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診療マル秘裏話 Vol.419 平成23年12月8日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次
1) 大阪大学で開発された世界初の高血圧DNAワクチン
2) 2型糖尿病患者における睡眠呼吸障害の合併率

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 大阪大学で開発された世界初の高血圧DNAワクチン

 
 
 
 
 
大阪大学で開発された世界初
の高血圧DNAワクチンは,従来の
ペプチドワクチンに比べて、ア
ジュバントによる頭痛や発熱等
の副作用がなく降圧効果がより
持続し、標的分子のアンジオテ
ンシン(Ang)IIのみならずAng
Iにも作用するため,レニン阻害
薬、ACE阻害薬、ARBが持つそれ
ぞれのメリットが期待できる事
が、栃木県総合文化センター
(栃木県宇都宮市)で開かれた
第34回日本高血圧学会で報告さ
れました。同ワクチンは今後、
2年後をメドとした臨床試験の
開始と動物用薬剤としての市販
を予定していますが、高血圧、
心不全、脳梗塞の予防ワクチン
としての有用性も注目されてい
ます。

近年、高血圧に対する新しい
治療法の開発としてレニン・A
n g系を標的としたワクチンに
大きな関心が集められています。
その中で,A n gワクチンは、日
中の収縮期血圧や早朝の時間帯
の拡張期血圧を有意に下げる
ため、治療への応用の可能性が
期待されてきました。

開発研究の歴史を見ていくと、
レニンに対するペプチドワクチ
ンの基礎研究は腎不全の副作用
が発症したためその開発は断念
されたものの、A n gI、A n g
IIおよびA n g 受容体に対する
ペプチドワクチンについては、
自然高血圧発症ラット(SHR )
で、有意な抗体価の上昇と血圧
低下が確認されています。

わが国の高血圧の有病率は、
非常に高く、約4割が「血圧高
め」に属すると言われています。
10年の降圧薬の国内市場規模は
9144億円(対前年比1.9%増)
で、そのうちARBは6000億円を
占めています。降圧薬は、国内
医療用医薬品市場の約20%弱を
占めており、患者数の増加に伴
い18年には1兆0400億円に達す
ると予測されています。

AngIIDNAワクチンは、アンジ
ェスM Gとの連携で2年後をメ
ドとした臨床試験開始と動物用
薬剤としての市販を予定してい
ますが、医療費抑制効果と発展
途上国への援助に対する期待も
高まっています。

高血圧に関する動画です。



 
 
 
 
 
 
遠所の艶女を援助する。笑

 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
2】2型糖尿病患者における睡眠呼吸障害の合併率

 
 
 
 
2型糖尿病と睡眠呼吸障害
の関連が注目されていますが、
日本人における報告は未だ少な
いとのことです。 今回、2型
糖尿病患者における、睡眠呼吸
障害の合併率と、内臓脂肪やア
ディポネクチンとの関連につい
て解析を行いました。その結果、
高頻度に睡眠呼吸障害の合併と、
内臓脂肪蓄積の深い関与を認め
ました。また、内臓脂肪の減少
により、睡眠呼吸障害を改善し
得ることが明らかにされました。

近年、過栄養および運動不足
に伴い、肥満(特に腹部肥満)
が増加しています。内臓脂肪症
候群(メタボリックシンドロー
ム)の上流には内臓脂肪の蓄積
が存在します。この分子メカニ
ズムとして、脂肪細胞から血中
に放出される多彩な、アディポ
サイトカインの分泌異常がある
ことをが突き止められ、中でも
低アディポネクチン血症が重要
であることが明らかになりまし
た。
2型糖尿病患者の睡眠呼吸障害
を積極的に評価し、適切な治療
の導入を行うことが心血管疾患
の進展、発症予防に重要と考え
られています。

睡眠時無呼吸症候群に関する

動画です。



 
 
 
 
 
氷菓を評価する。笑

 
 
 
 
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編集後記

今回は、かなりヘビーな内容
でちょっと難しすぎたかもしれ
ません。細かいところは、読み
飛ばして頂き本質のみを把握し
て頂ければ、幸いです。新型
DNA 高血圧ワクチンは様々なメ
リットがあり、降圧薬の販売に
ストップをかけるぐらいの衝撃
的、画期的発見と言えるでしょ
う。2型糖尿病患者における
睡眠呼吸障害には内臓脂肪蓄積
が深く関与しており、その減少
により、睡眠呼吸障害は改善す
るということは素晴らしい発見
でしょう。2型糖尿病患者の
睡眠呼吸障害を積極的に評価し、
適切な治療の導入を行うことが、
心血管疾患の進展、発症予防に
重要というのも目からウロコの
話だと思います。

活気が画期的と言える。笑

 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
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2015-10-16 03:45:30

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診療マル秘裏話 Vol.319 平成21年1月14日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次
1)  共生の細菌がいないと生きられない南京虫
2) デノボ型メラノーマのモデルマウスを作成

 
 
 
 
 
 
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1】 共生の細菌がいないと生きられない南京虫

 
 
 
 
 
人などの血を吸い、激しい
痒みを引き起こすトコジラミ
(南京虫)は、体内に共生す
る細菌がいないと生きていけ
ないことが産業技術総合研究
所の深津武馬グループ長らの
研究で分かりました。

共生関係の進化を探る手が
かりになるとともに、新たな
トコジラミの防除法にもつな
がると期待されています。米
科学アカデミー紀要に発表し
ました。

トコジラミは布団などにい
て、夜間活動して吸血します。
日本では殺虫剤の普及でほぼ
駆逐されたと思われていまし
たが、海外からの持ち込み等
もあり最近被害も出ています。

研究グループは、トコジラ
ミが精巣や卵巣の近くに細菌
が寄生する器官を持つことに
注目しました。この器官を調
べたところ、すべてのトコジ
ラミからボルバキアという
細菌が検出されました。薬で
ボルバキアを取り除くと、ト
コジラミは成虫まで成長でき
ませんでした。ボルバキアは、
卵を通じて親から引きつがれ、
トコジラミにビタミンB類を
補っていました。深津グルー
プ長は「ボルバキアはトコジ
ラミの急所で、新たな防除剤
の標的になりうる」と話して
います。

トコジラミの被害に関する動画

です。



 
 
 
 
 
ビタミンは虫の急所を無視
する。笑

 
 
 
 
 
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2】 デノボ型メラノーマのモデルマウスを作成

 
 
 
 
 
悪性の皮膚ガン「メラノー
マ」を発症する新たなマウス
の作成に中部大(愛知県春日
井市)の加藤昌志(かとう・
まさし)教授(環境衛生学)
らが成功し、近く米科学誌に
発表します。加藤教授は、
「世界初の成果。日本や米国
などで患者が増えているメラ
ノーマの発症メカニズムの
解明につなげ、将来の予防や
治療に役立てたい」と話して
います。

ガンは、正常な細胞が良性
腫瘍(しゅよう)から徐々に
悪性に至る「多段階型」と、
一気に悪性になるため治療が
より困難で、発症メカニズム
も謎が多い「デノボ型」に
大別されます。

加藤教授らが今回作成した
のは、デノボ型ガンを発症す
るマウスで、多段階型ガンの
発症マウスは既に作成してい
ました。

加藤教授らは、多段階型が
んの発症マウスで腫瘍が悪性
に至る経緯を調べたところ、
エンドセリン受容体Bと呼ば
れる分子が減少していること
が判明しました。遺伝子操作
でこの分子を減少させると、
良性腫瘍の段階を経ずに悪性
腫瘍が発症しデノボ型発ガン
がみられました。

メラノーマについて解説した

動画です。



 
 
 
 
主要な悪性腫瘍のモデルマ
ウス。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
編集後記

南京虫は、刺されると膨隆
疹ができます。いてもたって
もいられないぐらいの痒みが
襲ってくるようです。共生の
細菌がいなければ生きられな
いとは知りませんでした。ま
さにコロンブスの卵ですね。
メラノーマモデルマウスがで
きたことで治療が一気に加速
する可能性がでてきました。
今後の研究の進展に期待した
いものです。

機体に期待する。笑

 
 
 
 
 
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2015-10-15 05:12:16

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診療マル秘裏話 号外Vol.177 平成27年3月10日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)マスト細胞と好塩基球の活性を抑えるアレルギー抑制策
2)乳酸菌(L・ロイテリ菌等)を用いた夜泣き対策用食品

 
 
 
 
 
 
 
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1】 マスト細胞と好塩基球の活性を抑えるアレルギー抑制策

 
 
 
 
 
大阪大学は2月18日、喘息や、
アトピーなどの皮膚アレルギー
を引き起こすマスト細胞と好塩
基球の活性を抑えるメカニズム
を突き止めたと発表しました。
この研究は、同大大学院医学系
研究科感染症・免疫学講座
(免疫制御学)免疫学フロンテ
ィア研究センターの竹田潔教授
らのグループによるものです。
研究成果は、米科学誌
「Immunity」オンライン版に、
2月17日付けで,公開されていま
す。
今回の研究は、科学技術振興
機構(JST )の戦略的創造研究
推進事業チーム型研究(CREST)
の研究領域「アレルギー疾患・
自己免疫疾患などの発症機構と
治療技術」における研究課題
「自然免疫系を標的とした腸管
免疫疾患の制御技術の開発」の
一環として行われました。大阪
大学、東京大学、東京医科歯科
大学との共同研究です。
近年、患者数が増加の一途を
たどる喘息やアトピーなどのア
レルギー疾患は、血液系細胞で
あるマスト細胞と好塩基球によ
って引き起こされることが知ら
れています。しかしマスト細胞・
好塩基球の活性が普段どのよう
に制御されているかについては、
未解明なままでした。
研究グループは、アレルゲン
によって、活性化されたマスト
細胞・好塩基球で発現が高くな
る酵素、E-NPP3(CD203c)に
着目しました。このE-NPP3を
欠損したマウスを作製しました。
その結果、マスト細胞・好塩基
球が活性化状態になり、皮膚ア
レルギー、食物アレルギー、
喘息が悪化することを見出した
ということです。
また、E-NPP3はアデノシン三
リン酸(ATP) を分解する膜型
酵素であることから、血中ATP
濃度を測定し、ATP のアレルギ
ーへの関与を調査しました。す
ると、アレルゲンで活性化され
たマスト細胞・好塩基球はATP
を分泌し、分泌されたATPが,マ
スト細胞・好塩基球自身をさら
に活性化、アレルギーを悪化さ
せていることが明らかになった
そうです。
さらに、ATP はP2受容体群を
介して細胞に作用しますが、P2
受容体のひとつであるP2X7を
欠損させると、E-NPP3欠損マス
ト細胞・好塩基球の活性は減弱
し、その数も減少したという事
です。
今回の研究成果により、
E-NPP3が,ATP依存性のマスト
細胞・好塩基球によるアレルギ
ー反応を抑えることを明らかに
なりました。研究グループは、
今後、ATP、E-NPP3を標的とし
てマスト細胞・好塩基球の活性
を制御することにより、アレル
ギーの新たな治療薬の開発に繋
がることが期待できると報告し
ています。

好塩基球の知られざる働きに

ついての動画です。



 
 
 
 
 
 
七生報国の意志を報告した。


 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
2】乳酸菌(L・ロイテリ菌等)を用いた夜泣き対策用食品

 
 
 
 
 
スウェーデン系バイオ企業の
バイオガイアジャパン(広島市、
野村慶太郎社長)は、乳幼児向
けサプリメント市場に、参入し
ます。乳酸菌を用いた、夜泣き
対策用食品を輸入し、販売は、
国内に広い販路を持つ、一般用
医薬品・健康食品卸アルフレッ
サ ヘルスケアと独占総代理店
契約を結びました。 今年4月
から小児科医院、薬局などで、
販売します。乳幼児の激しい夜
泣きの軽減は潜在需要があると
みられますが、エビデンスある
有効な方法が国内になく、対策
が求められています。

乳酸菌であるL・ロイテリ菌
をベースとするプロバイオティ
クス液状品を供給します。 親
会社バイオガイア社(ピーター・
ロスチャイルドCEO)が開発
しました。製品名は「バイオガ
イア チャイルドヘルス」です。
アルフレッサ ヘルスケアが今
月ベビー用品販売大手の「アカ
チャンホンポ」に先行供給を行
い、4月から販売パイプを持つ
小児科医院、薬局、ドラッグス
トアを通じ全国展開します。
初年度販売計画として、6万本
以上を見込んでいます。

同乳酸菌は母乳、腸内に含ま
れる安全な微生物ですが、食生
活の変化やストレス環境の多い
先進国で乳酸菌含有量が少なく
なっているともいわれています。
乳幼児の激しい夜泣きは欧米で
「コリック」と呼ばれ、あやす
だけでは泣き止みません。判断
基準は健康で他に問題がないに
もかかわらず、1日合計3時間
以上号泣するなど定義がありま
すが、日本では疾患と位置付け
ていません。

開発元のバイオガイア社では、
カロリンスカ医科大学、イタリ
アの小児科病院と共同研究し、
コリックの原因が乳児期の腸内
細菌のバランス形成不全による
激しい腹痛(乳児疝痛)である
ことを突き止めました。 また
乳児90人にL・ロイテリ菌摂取
試験を行い、28日間続けると、
摂取乳児の夜泣き時間が4分の
1(1日50分以下)に短縮す
ることを確認しました。エビデ
ンスを揃え欧米で先行販売し、
夜泣き対策のデファクトスタン
ダードになっています。

国内で乳幼児の夜泣きに関わ
る悩みは、ネット上で毎月約20
万件に上ります。サプリとして
需要が見込めると判断し、「乳
幼児を夜泣きから解放し、親子
双方のクオリティ・オブ・ライ
フ(QOL)を高めたい」
(野村慶太郎社長)と話してい
ます。

腸内細菌のバランスが悪いのが

原因であれば、焼石に水のような

気もしますが、夜泣き対策を解説

している動画です。



 
 
 
 
 
 
会報を開放して、解放された。


 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
編集後記

近年、患者数が増加の一途を
たどる喘息やアトピーなどのア
レルギー疾患は、血液系細胞で
あるマスト細胞と好塩基球によ
って引き起こされることが知ら
れていましたが、マスト細胞・
好塩基球の活性が普段どのよう
に制御されているかについて
具体的に解明されたのは、素晴
らしいと言わざるを得ません。
乳幼児の激しい夜泣きは欧米
で「コリック」と呼ばれ、あや
すだけでは泣き止まないという
ことすら知りませんでした。
ましてや、コリックの原因が乳
児期の腸内細菌のバランス形成
不全による激しい腹痛(乳児疝
痛)であることなど考えも及び
ませんでした。素晴らしい発見
で、具体的に解決法が提示され
ているのも秀逸であると思いま
す。

成魚の販売を制御する。笑

 
 
 
 
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診療マル秘裏話 号外Vol.176 平成27年3月9日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)遺伝病である家族性自律神経失調症の治療薬候補化合物を発見
2)65歳未満で発症する、若年性認知症の当事者との意見交換会

 
 
 
 
 
 
 
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1】 遺伝病である家族性自律神経失調症の治療薬候補化合物を発見

 
 
 
 
京都大学は,2月17日、同大医
学研究科の萩原正敏教授らの
研究グループが、科学技術振興
機構等から支援を受け、東京大
学、東京医科歯科大学と共同
研究を行い、ユダヤ人に多い
遺伝病である家族性自律神経失
調症の治療薬候補化合物を発見
したと発表しました。この研究
成果は、米国科学アカデミー
紀要「PNAS」の電子版に2月9日
付で掲載されています。
DNAは、 細胞内において主に
タンパク質の設計図としての
機能を果たします。タンパク質
が作られる過程は大きく二つの
ステップから成っていますが、
まず、1 つ目のステップで設計
図からそのコピー(mRNA)が作
られ、2 つ目のステップで、
そのコピーを元にタンパク質が
作られます。設計図の情報は、
DNA上でイントロンという介在
配列によって、分断されている
ため、一つ目のステップにおい
て、このイントロンを除いて、
意味のある部分を繋ぎあわせる、
スプライシングという過程が、
重要な役割を果たしているそう
です。
家族性自律神経失調症は、
IKBKAP遺伝子のイントロンにあ
る,1塩基変異により同遺伝子に
スプライシング異常が生じ、正
しい設計図コピーおよびタンパ
ク質が作られなくなることで、
発症します。研究グループは、
DNAに疾患を起こす変異を持っ
ていても、正しくスプライシン
グを起こさせる活性を持つ低分
子化合物を発見しました。この
化合物を患者さん由来の細胞に
投与すると、変異を持っていて
も正しい設計図コピーが作られ、
正常なタンパク質が、作られる
ことがわかったということです。
さらに研究グループは、IKBK
AP遺伝子の機能にも着目しまし
た。世界で初めて、患者さんの
細胞において、IKBKAP遺伝子
産物がtRNA修飾に関与すること
を発見しました。また、前述の
化合物投与により、その機能が
回復することを示したとしてい
ます。
今回の研究により発見された
化合物は、家族性自律神経失調
症の根本的な治療薬となること
が期待されます。また、この
治療戦略は、他の遺伝子疾患に
も応用が可能であることから、
根本的治療法がない疾患の治療
法開発に道を拓く成果であると
研究グループは述べています。

自律神経失調症に効くとされて

いる音楽だそうです。効果の程、

は、保証できません。自己責任

でお聞きになって下さい。



 
 
 
 
 
 
期待の機体に装飾を着たいと
言った。笑

 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
2】65歳未満で発症する、若年性認知症の当事者との意見交換会

 
 
 
 
 
 
厚生労働省は20日、65歳
未満で発症する若年性認知症の
当事者との意見交換会を東京都
内で開きました。 「なぜこの
年齢で発症してしまったのか」。
本人や家族は、発症初期に支援
が受けられずに絶望状態に陥る
心情を吐露し、仕事など生きが
いを感じられる居場所づくりの
必要性を訴えました。

政府が1月に決定した認知症
対策の国家戦略で「若年性認知
症の施策強化」「本人や家族の
視点の重視」が明記され、意見
交換会もその一環です。厚労省
は今後の政策に生かすとしてい
ます。

意見交換会には50~60代
の当事者6人のほか家族や支援
者が参加しました。厚労省に加
えて都道府県の職員らも話を聞
きました。

若年性認知症について解説して

いる動画です。



 
 
 
 
 
 
意見交換会で好感を得る。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
編集後記

ユダヤ人に多い遺伝病である
家族性自律神経失調症の治療薬
候補化合物を発見と発表された
ことは、遺伝病に苦しむ患者さ
んにとって、福音となることで
しょう。高齢になってから認知
症を発症するならともかく若年
で発症してしまった患者さんと
その家族は、本当に絶望状態に
陥る心情は、良く理解できます。
発症初期に支援が受けられる
方向で考えて頂けたら幸いです。
高齢の認知症の方の高速道路の
逆走や列車事故に関する民事の
訴訟で、認知症の家族の人の
責任を問う判決が出ているよう
です。あまりにも非情な判決と
言わざるを得ない部分があると
私は、考えています。一方精神
疾患の患者さんは、電話をかけ
る自由が認められており、その
結果、生じた損失について家族
が補償するということは、ない
と聞いています。少し不公平で
はないかと私は、考えています。

歩哨に立って安全を補償する。


 
 
 
 
 
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2015-10-13 20:09:08

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診療マル秘裏話 号外Vol.175 平成27年3月8日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)嗅細胞は、新生から14日間ほど匂い情報の入力がないと細胞死
2)国立循環器病センターが「創薬オミックス解析センター」設置

 
 
 
 
 
 
 
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1】 嗅細胞は、新生から14日間ほど匂い情報の入力がないと細胞死

 
 
 
 
匂いを感知する嗅細胞は、
新生から14日間ほど匂い情報の
入力がないと細胞死します。
東京大学の研究グループがマウ
スを使った実験で発見しました。
「臨界期」と呼ばれる刺激を通
じ生体機能習得に効果的な時期
があり、この時期に神経回路に
組み込まれます。 この結果、
敏感に匂いを感知するセンサー
技術の開発や嗅覚障害に対する
新たな知見が得られました。

嗅細胞は神経回路に組み込ま
れ、匂い情報を脳に伝える働き
を担っています。 古くなった
細胞は死滅し、再生を繰り返し
ます。東大医学部付属病院耳鼻
咽喉科・聴覚音声外科の山岨
達也教授、菊田周助教の研究グ
ループは新生嗅細胞が神経回路
に組み込まれていく仕組みの
解明に取り組みました。

嗅毒性物質を成獣マウスに
投与し、鼻の奥の鼻腔上部皮膚
である嗅上皮から嗅細胞をすべ
て除去しました。その後に産生
される新生嗅細胞だけができる
ように条件を整えました(嗅細
胞は28日間で再生される)。
この新生嗅細胞が既存神経回路
へ組み込まれる過程で匂い情報
の入力がどのように関わるのか
観察しました。

新生嗅細胞だけの条件のもと、
片鼻を閉じ、閉じていない片鼻
と細胞数を比較したところ、閉
じている片鼻では細胞数が減少
していました。また閉じていた
片鼻では神経活動も減少してい
ました。これは新生された未熟
な嗅細胞が、成熟した嗅細胞に
分化し、機能的に神経回路に組
み込まれていくのに匂い情報の
入力が必要なことを示唆してい
ます。

どの程度の期間に、嗅細胞の
生死を分けるかを調べると、匂
い情報の入力が7~14日ない
と成熟できずに細胞死していま
した。細胞死を抑制する薬剤を
この期間内に投与すると嗅細胞
数が回復しました。この結果、
嗅細胞は生死の決まる臨界期を
持ち、この時期に嗅細胞が神経
細胞との接合部位シナプスを
形成し、既存の神経回路に組み
込まれることも分かりました。

慢性鼻炎や花粉症により、匂
いが感じにくくなるのは嗅上皮
の嗅細胞が障害を受けることが
一因と考えられています。微量
な匂いを嗅ぎ分ける、センサー
技術のカギになるほか、治療法
のない嗅覚障害に対する、匂い
刺激によるリハビリテーション
の開発に役立つと期待されてい
ます。米神経学会誌「ジャーナ
ル・オブ・ニューロサイエンス」
電子版に公開されました。

ここ一番、臭いで集中力を高める

方法(アロマテラピー)に関する

動画です。



 
 
 
 
 
 
九画の字で、嗅覚を表現する。


 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
2】国立循環器病センターが「創薬オミックス解析センター」設置

 
 
 
 
 
国立循環器病研究センターは、
循環器病に対する医薬品や診断
法の開発研究のため「創薬オミ
ックス解析センター」を設置し、
4月1日から本格稼働させます。
生体内のあらゆる分子を網羅的
に解析する、オミックス解析を
集中して実施できる体制を構築
しました。 患者さんから採取
した組織、血液、臨床情報を
活用し、創薬標的となる遺伝子
や蛋白質、変動する生体化合物
を発見し、医薬品など、ライフ
サイエンス分野のイノベーショ
ンにつながる取り組みを推進し
ます。

創薬オミックス解析センター
は機器や専門家をまとめて配置
し、多種類のオミックス解析を
行います。生体の中にある分子
全体を網羅的に調べるオミック
スでは、遺伝子の網羅的な発現
情報であるトランスクリプトー
ムや、細胞内蛋白質を調べるプ
ロテオーム、代謝物を対象とす
るメタボロームなど、さまざま
な解析情報から得られるデータ
を統合し、分子のネットワーク
や細胞内で働く相互関係に関わ
るパスウェイを導き出し、生命
現象や疾患発症の仕組みを解き
明かします。センター長には同
研究センターの、南野直人分子
薬理部長が就任します。

循環器病の原因遺伝子や蛋白
質の大部分が不明であり、心臓
や血管、血液の中で変化する
分子を網羅的に調べ記録する事
が医薬品開発に不可欠として、
疾患によって変化する遺伝子や
蛋白質を個人レベルまで、掘り
下げて見つけ病気との因果関係
を明らかにします。この成果を
積み重ねて、医薬品や診断法の
開発、及びオーダーメード医療
の実現を目指します。

同研究センターでは、昨年冬
に最先端の解析装置である第3
世代シーケンサーの導入を行う
など、機器類の充実化を図って
きました。遺伝性致死性不整脈、
脂質代謝異常症、大動脈疾患等
の解析を行ってきましたが、新
しいセンターの設置により心筋
症等対象を拡大する予定だそう
です。

アマゾン河流域の天然物からの

創薬に関する動画です。



 
 
 
 
 
 
各題について拡大解釈する。


 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
編集後記

匂いを感知する嗅細胞は、
新生から14日間ほど匂い情報の
入力がないと細胞死することが
判明したのは、素晴らしい発見
であると考えています。しかし
さらに、もう一歩踏み込んで、
微量な匂いを嗅ぎ分ける、セン
サー技術のカギを確定するほか、
治療法のない嗅覚障害に対する、
匂い刺激によるリハビリテーシ
ョンの開発等につなげてほしい
と思います。「創薬オミックス
解析センター」が稼働すること
で、疾患によって変化する遺伝
子や蛋白質を個人レベルまで、
掘り下げて見つけ病気との因果
関係を明らかにして、医薬品や
診断法の開発、及びオーダーメ
ード医療の実現を達成して欲し
いと思いました。

殷が滅んだのは、因果応報と
言う人が多い。笑

 
 
 
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診療マル秘裏話 号外Vol.174 平成27年3月7日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)立体構造からCYLDが、ポリユビキチン鎖を切断する方法を解明
2)病気や高齢化などに伴う筋萎縮の予防や改善に役立つ研究結果

 
 
 
 
 
 
 
 
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1】 立体構造からCYLDが、ポリユビキチン鎖を切断する方法を解明

 
 
 
 
 
東京大学と科学技術振興機構
は2 月17日、同大学放射光連携
研究機構の深井周也准教授らの
研究グループが、ガン抑制タン
パク質CYLDと、免疫応答の促進
に関与する,2種類のポリユビキ
チン鎖とが結合した状態の立体
構造を決定し、CYLDがポリユビ
キチン鎖を切断する方法を解明
したと発表しました。
ポリユビキチン鎖とは、ユビ
キチンと呼ばれる、小さなタン
パク質が細胞内でいくつもつな
がったもので、そのつながり方
の違いによって、制御される
生体反応は異なります。このつ
ながり方は、ユビキチンが次の
ユビキチンとどの場所でつなが
るかによって異なり、8 種類の
つながり方があります。
このうち、先頭のメチオニン
(Met1)でユビキチン同士がつ
ながったポリユビキチン鎖や、
63番目のリジン(Lys63)で,つ
ながったポリユビキチン鎖は
、CYLDにより適切に切断されな
ければ、過剰な免疫応答を引き
起こし、腫瘍形成や細胞のガン
化へと進展することが知られて
います。
しかし、Met1と、Lys63 とで
つながったポリユビキチン鎖で
は、その構造は異なり、CYLDが
双方をどのように区別して認識
し、切断しているのかは不明で
した。
今回、深井准教授らは、CYLD
とMet1でつながったポリユビキ
チン鎖とが結合した状態の立体
構造および、CYLDとLys63 でつ
ながったポリユビキチン鎖とが
結合した状態の立体構造を決定
することで、CYLDがそれぞれの
ポリユビキチン鎖に対応して、
構造を変化させて、ポリユビキ
チン鎖を切断していることを明
らかにしました。
今後、8 種類存在するポリユ
ビキチン鎖を生命がどのように
識別しているのかを明らかにす
ることで、ポリユビキチン鎖の
機能について理解を深めること
ができるそうです。また、今回
の成果は、免疫応答や炎症反応、
腫瘍形成、細胞のガン化を解明
する今後の研究に役立つと研究
グループは述べています。

ガン抑制遺伝子p53に関する動画

です。



 
 
 
 
幸造さんが発見した構造。笑

 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
2】病気や高齢化などに伴う筋萎縮の予防や改善に役立つ研究結果

 
 
 
 
理化学研究所は2 月17日、マ
ウスの筋芽細胞内の小胞体を
観察し、小胞体内カルシウム
濃度の低下が骨格筋形成前に起
こり、筋分化のシグナルとして
働くことを見いだしたと発表し
ました。この研究結果は、同研
究所の中野生体膜研究室の中西
慶子元協力研究員(現 理研
小林脂質生物学研究室協力研究
員)、森島信裕元専任研究員(
現 理研小林脂質生物学研究室
専任研究員)らによる成果です。
研究チームは、筋芽細胞が融合
し筋肉が作られる過程の小胞体
を蛍光標識して観察しました。
その結果、小胞体が、部分的に
変形して球やリング状に見える
特殊な構造(SARC体)が一時的
にできることを発見しました。
このSARC体を解析すると、小
胞体内のカルシウムの濃度が
低下すると生じることが分かっ
たということです。
また、小胞体からカルシウム
を放出する出口となっているカ
ルシウムチャネルをふさぎ、カ
ルシウム濃度の低下を防ぐと、
SARC体はできず、小胞体ストレ
スも見られなくなり、筋芽細胞
の融合が起こらなくなりました。
これは、筋肉を作る過程の進行
には、小胞体のカルシウム濃度
の低下が必要なことを示してい
るそうです。
一方で筋肉の収縮は、カルシ
ウムが、小胞体から出入りする
ことで制御されていることも分
かっています。つまり、小胞体
内のカルシウムは、筋肉を動か
しているだけではなく、筋肉を
作るためのシグナル発信にも関
わっていると結論付けられます。

筋分化過程において、あらか
じめプログラムされたカルシウ
ム枯渇が、起こるメカニズムを
解明すれば、筋分化の制御機構
がより詳細に理解でき、さらに
筋芽細胞内の小胞体内カルシウ
ム濃度を人為的にコントロール
することができれば、筋芽細胞
の融合を促進させて筋肉作りの
効率を上げることにつながりま
す。研究グループは今回の発見
について、病気や高齢化などに
伴う筋萎縮の予防や改善にも役
立つ可能性があり、今後に期待
が持てるとしています。

小胞体とゴルジ体について解説

している動画です。



 
 
 
 
 
 
筋芽細胞内で菌が死んだ。笑

 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
編集後記

ガン抑制タンパク質CYLDと、
免疫応答の促進に関与する,2
種類のポリユビキチン鎖とが
結合した状態の立体構造を決定
し、CYLDがポリユビキチン鎖を
切断する方法を解明できたとい
うのは、素晴らしい発見である
と思います。 今回の成果を、
免疫応答や炎症反応、腫瘍形成、
細胞のガン化を解明する今後の
研究に役立てて欲しいものです。
マウスの筋芽細胞内の小胞体
を観察し、小胞体内カルシウム
濃度の低下が骨格筋形成前に起
こり、筋分化のシグナルとして
働くことが分かったのは有意義
な研究であると考えています。
是非、病気や高齢化などに伴
う筋萎縮の予防や改善にも役
立てて欲しいと思います。

筋萎縮の予防を呼ぼう。笑

 
 
 
 
 
 
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診療マル秘裏話 Vol.518 平成25年11月7日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次
1) 抗精神病薬ピモジド投与で,ステロイド抵抗性消失
2)アデイポネクチン受容体を活性化する低分子化合物

 
 
 
 
 
 
 
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1】抗精神病薬ピモジド投与で,ステロイド抵抗性消失

 
 
 
 
理化学研究所は10月25日、
重症喘息マウスに抗精神病
薬ピモジド(商品名オーラ
ップ)を投与することで、
ステロイド抵抗性を消失さ
せることができたと報告し
ました。

理研統合生命医科学研究セ
ンターの子安重夫氏らと、
慶應義塾大学や東海大学と
の共同研究での成果です。

喘息患者の5-10%はステ
ロイド抵抗性を獲得し、
重症喘息となります。気道
で作られる、IL-33や,その
刺激で活性化するナチュラ
ルヘルパー(NH)細胞が重
症化に関連していると推定
されていました。 今回、
研究グループはステロイド
抵抗性とNH細胞に着目し、
マウスを用いて実験を行い
ました。

研究グループは、まずス
テロイドがNH細胞に、どう
作用するか確認しました。
ステロイドがNH細胞の死滅
を促すことで気道の炎症を
抑えていることが分かりま
した。重症喘息のマウスで
は、ステロイドを投与して
もNH細胞の死滅が起きてい
ませんでした。

続いて、研究グループは、
NH細胞の死滅を防ぐ原因を
見つけるため、15種類のサ
イトカインを検証しました。
TSLP(thymic stromal
lymphoprotein )という蛋
白質が存在する場合に限り、
ステロイドを投与してもNH
細胞が死滅せず抵抗性獲得
につながることを見いだし
ました。 TSLPはNH細胞内
のStat5 という転写因子を
活性化し、死滅をふせいで
いました。

そこで、ステロイド抵抗
性喘息のマウスに、Stat5
阻害薬として、ピモジドを
投与したところ肺のNH細胞
が減少し、炎症を抑える事
に成功しました。ピモジド
は、統合失調症や小児自閉
症で適応を得ている承認薬
です。研究グループは今後、
ヒトの重症喘息患者での
効果や安全性を確認し臨床
応用につなげたいという事
です。

気管支サーモプラスティー

という治療の経験者の動画

です。



 
 
 
 
全速力で、ステロイド抵
抗性喘息を制圧することが
望まれます。笑

 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
2】アデイポネクチン受容体を活性化する低分子化合物

 
 
 
東京大学医学部付属病院
の門脇 孝教授、山内敏正
講師、理化学研究所、筑波
大学の研究グループは、メ
タボリックシンドロームや
2型糖尿病の改善に作用を
持つ化合物の発見に成功し
ました。マウスの実験を通
じ確認されました。

脂肪細胞から分泌され、
抗糖尿病効果等がある善玉
ホルモンのアディポネクチ
ンに似た物質で、アディポ
ネクチン受容体を活性化し
て、改善させることが分か
っています。内科疾患など
により、運動や食事制限の
難しい患者さんに対する大
学発の内服による治療薬と
して開発の進む可能性が、
非常に高くなっています。

同研究成果は、10月31日
付の英科学誌「ネイチャー」
電子版に発表しました。

今回、発見したのは低分
子化合物で、600万種類
以上の化合物の中からスク
リーニングを行いました。
アディポネクチンと同じ様
に抗生活習慣病のキー分子
といわれているアディポネ
クチン受容体を活性化しま
す。

研究グループは、高脂肪
食を与えた2型糖尿病モデ
ルのマウスに、同化合物を
投与したところインスリン
抵抗性と耐糖能低下が改善
することが分かりました。
また生活習慣病により短く
なる寿命についても、延命
することを確認しています。

アディポネクチンを増やす

食事についての動画です。



 
 
 
 
 
定価の低下が低価を招く。


 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
編集後記

ステロイド抵抗性を既存
の薬で抑えることができた
のは、画期的発見といえま
す。 喘息だけではなく、
潰瘍性大腸炎などにもステ
ロイド抵抗性は認められて
います。ステロイド抵抗性
を示す疾患すべてに有効か
どうかぜひ早急に調べて欲
しいと思います。アデポネ
クチン受容体を活性化する
ことで、メタボリックシン
ドロームや、2型糖尿病の
改善に作用するならば本当
に、これも画期的発見とい
えるでしょう。後は、臨床
試験を重ねて、製品化して
頂くことが望まれますが、
マウスは、物言わぬので、
人間だけに発現する副作用
がないことを祈ります。

 
アデポネクチン受容体発現
を促す発言。笑

 
 
 
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目次
1) アルツハイマー 病の進行抑制が期待されるポリフェノール成分
2) ペプチドと組み合わせた、副作用のない抗ガン剤

 
 
 
 
 
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1】 アルツハイマー 病の進行抑制が期待されるポリフェノール成分

 
 
 
 
ピーナツの渋皮にアルツ
ハイマー病の進行抑制が
期待されるポリフェノール
成分が豊富に含まれている
ことが古川昭栄・岐阜薬科
大学教授(神経科学)らの
グループの研究でわかりま
した。マウスを使った実験
で有効性が確認されており、
研究成果を11月26日に
岐阜市内のホテルで開かれ
る同大の研究講演会で発表
します。

研究を行ったのは、古川
教授と特殊高機能性化学品
メーカー「岐阜セラツク製
造所」の森大輔主任研究員
ら4人です。アルツハイマ
ー病は、脳内に神経細胞の
機能低下を引き起こすアミ
ロイドベータ蛋白質が蓄積
されるのが原因とされてい
ます。

古川教授らはアルツハイ
マー病の治療方法を研究す
る中で、老化やストレス等
で、脳の機能を正常に保つ
のに、必要な蛋白質(神経
栄養因子)の機能が低下し
たり産出量が減ったりして、
記憶力が衰えることに注目
しました。神経栄養因子の
機能を高める効果のある
植物成分を探していました。

野菜や果物など60種類
の成分を調べた所、中国で
不老長寿の豆と呼ばれるピ
ーナツの渋皮に、含まれる
ポリフェノールに神経栄養
因子と類似の働きがある事
を確認しました。アミロイ
ドベータ蛋白質をマウスの
脳に投与してアルツハイマ
ー病の状態を引き起こし、
渋皮から抽出したポリフェ
ノールを食べさせると、食
べさせないマウスよりも
記憶力が高く保たれること
が判明しました。

ただ何故ピーナツの渋皮
のポリフェノールだけに
神経栄養因子とよく似た働
きがあるのかは分かってい
ないということです。古川
教授は「神経細胞が活性化
するメカニズムを解明する
のが今後の課題。予防薬と
して活用できるように努力
したい」と話しています。

ピーナッツの渋皮に含まれる

レスベラトロールに関する動画

です、



 
 
 
 
 
 
印紙の高くなる因子。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
2】ペプチドと組み合わせた、副作用のない抗ガン剤

 
 
 
浜松医科大(浜松市)
は11月22日、副作用を
軽減させる抗ガン剤開発を
進め、動物実験で効果が得
られたと発表しました。
今後、臨床試験に入り、実
用化を目指します。

研究グループの杉原一広
准教授によると、悪性腫瘍
(ガン)は1~2ミリ以上
になると、栄養を取り込む
ため「新生血管」を生じさ
せる性質があるということ
です。グループは、アミノ
酸がつながってできる「ペ
プチド」の一種が新生血管
に集まりやすい特性を発見
しました。新生血管だけに
薬が運ばれるよう、ペプチ
ドと組み合わせた抗ガン剤
を開発しました。

同大が、米サンフォード
バーナム医学研究所と行っ
た共同研究で、この抗ガン
剤をガン細胞を持つマウス
に投与したところ、従来の
約40分の1の量で、19
日目にガン細胞がほぼなく
なり、副作用は全く認めら
れなかったということです。
成果は、米科学アカデミー
紀要(電子版)に発表され
ます。

動脈塞栓術に関する動画

です。



 
 
 
 
 
 
新生血管を攻撃する、抗
ガン剤を申請する。笑

 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
編集後記

沖縄のお年寄りが長寿で
ある原因もピーナッツを皮
ごと食べることによるとい
うことを聞いたことがあり
ます。確かテレビの番組で
やっていたと記憶していま
す。これも早く製品化して
欲しいものです。副作用の
ない抗ガン剤の開発は、
現状のガン治療を鑑みると
急務であることが、分かり
ます。ペプチドと組み合わ
せるだけでこうした副作用
のほとんどない抗ガン剤を
開発できるなんて夢のよう
な話です。ドラッグデリバ
リーシステム(DDS )とい
う薬を患部に運ぶシステム
の研究は、もっと深くなさ
れてしかるべきだと認識し
ました。こうした薬につい
ては臨床試験が終わり次第、
現状の医療現場ですぐ使え
るように厚労省も取り計ら
ってもらいたいものです。

幹部の患部を指摘した。


 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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2015-10-09 20:27:53

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診療マル秘裏話 Vol.318 平成22年1月7日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次
1)  短時間の運動でも脳が活性化
2) 細胞内の、物質の運搬メカニズム

 
 
 
 
 
 
 
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不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 短時間の運動でも脳が活性化

 
 
 
 
 
たった10分間の軽いジョギング
で頭がスッキリする-。筑波大と
農業・食品産業技術総合研究機構
などの研究チームは12月22日、短
時間の適度な運動が脳の認知機能
を向上させる仕組みを解明したと
発表しました。成果は12月16日付
の、米科学誌ニューロイメージに
掲載されました。

筑波大によると、これまで長時
間の適度な運動が脳を活性化させ
ることは「常識」として知られて
いましたが、短時間でも脳が活性
化することが科学的に裏付けられ
たのは初めてということです。

同大の征矢英昭(せいや・ひで
あき)教授は「メタボ対策だけで
なく、健康な人でも昼休みにちょ
っとした運動をすることで集中力
が高まる」と話しています。

征矢教授によると、研究は19
~24歳の男女計20人を対象に
実施されました。 50%の力で
自転車をこぐ「中強度」の運動を
10分間した後、脳の活動を画像
化する装置で測定すると、全員で
左脳の前頭前野の一部の血流が、
増加し情報処理などの能力が向上
したということです。

短時間の運動で、チョコレートの

摂取量が減るのは、頭がすっきり

して、理性的になるからでは、ない

でしょうか?



 
 
 
 
 
運動は短時間でも、長時間でも
脳はノーと言わない。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
2】 細胞内の、物質の運搬メカニズム

 
 
 
 
細胞内に張り巡らされた細い管
の上を、2本足で歩くようにして
様々な物質を運ぶ蛋白質「キネシ
ン」の“荷台”になる蛋白質を、
大阪市立大の広常真治教授と山田
雅己講師らが発見しました。

物資をうまく運べないために起
きる神経の変性疾患や発ガンのメ
カニズム解明に貢献する成果とい
われています。欧州分子生物学
機構の学術誌(電子版)で発表し
ました。

細胞内では、中心部から放射状
に伸びる「微小管」が、生命維持
に必要な蛋白質などを運ぶ道にな
ります。運搬役には、中心から外
向きに歩くキネシンと、細胞周辺
部から内向きに歩く「ダイニン」
があり、どちらも一方通行です。
ちょうど電車の上り下りのように
動くことで、物資をスムーズに行
き渡らせる仕組みと考えられてい
ます。

キネシンは使い捨てですが、ダ
イニンは何度も使われます。ただ、
内向きにしか歩けないダイニンが
中心に達した後、どのようにして
再び外に移動するのか謎でした。

広常教授らはキネシンの荷台を
発見しました。 この荷台にダイ
ニンを道の切れ端ごと載せ外向き
に運ぶことを突き止めました。
この荷台でほかにも様々な蛋白質
や細胞小器官などを運んでいる事
も分かりました。広常教授は「互
いに逆向きにしか歩けない運搬役
が、これほどうまく協調して動い
ているとは驚き。今後は荷の積み
下ろしを解明したい」と話してい
ます。

モーター蛋白質に関する動画です。



 
 
 
 
 
協調した動きが強調された。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
編集後記

短時間の運動で脳の機能がアッ
プするなら、通勤や昼休みの時間
に身体を動かす事は有用でしょう。
時間がない人でも、継続して短
時間の運動を行うことは決してで
きないことではありません。私も
実行しています。細胞内の物資の
運搬経路が明らかになるとこれを
応用して神経難病やガンの治療が
すすむことを期待しています。

精巧な運搬システムの研究を
成功させる。笑

 
 
 
 
 
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2015-10-08 11:39:52

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診療マル秘裏話 号外Vol.173 平成27年3月6日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
目次

1)神経毒素が腸管から体内に取り込まれる機構を解明
2)動物精子幹細胞の新しい自己複製メカニズムを発見

 
 
 
 
 
 
 
 
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1】 神経毒素が腸管から体内に取り込まれる機構を解明

 
 
 
大阪大学微生物研究所と理化
学研究所の研究グループは、
重篤な食中毒を引き起こすボツ
リヌス菌が産生する神経毒素が
腸管から、体内に取り込まれる
機構を解明しました。この毒素
は分子量の大きな蛋白質で複合
体を形成しています。同複合体
を構成する無毒成分と腸管上皮
の細胞の膜蛋白質が結合、毒性
を保ちながら血中に取り込まれ
ていました。ボツリヌス食中毒
の予防、治療法の開発につなが
ることが期待されます。

マウス腸管を使った実験で、
ボツリヌス菌が産生するA1型
神経毒素を投与し、毒素の局在
を観察しました。この結果、主
な侵入経路は、腸管上皮中のM
細胞が体内への侵入部位で、A
1型毒素の複合体を構成する無
毒成分ヘマグルチニン(HA)
と腸管上皮にあるM細胞が発現
する、膜蛋白質GP2との結合
が引き金となることが分かりま
した。

これまで、ボツリヌス毒素が
毒性を保持しながら、どのよう
に腸管から血中に移行するかは、
不明でした。また、この分子量
の大きい蛋白質の吸収機構は、
今後、新しい経粘膜薬物輸送シ
ステムや経粘膜ワクチンへ応用
できる可能性もあるということ
です。

新種のボツリヌス毒素が高い致死

性をもつことを示した動画です。



 
 
 
 
 
以降に移行した分子。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
2】「動物精子幹細胞の新しい自己複製メカニズムを発見

 
 
京都大学は2月13日、同大医
学研究科の篠原隆司教授らの
研究グループが、精子幹細胞の
新しい自己複製メカニズムを
発見したと発表しました。この
研究成果は、米科学誌「Stem
Cell Reports」に2月12日付で
掲載されています。
精子幹細胞は、精細管の中で
体細胞分裂を行っている、精原
細胞の一部分の細胞で、生涯に
わたり精子を作り続けます。
精子幹細胞の自己複製分裂は、
精巣の体細胞である、セルトリ
細胞から分泌されるグリア細胞
株由来神経栄養因子(GDNF)が
担っていると、これまで考えら
れていました。
このことを踏まえ、研究グル
ープは2003年にマウスの精子幹
細胞の長期培養法を確立し、
試験管内で大量の精子幹細胞を
得ることに成功しました。こう
して得られた培養精子幹細胞
(GS細胞)を用いることで、
精子幹細胞の生化学・分子生物
学的な解析や遺伝子改変動物の
作成を行うことが可能になりま
した。しかし、GDNF/Ret/Gfra1
を欠損するマウスは、腎臓形成
の異常などにより、生直後に、
死亡することから、その解析が
難しい上、精子幹細胞の欠損が
機能的に確認されていないとい
う問題があったそうです。
そこで全ての幹細胞が、GDNF
に依存していることを確認する
ため、研究グループは、GDNFの
受容体であるRet 遺伝子の変異
マウスに注目しました。組織学
的な解析を行った結果、GDNFに
依存しない幹細胞が精巣内にあ
ることが強く示唆されました。
さらに、GDNF非依存性の細胞
が自己複製能を持つ可能性を
直接調べるために、精巣細胞を、
繊維芽細胞増殖因子(FGF2)の
存在下で培養したところ、GS
細胞とは異なった形のコロニー
を形成する細胞集団(F-SPG)
を得ることができ、GDNFを添加
した場合には、GS細胞と非常に
よく似た形態のコロニーを持つ
細胞集団(G-SPG) を得ること
ができたということです。また、
自己複製分裂のメカニズムを調
べるために細胞シグナル伝達
分子であるMap2k1/2の抑制を行
うと、G-SPG 細胞はその増殖が
抑制されるものの、F-SPG 細胞
は影響を受けないことから、
両者は異なった細胞分裂様式を
持つことが、示唆されたとして
います。
精子幹細胞の自己複製は精子
形成に大きな影響を与えますが、
幹細胞は精巣における割合が極
めて低く、特異的な分子マーカ
ーが存在しないために、幹細胞
存在や異常を検出するのが困難
です。
研究グループは今回の成果に
ついて、ごく少数の幹細胞が、
存在し、その増殖を刺激するよ
うな適当な環境を整えてやる事
で幹細胞を増幅させ精子形成を
再開することができる可能性を
示唆しました。
実験動物を用いて、幹細胞の
増殖要求性をより明確にする事
で、ヒトの精子幹細胞の培養系
の確立もつながり、近い将来、
男性不妊症の治療法の開発や、
遺伝病の発症機序の理解が進む
ことが期待されています。

精子バンクで作られた天才に

関する動画です。



 
 
 
 
 
培養系の確立の確率。笑

 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
編集後記

重篤な食中毒を引き起こすボ
ツリヌス菌が産生する神経毒素
が腸管から、体内に取り込まれ
る機構を解明したことは、偉大
な発見であると思います。今後、
ボツリヌス食中毒の予防、治療
法の開発につながることを期待
したいところです。精子幹細胞
の自己複製は精子形成に大きな
影響を与えますが、幹細胞は
精巣における割合が極めて低く、
特異的な分子マーカーが存在し
ないために幹細胞の存在や異常
を検出するのが困難という状況
の中、精子幹細胞の新しい自己
複製メカニズムを発見したとい
うのは、画期的研究と言えまし
ょう。

特異的な分子マーカーの研究
成果に得意になる。笑

 
 
 
 
 
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