美しい肌Vol.7
2013-03-15 00:00:00
カテゴリー:女性の美容と健康
ホルモン補充療法の欠点(副作用)について
乳ガン・子宮体ガン患者さん(既往のある方も含む)、血栓症・塞栓症
の既往のある患者さん、心不全・腎不全・肝疾患により水貯留
(腹水や胸水がたまる)のある患者さん、肝機能障害の患者さん、
子宮筋腫・子宮内膜症・乳腺炎の患者さん、高血圧の患者さん、
インスリンを必要としている糖尿病患者さん これらの患者さん
に対してホルモン補充療法は絶対的禁忌(補充療法を絶対にしてはいけない)
もしくは 比較的禁忌(条件を満たさないとしてはいけない)とされています。
血栓症、塞栓症がなくても、下肢静脈瘤がある人は、ホルモン補充療法は
行わない方がよいと言われています。血栓症、塞栓症を起こしやすいからです。
このように、女性ホルモンが増えると病気が悪くなるという方は、ホルモン
補充療法を受けることは、できません。またこれらの病気が全く無くても
副作用によって治療が継続できない場合があります。
副作用については、具体的には、乳房の張り、不正出血、頭痛、悪心、嘔吐、
むくみ、おりものの増加、腹部の膨満感、腹痛。月経前緊張症と同じように
頭痛や情緒不安定などがあります。それぞれに対処法(ホルモン剤の内服の
仕方を変えるなど)は、ありますが、症状が極端にひどくなってしまうと
中止せざるを得ません。中止したあとは、漢方薬の内服や大豆イソフラボンの
食品からの摂取をお勧めします。今回はここまでとさせて頂きます。
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