
 


 
 
商人が裁判での証人を承認し
た。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 厚生労働省等の途上国への医療機器輸出拡大策

 
 
 
 
 
 
 
厚生労働省などは、アジアの
途上国への医療機器輸出を拡大
するため、現地の実情に合わせ
た製品の開発支援に乗り出しま
した。日本の医療関連企業5社
に対し、開発費などを助成し、
現地の医療情報の提供や開発へ
の協力先の紹介なども進めます。
事業費は当面、2019年度までの
3年間で約9億円を見込んでい
ます。5社の事例を手本として、
今後、官民一体となった取り組
みを強化する考えです。

アジアの途上国では、近年、
経済成長に伴う生活水準の向上
で、糖尿病などの生活習慣病が
増加しています。 医療機器の
市場規模も急拡大する見通しで
す。

一方、政府は医療機器の輸出
額を15年の約6200億円から20年
には1兆円に増やす目標を掲げ
ます。日本にとってアジア市場
の開拓は不可欠です。 しかし、
行き届いた保守サービスを提供
する欧米や使い捨て製品を中心
に安値攻勢をかける中国に押さ
れています。

そこで厚労省と日本医療研究
開発機構は、まず昨年度3社、
今年度2社を選定し、国ごとに
異なる医療事情や電気、水道等
インフラの充実度を考慮した、
使い勝手の良い製品の開発に取
り組んでもらうことにしました。
製品は5年以内の実用化を目指
しています。

例えば、ベトナムでは、現地
の病院の協力を得て、腎臓病の
兆候をつかむ高精度の尿検査キ
ットの開発が始まりました。腎
臓病の判定には通常、血液検査
も必要ですが、尿検査だけで一
定の判定ができる製品を目指し
ています。

日本医療機器開発機構について

の動画です。

 
 


 
 
タイでは、安価な携帯型の心
電計を開発します。

安価な行火を購入する。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
閉まりにくくなった心臓の「
僧帽弁」を、血管から入れたカ
テーテル(管)を使って修復す
る治療が登場し、今年4月から
保険が利くようになったのは、
喜ばしいことです。心臓の弁の
カテーテル治療では、大動脈弁
狭窄症に対する「経カテーテル
大動脈弁留置術(TAVI)」
が2013年に承認され、広く行わ
れているとありますが、先日の
メルマガでもお知らせした通り、
TAVIに使う器具の不具合が多数
報告されていて適正使用の指導
が入ったということですから、
マイトラクリップもそうならな
いかと心配しています。心臓の
弁の病気(弁膜症)は、治って
しまうとウソのように、症状が
とれる場合が多いと思います。
マイトラルクリップの普及につ
いても、TAVIの轍を踏まずに、
慎重に。行ってもらいたいもの
です。
厚生労働省などは、アジアの
途上国への医療機器輸出を拡大
するため、現地の実情に合わせ
た製品の開発支援に乗り出した
のは、喜ばしいことです。しか
し、腎臓病の兆候をつかむ高精
度の尿検査キットの開発がベト
ナムで始まったということです
が、腎臓病の判定には、通常、
血液検査が必要ということは、
常識です。それを尿検査だけで
一定の判定ができる製品を開発
というのは、無理があるように、
思います。もしそうした製品が
開発されたなら、日本でも慢性
腎臓病の人が飛躍的に増えてい
る訳ですから、スクリーニング
検査として、日本でも使うべき
であると思います。 外国との
競争に勝つことは、重要ですが、
それよりも、日本でも、海外で
も医療機器を利用する患者さん
に大きな利益となるようにしな
ければ、どこかでつまずく様に
なる気がしてなりません。

腎臓病の兆候についての講義
を聴講する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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