美しい肌Vol.422

2014-04-09 21:44:25

カテゴリー:女性の美容と健康

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写真はこごみ(草ソテツの若芽)です。

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美肌の野菜&果物(各論:こごみ)

 
 
 
こごみの正体

クサソテツ(草蘇鉄、英:Ostrich fern、学名:
Matteuccia struthiopteris)とは、イワデンダ
科(分類によってはメシダ科Woodsiaceaeに

分類される)の多年生シダの一種です。別名

コゴメ、カンソウ、ガンソウです。若芽はコゴミ

(屈)といい山菜のひとつです。日本各地、

北米大陸の北東部に自生しています。

また観葉植物として庭に植えられることも多い

そうです。5月上旬から6月中旬に渦巻状に

丸まった幼葉を採取し、おひたし、サラダ、

ゴマ和えなどの和え物、天ぷらなどにして

食べます。ワラビほど強くない独特の「ぬめり」

があり、ゼンマイなどと違ってアクがないため

調理が容易です。少量であれば生でも食べ

られますが、大量に食べるとお腹が緩くなる

ので注意して下さい。比較的陽当たりの良い

斜面などを好み、大抵は群生しているため

収穫が望める山菜でもあります。林の中には

殆ど生えないので、山道の道端や崖の下

など水はけがよく湿った場所に生えています。

草が生える前に出揃うので収穫も容易です。

成長が非常に早く、その場所ごとに収穫期間

が短く限られるため、こまめに下見を行なって

から収穫しに行った方が良いそうです。収穫

してからでも、成長してしまうので、収穫したら

すぐ調理して食べるというのが、おすすめだ

そうです。日本では食用として促成栽培も

されています。実際に近くのスーパーで

売っているのを目撃しました。値段も手頃

でしたので、天ぷらにして食べたいと思い

ました。

こごみの紹介動画です。

www.youtube.com/watch?v=9ugy3uqrpUc
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こごみの歴史

富山県小矢部市桜町遺跡でクサソテツ

(こごみ)が出土しました。1997年のこと

だそうです。今回の発見は我が国初で、

良好な条件下では残りうることを示し

ました。クサソテツはクルミやその他の種子

が団子状に硬く固まった土のなかに、

閉じこめられるように入っていました。

長さは5.5㎝(出土時約6㎝)で、先端部が

「ゼンマイ状」に巻いています。同定結果

について述べた文章を以下に記します。

小矢部市桜町遺跡出土のシダ類の幼体

は、クサソテツ(Matteuccia struthiopteris
(L.)Todaro)と考えられます。シダ類の

幼体は基本的には「ゼンマイ状」にまくもの

が多いそうです。その中でもゼンマイ

(Osmunda japonica Thunb.)は、茎に鱗片
が発達しないので、ゼンマイではないことが

わかりました。今回のものは、全体の形状や

茎に鱗片があること、断面の形態などから、

クサソテツと考えられます。随伴する種子

化石がトチノキやミズキ、アカメガシワなど

であることや、遺跡の立地から考えると、

シダ植物が生育していた環境としては、

開けた人里と森の境界にあたり、沢沿いの

湿った日当たりのよい林縁部のような環境

が想定できます。クサソテツはこのような

環境に好んで生育することから、生育環境と

しても調和的であるといえます。クサソテツ

は別名こごみともいわれ、食用になります。

こごみの食用の歴史に関しては定かでない

ので、食用とされていたかに関しては不明

です。しかし、ワラビなどと違い、アルカリ

(灰汁など)によるあくぬきが不要であること

から、簡便に食用とすることができます。

しかしどう見ても食用としていたと考える方

が合理的です。桜町遺跡の概要を説明

します。桜町遺跡は東に向かって開く小さな

谷の中にあります。現在(平成9年度)発掘

しているのは谷の出口付近にあたります。

調査面積は約 1,600平方mで、遺跡全体

の20分の1ほどにあたります。桜町遺跡は

1986年(昭和61年)に行った試掘調査に

より、今から約12,000年前の縄文時代

草創期から約2,300年前の縄文時代晩期

まで,縄文時代全期間にわたる遺跡である

ことがわかっています。1988年(昭和63年)

の発掘調査では、谷の中を流れる小さな

川跡がみつかり,川からは多くの木の道具

や動物や植物の遺体が発見されました。

なかでも高床式建物の柱材と考えられる,

貫穴(ヌキアナ)や桟穴(エツリアナ)と呼ば

れる加工をした木柱の発見は,それまで

米作りの技術とともに弥生時代に日本へ

伝えられたと考えられていた高床式建物

が、定説より2,000年も古い縄文時代に

すでにあったことを証明しました。

それからいったん中断していた調査は、

平成 8年から12年計画で約16,000平方

mの調査が小矢部市教育委員会により

再開されました。その結果,平成9年9月3日,

新たに発見された多量の高床式建築物の

部材等を一般に公開、同16日には小型

のかごが出土など新たな発見が相次ぎ,

今後も大きな成果が期待されています。

月山山菜そばのレシピ動画です。

www.youtube.com/watch?v=hb-yAA0YHqk

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こごみの雑学

こごみのレシピを紹介します。まず第一は、
「こごみと豚肉のオイスター炒め」です。
材料 (2人分)は、こごみ約12本(250g)、
豚薄切り肉130g、サラダ油適量、ゴマ油
少々、しょうが1/2カケ、◎豚肉下味用、
酒小さじ1、しょうゆ小さじ1、砂糖小さじ1
◎合わせ調味料、オイスターソース大さじ1、
しょうゆ小さじ1、酒小さじ1、砂糖小さじ1
です。①豚肉を幅5cmほどに切り、下味用
の調味料に10分以上漬けておきます。
しょうがは千切りにしておきます。
②こごみは、良く洗ってから沸騰したお湯で
3分ほど茹で、水にさらして冷やしてから、
長さ4cmほどに切り揃えます。
③フライパンにサラダ油を熱し、中火で
しょうがを炒めます。香りがたったら豚肉を
加え、混ぜながら炒めます。
④豚肉の色が変わったら、こごみを入れて
さっと炒め、合わせ調味料を入れて混ぜ
合わせます。仕上げにゴマ油をたらし、全体
を混ぜます。
次にこごみとササミの胡麻和えです。材料は、
こごみ10〜15本、ササミ4〜5本、酒大さじ2、
すりごま大さじ3、味噌小さじ1、みりん大さじ1、
砂糖小さじ1です。
①こごみは半分の長さに切り6〜7分塩ゆで
します。②ささみに酒をふりレンジでチン
します。600w3分で放置して、冷めたら手で
割きます。③すりごま~砂糖を合わせ、こごみ
とササミを和えて完成です。
その次にごごみのパスタです。材料 (2人分)
は、パスタ200g、にんにく1片、こごみ100g、
塩適量、マヨネーズ大さじ1と1/2、醤油大さじ
1/2、タカノツメ少々、オリーブオイル大さじ2、
砂糖極少量です。①沸騰したお湯に塩と
極少量の砂糖を入れ、こごみをさっと下茹で
します。
②フライパンにオリーブオイル、みじん切りに
したニンニクを入れて弱火にかけます。
③パスタを茹でます。塩はいつもより気持ち
少なめにします。
④茹でたこごみをざく切りにします。
⑤フライパンの火加減を調整して、パスタが
茹で上がる直前にニンニクがきつね色になる
ようにします。プラスαで塩をほんの少しだけ
入れます。
⑥パスタの茹で汁を大さじ1ほどフライパン
に入れ、フライパンを振り、オリーブオイルを
よく乳化させます。
⑦パスタを投入、たかのつめも投入します。
ざざっと軽くペペロンチーノソースと絡めます。
⑧ざく切りにしたこごみを投入します。軽く絡め
ます。
こごみがほぐれて伸びない程度に絡めます。
⑨マヨネーズと醤油を入れて、フライパンで返し
ながら絡めます。こごみがほぐれ過ぎないように
注意して下さい。⑩お皿に盛りつけて完成です。
最後にごごみの天ぷらです。材料 (4人分)は、
こごみ100グラムくらい、薄力粉100グラムくらい、
米の粉60グラムくらい、塩少々、揚げ油適宜
です。
こごみを洗います。長い場合は半分に切って
可です。
薄力粉と米の粉を混ぜます。トロリとするくらい
水を入れ混ぜます。
こごみを衣にくぐらせます。
揚げ油の温度は180度くらいです。
片面をカリッと揚げ、裏返します。
油をたてにきって出来上がりです。風味が引き
立つのは塩で召し上がるのがオススメですが、
てんつゆでも充分美味しく食べられます。
こごみの天ぷらの動画です。

www.youtube.com/watch?v=2ZNO6bsMxCY

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こごみの有効成分

こごみには豊富な不溶性食物繊維が沢山

含まれています。不溶性食物繊維は、胃や

腸の中で水分を吸収して大きく膨らみ、それ

によって腸の動きを活発にさせる働きがある

とともに、身体に有害な物質を吸着する性質

があり、一緒に便として排出する働きもあり

ます。ただし食べ過ぎるとお腹が緩くなり

下痢をするひともいるので注意して下さい。

こごみに含まれる栄養素は、カロテン、

ビタミンB1、ナイアシン、パントテン酸などが

多く、特にカロテンの含有量は緑黄色野菜

なみにあります。この綺麗なグリーン色の部分

にはβ-カロテンが豊富に含まれており、

活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞など

の生活習慣病の予防に、また、皮膚や粘膜

の細胞を正常に働かせ、免疫力を高める

効果があります。β-カロテンから必要な量

だけビタミンAに変換されるため、ビタミンA

過剰症の心配は、いりません。変換された

ビタミンAには抗酸化作用、皮膚や粘膜を

健康に維持する働きがあるとされています。

また、同じように抗酸化作用の強いビタミン

Eも沢山含んでいます。生活習慣病にも効く

カルシウムがキャベツの1.6倍もあり、非常

に高い栄養価をもっています。人間の体内

でつくられない成分であるアラキドン酸も、

免疫機能を整えて、全身のさまざまな症状

を未然に予防する大切な成分です。

カルシウムを骨に定着させる働きがある

ビタミンKも豊富に含んでいます。ビタミンB1

は不足すると脚気や浮腫、多発性神経炎や

心臓肥大、ウェルニッケ脳症といったものを

引き起こすことで知られています。ナイアシン

の欠乏症では、神経症状や胃腸病、皮膚病、

口舌炎、ペラグラといったものがあります。

パントテン酸の不足では、成長の停止や

副腎障害、抗体生産性の低下、足の焼ける

ような痛みといったものが見られます。

またコゴミは野菜や山菜の中でも非常に強い

活性酸素消去作用があります。人間が生きて

いくには酸素が必要ですが体の中で取り入れ

た酸素の一部が活性酸素に変化します。

その活性酸素はさまざまな老化現象の犯人

と云われる物質ですが、それを消去する成分

のクロロゲン酸とアミノ酸の1種でL-Oー

カフェオイルホモセリンが含まれています。

 
 
ごごみの美肌効果

北海道トマムの方のお話をでは、トマムを含む

占冠村(しむかっぷむら)は、日本でも有数の

山菜ビジネスの町なんだそうです。その企業の

一つが、こごみのエッセンシャルオイルがある

ことを発見して、エキスを抽出したそうです。

そのエッセンシャルオイルは、なんとレモンの

100倍、COQ10(コエンザイム)の70倍の抗酸化

作用を持つと言われています。このこごみエキス

は「美肌日記」と書いてある小瓶に入ってい

ました。ものすごくかわいい小瓶に入って、

その上、「美肌日記」なんて素敵なネーミングで

発売されていました。匂いも山菜の匂いではなく

てローズの香りだそうです。このエキスをローション

などに混ぜて使うと、美肌とアンチエイジングに

よいと言われています。使用者の体験談では、

こごみエキスをお肌にたっぷりと塗ってもらった

翌朝には、肌が手にはりついてくるくらいしっとり

としたそうです。こごみは食べる山菜の方も、

もちろん素晴らしいことが分かっています。

具体的には400種類にも上る食品群の中でも、

群を抜いている抗酸化作用の強い食材である

ということが近年の研究から明らかになりました。

その抗酸化作用の成分は、上記のクロロゲン酸

とアミノ酸の1種でL-Oーカフェオイルホモセリン

だそうです。L-Oーカフェオイルホモセリンは、

現在のところ「こごみ」以外には発見されて

いない世界でたった1つのアミノ酸です。

独)農業生物系特定産業技術研究機構がこの

新種のアミノ酸を発見し、特許を取得したそう

です。今回は、ここまでとさせて頂きます。

屈みこんで「こごみ」を収穫する。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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