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2014-04-21 20:25:59

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診療マル秘裏話 Vol.91 平成17年9月1日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
目次
1) 疼痛緩和医療について
2) BSEの恐怖

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

1】 疼痛緩和医療について

地域ガン診療拠点病院の指定要件
の見直しを進めている厚生労働省の
検討会は8月12日、新要件案のうち、
患者の痛みを和らげる「緩和医療」
を、かかりつけ医と連携して進める
ことなどで、対応の遅れが目立つ
などとする、拠点病院アンケート
結果を明らかにしました。

厚労省は先月、135の拠点病院に
質問を送付、121病院から回答を得た
そうです。

新要件案のうちでは「かかりつけ
医を中心とした緩和医療の提供体制
を整備している」や「退院後の緩和
計画を含めた早期退院計画を立てて
いる」との要件を満たしているとし
た病院が、それぞれ52、58病院と少
なかったということです。

努力規定ではあるが「かかりつけ
医とともに早い段階から緩和医療の
導入を行っている」と答えた病院も、
37と少なかったそうです。

厚労省は、検討会が、指定のため
の見直し指針を来月中にも策定する
のを受け、来年1月ごろに継続指定
するかどうかを決める予定です。
指定を受けるには新要件案を満たす
必要があるが、クリアできない場合
でも、2年間の経過措置を設ける方針
ということです。

我々かかりつけ医の立場からすれ
ば、病院で疼痛緩和の導入をして欲
しいというのが正直なところです。
疼痛緩和に使われる麻薬は強烈な吐
き気や便秘をもたらすことが多く
ラダー理論(最初は弱い麻薬から使
いだんだん階段を上るように強く
するという理論)に基づきつつ、
それらの副作用の抑制をして欲しい
のです。在宅で痛んだ場合そうした
ケアーを病院で受けたことがあると
疼痛緩和がやりやすいからです。
厚生労働省は在宅死を増やす意向の
ようですが、設備の整った病院とく
に地域ガン診療拠点病院で積極的に
疼痛緩和ケアーがなされない限り、
患者さんも患者さんの家族も在宅死
を選ばなくなってしまうと考えられ
ます。また疼痛緩和に使う麻薬の
薬価を引き下げてあげることおよび
もう少し麻薬を使いやすくする
(業者への返品が可能になるなど)
などの工夫をしない限り、在宅での
疼痛緩和が普及するのは難しいと思
われます。

疼痛緩和ケア―に関する動画です。

www.youtube.com/watch?v=IiF4cL2PxUA

 
 
 
 
 
 
 



































疼痛緩和は閑話という訳には行き
ません。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

2】 BSEの恐怖

農水省と厚生労働省は8月16日、米
政府が牛海綿状脳症(BSE)対策とし
て食肉処理業者に義務付けた特定
危険部位の除去の規制で1000件を超
える違反が明らかになったことに絡ん
で、米側に詳細な情報提供を求める
方針を固めたそうです。

脳や脊髄(せきずい)などの特定
危険部位の除去は米国産牛肉の輸入
再開条件の大きな柱です。日本国内
には米国内の特定危険部位の除去の
確実性などについて不安視する声も根
強く、大詰めを迎えている食品安全
委員会プリオン専門調査会での輸入
再開論議にも影響が出るかも知れま
せん。

2004年1月から今年5月までに1036件
の違反が明らかになっていますが、
現段階では、詳細な情報がなく、両省
は「どういう原因による違反事例なの
か知る必要がある」と考えています。

同調査会の金子清俊(かねこ・きよ
とし)座長代理は「(米国産牛肉の
安全性評価のために)違反の内容を
詳しく知りたい。牛肉の安全性に関し
て懸念を感じるデータは、今後の評価
に反映させていくことになると思う」
と話しています。

脳や脊髄、眼などの特定危険部位の
除去は米国の当然の義務ではないで
しょうか?危険部位が除去されず
に日本に輸入されれば、BSEを発症する
人が必ず出てくると思います。仙台の
牛タン屋さんのように米国産牛肉が
入ってこなくなってから経営危機に
さらされているお店は多数あると聞い
ています。しかしアメリカでは日本産
の牛肉が禁輸されているため、密輸
した牛肉が闇で高値で取引されると
いうことも聞いています。早く
アメリカのBSE対策が進み安全な牛肉の
輸入再開ができるようになってほしい
ものです。

狂牛病、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病

に関する動画です。少々画面が乱れること

がありますが、知っておいて損はない情報

が、散りばめられています。

www.youtube.com/watch?v=FWL2iM-9qY8

 
 
 
 
 
 
 








































牛肉の輸入をしたくても、アメリカの
精肉業者をぎゅー(牛)といわせない限
り無理でしょう。笑

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編集後記

在宅医療を充実させるためにはそれを
支援する病院の医療の質を高めないと難
しいとおもいます。医療事故が多発し、
医療訴訟が多い現状でただ経済的な面
だけで在宅医療を充実させることは難し
いのです。同様にBSE問題も米国の畜産
業自体を改革していかないと輸入再開を
認めるのは難しいと考えられます。急が
ば回れということわざを厚生労働省と
米国の畜産業者に訴えたいと思います。

西海で、最下位の再開を果たし、輸入
を再開した。笑

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藤田 亨

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